マガジンのカバー画像

#落語・講談 まとめ

534
落語や講談について書かれた記事をまとめていく公式マガジンです!主にハッシュタグ「#落語」「#講談」が付けられている記事を自動で追加し、紹介していきます。
運営しているクリエイター

#タワーレコード

第9回:思い出し笑い「横丁の若様が仕掛人 大銀座落語祭2006」(&ツルコ)

執筆者:&ツルコ 第9回:横丁の若様が仕掛人 大銀座落語祭2006 *intoxicate vol.62(2006年6月発行)掲載 すごかったみたいですね、GWに行われたクラシックのお祭り、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン。第1回めの昨年が驚きの30万人動員だったのが、今年は赤ちゃんから大人まで70万人近くが訪れたそう。すごいぞ! きっかけがあれば、行きたいんだよね、みんな。好きなものならどんどん調べていっちゃうけど、興味はあるんだけどねー、くらいの段階だと、なにかで背

第85回:思い出し笑い「平成を駆け抜けた柳家喬太郎落語生活30周年記念」(&ツルコ)

第85回:平成を駆け抜けた柳家喬太郎落語生活30周年記念*intoxicate vol.142(2019年10月発行)掲載 落語情報誌「東京かわら版」7月号の特集は「僕らと平成の30年、そしてこれから」ということで、平成元年に入門した落語協会の柳家喬太郎、入船亭扇辰、林家彦いちの3人による対談でした。特集の扉ページには、新宿・末廣亭の楽屋で火鉢を前に並んだ二ツ目時代の3人の若い写真と、同じ構図で撮影された現在の写真が並んでいます。どちらも落語を長く撮り続けてきた横井洋司撮影

第82回:思い出し笑い「6人の噺家による全50席!1席5分の落語入門」(&ツルコ)

第82回:6人の噺家による全 50 席! 1席5分の落語入門*intoxicate vol.139(2019年4月発行)掲載  新井浩文に続いて、ピエール瀧までも! 大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺」でいい役どころでしたのに、残念なタイミングすぎる!  ピエール瀧はNHKの「超入門! 落語THE MOVIE」にも出演して落語の登場人物を演じていましたが、噺家役での映画出演もありました。林家しん平が監督した「落語物語」(2011年公開)で、主人公が弟子入りする今戸家

第78回:思い出し笑い「やっぱ志ん生だな!〜暗闇にヘタを着けて世界一のナスを創った伝説の巨人」(&ツルコ)

第78回:やっぱ志ん生だな!〜暗闇にヘタを着けて世界一のナスを創った伝説の巨人*intoxicate vol.134(2018年6月発行)掲載  東京五輪までいよいよ2年を切ったところで、開閉会式のプランニングチームが発表されましたね。狂言師の野村萬斎がこのチームのチーフに選出されたとのことで、一気に高まる期待! 寛斎じゃなくてよかったー。萬斎ゴジラ、出てくれないかしら? あの記憶に残るロンドン五輪の開会式を越える演出、お願いしまーす!  オリンピックといえば、来年の大河

第72回:思い出し笑い「講談界に突如現れたニュースター! 神田松之丞を聞き逃すまじ」(&ツルコ)

第72回:講談界に突如現れたニュースター! 神田松之丞を聞き逃すまじ*intoxicate vol.129(2017年8月発行)掲載 渋谷のユーロスペースで初心者が楽しめる落語会として2014年にスタートした〈渋谷らくご〉(シブラク)は、若い人たちで賑わっているとマスコミなどでも取り上げられる人気の落語会。落語だけではなく、講談や浪曲の高座も聴くことができますが、ここに常連出演している若手講談師の神田松之丞が最近人気急上昇中と評判で、このたび、〈渋谷らくご〉での高座からセレ

第59回:思い出し笑い「笑門来福!うれしい再発3タイトル」(&ツルコ)

第59回:笑門来福!うれしい再発3タイトル*intoxicate vol.114(2015年2月発行)掲載  落語CDのうれしい再発お知らせが! 三遊亭圓歌『中沢家の人々・完全版』、林家木久蔵(現・木久扇)『キクラクゴ』、林家木久扇&木久蔵の『キクキクラクゴ』の3タイトルは、発売当時に関わらせてもらったこともあり、思い入れのある作品。  『キクラクゴ』は2004年リリースで、意外なことにキクちゃんこと木久蔵初となるCDでした。収録は、自身の創作落語で代表作ともいえる2席。

第42回:思い出し笑い「祝・落語家生活30 周年!!!」(&ツルコ)

第42回:祝・落語家生活30 周年!!!*intoxicate vol.97(2012年4月発行)掲載   始まりましたね、春風亭一之輔の真打披露興行。単独昇進ですから、50日もの間トリを務めなければならなくて、大変。 3月21日から始まった興行ですが、意外だったのが、落語協会会長・柳家小三治の出演が連日ではないようで。抜擢真打を誕生させた会長は、新真打についての公式コメントを発表したり、一之輔とツーショットでごあいさつしたりしてましたから、てっきりこの披露興行中は毎日口上

第41回:思い出し笑い「笑いを必要としているところに、進んで届けたい」(&ツルコ)

第41回:笑いを必要としているところに、進んで届けたい*intoxicate vol.95(2011年12月発行)掲載  落語情報誌「東京かわら版」の最新号(12月号)表紙はサンタのコスプレをした立川談春で、昨年12月号の桃月庵白酒サンタを思い出し、えーもう1年経ったのね、としみじみ思ったことでした。2011年も残すところあとひと月ほど。  今年は春に大震災が起こったことで、当たり前のように思っていた平穏が一瞬にして覆されてしまうという現実を経験し、日本にとって忘れられな

第40回:桂文枝復活!

第40回:桂文枝復活!*intoxicate vol.93(2011年8月発行)掲載   来年の夏、上方落語の大名跡がめでたく復活することに! この7月 11日に所属事務所の吉本興業が公表し、その5日後、68歳の誕生日というおめでたい日である7月16日に上方落語協会会長・桂三枝が東京で記者会見を行い、来年の同日に六代・桂文枝を襲名することを改めてご本人から発表しました。  長寿番組「新婚さんいらっしゃい」(もう40年! 最初の頃の新婚さんはルビー婚式ですよ。続いていれば、

第37回:思い出し笑い「今年もSWAから縁起がいいね!」(&ツルコ)

第37回:今年もSWAから 縁起がいいね!*intoxicate vol.90(2011年2月発行)掲載  2011年が始まって、大雪が降ったり、噴火したり、相撲協会がもめたり、国内でも海外でも年明け早々落ち着かないニュースが続いてますが、ささやかでも毎日のなかに「笑門来福」を求めたいものですね。  来福といえば、落語専門【来福レーベル】から、またまた創作話芸アソシエーションSWAの第2弾DVDが出ます! 毎回テーマを決めて、各自が創作した落語を披露しているSWAですが、

第22回:思い出し笑い『落語娘』(&ツルコ)

第22回:『落語娘』*intoxicate vol.75(2008年8月発行)掲載 てっきりNHKの朝ドラ「ちりとてちん」みたいな、女の子が噺家になってしくじったり楽しかったり悩んだり元気になったりって映画なんだろう、って思ってました。だってタイトルが『落語娘』なんですもん。  この夏、公開される映画です。夏ってところがポイントだったんですね。そう、ニッポンの夏といえば怪談ですから。のんきに笑うつもりで観たら、そちらの要素も若干あったんで、予期せぬコワイ思いもしちゃいまし

第71回:思い出し笑い「スーパースター林家木久扇!」(&ツルコ)

第71回:スーパースター林家木久扇!*intoxicate vol.126(2017年2月発行)掲載  自分で自分のことをスーパースターって言っちゃうご存じ林家木久扇のスーパースターなCDが登場です!   このところ、浅草演芸ホールの5月の上席(1日〜10日)の昼の部は、木久扇がトリを務めていて、その昨年(2016年)の高座6席を収録した2枚組。ゴールデンウィークの浅草で、「笑点」の人気者が主任ですから、お客様が毎年楽しみにご来場。その超満員御礼ぶりが、拍手と笑い声の大き

第39回:思い出し笑い「清く、気だるく、美しく」(&ツルコ)

第39回:清く、気だるく、美しく*intoxicate vol.92(2011年6月発行)掲載   お目当ての噺家さんの独演会に行くのも楽しいですが、寄席でのんびりといろいろな落語や色物を楽しむのもいいですよね。寄席に行きたいなと思ったら、寄席のHPやご存知「東京かわら版」で本日の出演者をチェック。東京の寄席は十日(五日の場合もあり)ごとに番組が変わりますが、出演予定の人が都合で出演できないときは代演といって別の芸人さんが出ますので、当日の確認も大事です。今日はだれが出てる

第31回:思い出し笑い「30年前のお宝」(&ツルコ)

第31回:30年前のお宝*intoxicate vol.84(2010年2月発行)掲載  東京は半蔵門のお堀端、国立劇場と最高裁判所が並び立つその裏側に、提灯が灯る演芸場があるのをご存知ですか? よく噺家さんが高座で、「国立劇場の裏手にある納屋のような」なんて失礼なことを言ってますが、国立の演芸場なんです。国立劇場演芸場は、演芸資料館設立の発案から、落語や講談など寄席芸能の保存、普及のための施設として、一九七九年三月にめでたく開場しました。落語協会の分裂騒動があった翌年のこ