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学校の校則・ルール 記事まとめ

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学校の校則やルールづくりにまつわるアイデアやレポート、エッセイなどをまとめるnote公式マガジンです。
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#制服

アオハルと夏、社会と校則

皆さんごきげんよう、ぱんだるまです。 最近noteを眺めていて気になったトピックだったので、気軽さだけを頼りに書いてみることにしました。なかなか長くなってしまいましたが、あまり重く考えずに軽ーく読んでみてくださるとうれしいです。 さて、最初に「校則」の2文字を見て頭に浮かんだのは、以前友達と見に行った『ブラック校則』という映画でした。ストーリーをだいぶざっくりとまとめると、高校生の男の子が、偶然出会った同じ学校の女の子に興味を持ち、その子を苦しめている校則を変えるべく友達

制服のベストが短かったから

高校時代に「今日はカバンの中身の抜き打ちチェックをします」と言われると「めんどくさいなー、何でそんなことするんだろう」と思いながらカバンの中が整理ができていないことを心配していた記憶があります。 私が今「あなたは校則を守るタイプ、それとも守らないタイプ」と聞かれたら、即座に「守るタイプ」と答えます。 前髪の長さやスカートの長さ、靴下の色や履き方などで先生から注意を受けたことがありません。生徒手帳に書かれていることを真面目に守るタイプでした。 私は、規制された枠の中で、が

未来の校則は《自律の歴史書》 (エッセイ)

 制服は一応あるけれど、私服で通学しても「お咎め」はない、という高校に3年通った。生徒手帳にあったのかどうなのか、「校則」箇所を読んだことのある生徒は身近にいなかった。  ただ、噂では、校則はひとつだけ存在し、「下駄通学禁止」だとのこと。「禁止」と言われるとやりたくなるのは人の常で、ある日、裸足に下駄で通学した。  いつものように遅刻して既に1時間目が始まっていたこともあり、油の塗られた木製の廊下を歩く私の足音は、とてつもなく大きく響き渡り、何事かと教室から顔を出す先生や生徒