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一旦読み終えた本

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#言葉

美しい手紙が書きたい。

言葉が出ずに絶句する。もう30年も日本語を使っているのに、そんなことを毎日繰り返している。…

中島 大知
1か月前
5

【読書】「ひとりだと感じたとき あなたは 探していた 言葉に出会う」若松 英輔(著…

言葉をめぐる、若松さんのエッセイ集。 孤立でなく、疎外でもない。人が真の意味で「ひとり」…

中島 大知
5か月前
3

【読書】「世界にひとつだけの本」北阪 昌人(著)

38歳、旅行会社に勤める月原加奈子の物語。 数年前にラジオで知り、そのまま好きになった。 …

中島 大知
7か月前
3

【読書】「文芸オタクの私が教える バズる文章教室」三宅 香帆(著)

意味を的確に伝える味気ない文章ではなく、読者に楽しんでもらうための文章について書かれた一…

中島 大知
7か月前
5

【読書】「震えたのは」岩崎 航(著)

批評家の若松英輔さんが「わたしの単行詩の師匠」と尊敬する人物、岩崎航。 難病の筋ジストロ…

中島 大知
7か月前
4

【読書】「ことばの教養」外山 滋比古(著)

心を伝える言葉が少なくなった。 知識や情報を伝えるものばかりが溢れている。 それぞれが我…

中島 大知
8か月前
3

【読書】「形容詞を使わない大人の文章表現力」石黒 圭(著)

私たちが文章を書くとき、そのほとんどは直感的に言葉を使っている。 つまり、読み手の視点が欠落しているため、伝える言葉を修正したり、文章に一手間加えることがない。 では、私たちの多くが直感的に使う言葉とは何か。 それは、「かわいい」「やばい」「すごい」などの形容詞である。 一見、自分の感情や論理を端的に表した言葉に思えるが、そうではない。 これらの言葉の意味は広く、曖昧で、字義通り自分だけの言葉にすぎないのである。 もちろん、思いや感情、経験は自分だけのものだ。だが

【読書】「言葉の羅針盤」若松 英輔(著)

人生には、開かなければならない扉がいくつかある。 何のまえぶれもなく、経験という扉が突如…

中島 大知
9か月前
7

【読書】「言葉の贈り物」若松 英輔

著者の経験を、愛読する書物とともに見つめ深めたエッセイ集。 水や空気、食べ物がなければ生…

中島 大知
10か月前
6

【読書】「言葉を植えた人」若松 英輔(著)

著者に影響を与えた人物の言葉を拾いつつ、言葉の本質へと迫るエッセイ集。 人は暗闇にあると…

中島 大知
11か月前
5

【読書】「5日間で言葉が思いつかない まとまらない 伝わらない がなくなる本」ひきた…

端的に言えば、「考えなさい」という本。 言葉が 思いつかない まとまらない 伝わらない の…

中島 大知
1年前
5

【読書】「スルーされない人の言葉力」ひきた よしあき(著)

先日動画学習アプリ「Schoo」で著者のことを知り、そのとき視聴したひらがなの解説が面白かっ…

中島 大知
1年前
4

【読書】「花と草の物語手帳」稲垣 栄洋(著)

季節の移ろいを感じさせる草花たち。古来より、人は植物にさまざまな物語を投影してきた。 そ…

中島 大知
1年前
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【読書】「1冊のノートが「あなたの言葉」を育てる」川上 徹也(著)

言葉ついて、一度でも考えたことがあるだろうか。 私たちは毎日当たり前のように言葉を使っている。いや実際は、使えていると思い込んでいる。なぜなら、言葉そのものについて考える人など、ごくわずかしかいないからだ。 言葉そのものについて考えたことがないのに、どうして言葉が使えようか。一見言葉を使えているように見えるけれども、実際は無知な自分がいるだけにすぎない。そんな大事な、私たちが生きていくうえでなくてはならないものを、わたしもこれまで考えてこなかった。これはなんと残念なことだろ