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ニートを楽しむ日記 26日目 4/26水 - 『ガーディアンズオブギャラクシー』観返す

昨日日付が変わるまでAmazonのGWセールでテントを探していたので、7時半まで寝ていた。眠い。

結構な強さの雨。スーパーに行くつもりだったが、断念して家にいることにする。
午前中は、先月読んだ『これからの「正義」の話をしよう』のまとめを一章分進めた。有名どころだけど読んだことなかったのだが、偶然メルカリでセット販売されていたので購入。非常に読みやすく、いい意味で裏切られた。トロッコの話が有名すぎて、そこが議論の軸になるのかと思っていたが、ただのフックにすぎず、哲学史においていかに”正義”が考えられてきたかを、流れを追いながら哲学の潮流を追いながら説明してくれる本だった。名前は知っているけどよくわかっていなかった主義や主義同士の関係性などとても勉強になったので、忘れないうちにまとめておこうと思い、ほとんどしないんだけど今回は1章ずつレジュメみたいにまとめてみようと思う。まとめようと思って読むと、論理展開をより意識するので、定着度合いが違う。同じく先月読んだ『暇と退屈の倫理学』も、まとめたいと思わせてくれる本だった。これもおもしろかったなあ。

午後は掃除をして、図書館で借りたレヴィ=ストロースの『野生の思考』を読む。もちろんマイケル・サンデルや國分巧一郎に比べると難解なんだけど、事例の豊富さが関連性議論の流れをわかりにくくしているだけと気づき、今は事例パート、今は論理展開パート、と意識しながら読むと、そこまで難しくない気がする。平気で事例パートで20ページ進んだりする。
読んでいると昨日の夜更かしがたたって急に睡魔に襲われ耐えられなかったので、1時間ぐらい昼寝。昼寝は滅多にしないのだが。
起きると4時ごろ。一日中暗くて寒くてで、あまり日中という感じがしない一日。活動した気もあまりしない。

なんとなく思いつき、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の1作目を観る。おそらく、もうすぐ3作目の公開なので無意識に観たくなっていたのだろう。アメコミ映画の中でも、たまに観たくなる映画。正直初見の時はそこまで楽しいと思わず、あまり見返そうとも思わなかったんだけど、多分それはそれまでのMCU作品と経路が違ってその差に馴染むのに時間がかかったからだと思うんだけど、改めて観るとまさにジェームズ・ガン。きれいなガン監督とでもいおうか。誰にも期待されていない底辺の負け犬たちが協力して銀河を救う話。そして未見性たっぷりの映像のオンパレード。冒頭の歌いながらの宝探し、人vsエイリアンvsアライグマvs木の絵面、刑務所の脱出法、ポッドvs宇宙船、ザンダー軍の防御網、そして往年ポップスが随所にかかり登場人物の心情を表すおしゃれさ。かっこよすぎる。
DCの1作目の方の『スーサイド・スクワッド』の予告を観たときもそのノリで期待度が凄かったのだけど、本編はそこまで上がらず。ガン監督verの『ザ・スーサイド・スクワッド』も、やはり音楽良かった。MCUで言うと、タイカ・ワイティティ監督のソーの3作目に流れた移民の歌の使われ方もめちゃくちゃかっこよかった。『アイアンマン』の頃から、有名なロックバンドの曲を随所に使ってた、ロックは全然わからないのであまりはまらなかったが、GotGやソーに使われているレベルの曲は洋楽詳しくなくても知っているようなものが多いので、十分テンションが上がる。
音楽好きの主人公スターロードというのは、原作からある要素ではあるんだけど、その調理の仕方がすごく上手だったんだろう。MCUとかアメコミとかというより、1つのスペースSFとして十分おもしろい。好きなMCUは?と聞かれると上がってこないかもしれないけど、好きなSFは?と聞かれたら上がりそう。映画単体で観て勝負できるレベル。
MCUがやっている、原作アメコミを現代的・現実的に再編成して、原作をあくまで原案レベルで使い、その作品を活かして映画作品にし、かつ一連の作品群にしていく手法は本当に見事。キャラの改変とかも含めて見事。日本のアニメや特撮作品を同じような手法で映画化しようと考えると、難しすぎる。日本の場合は、既にキャラや作品のイメージが強すぎるということなんだろうか。懐が浅い。アメコミのキャラは下手すると50年以上描かれ続けてたりするから、キャラの広がり・懐の深さは比べ物にならないんだろうな。

全部観終わる前に蕪ちゃんが帰ってきたので、クライマックスの前で止めて夕飯の準備を始める。クライマックス前ではあるけど、正直そこに至るまでがGotGは面白いので、十分満足。最終バトルも派手でいいんだけど、通常のわちゃわちゃがGotGの良さだと思う。
『インフィニティ・ウォー』では、MCUのビッグ3たちと並んで1つのグループをなしていて、今考えるとこの無名ならず者チームがそこまでの扱いになるっていうのはすごいことなのでは。チーム物、群像劇が好きなので、そういう意味でも私の好みにハマるのかもしれない。全然違う奴ら、最初は敵対していた奴らが協力して仲間になっていく流れは、どのパターンでも熱い。そういう意味ではワンピースも近いか。負け犬たちがチームになって、海軍に目を付けられるレベルの海賊になっていく話。ジェームズ・ガン版のワンピースとか面白いかも。
スーパー戦隊ものもその要素はあるんだけど、遅くとも2-3話のうちに5人揃っちゃうし、大体5人とも同じ格好だし、所属も一緒だったりして、バラバラの寄せ集め感はない。最初から5人で出てくる場合もあるし。その点今期の『キングオージャー』は近い。5話かけてやっと5人揃うけど、まだチームにはなってない。あれは2時間の映画で描いても面白いかもしれない。
こういうチームもの映画の難しい所は、2作目からをどうするか。チームアップのカタルシスはもう使えない。下手に新メンバーの加入とかにすると失敗すると思うんだけど、GotGは2作目を親子・家族の話にもっていったのが上手だった。主人公を掘り下げて、彼と彼の父を描くことで彼への理解が深まるし、チームと彼の信頼度の進化も伝わる。ヒロイン姉妹の仲直りもそこに加わり、親子/姉妹=実の家族 vs 寄せ集めチーム=疑似家族の構図になっている。巧い。1作目でチームアップのカタルシスを描き、2作目は主人公のバックボーンを掘り下げる、というフォーマットは使えそう。そこをまとめてしまう作品もありそうだけど、そこを敢えて分ける。では3作目はどうするか。GotGは来月公開の3作目が完結編と言われている。主人公スターロードは死んじゃうんだろうな。死なないにしても、チームからはいなくなるんだろう。でも、誰かがチームを継いでいく、みたいな感じになるのかな。今まで掘り下げられてこなかったアライグマのロケットがメインで描かれるらしいので、そこも楽しみ。

4月末で正式退社(今までは一応有休消化扱い)なので、保険証を返したり手続をしたりしなければならない。雇用保険の失業手当、受給出来たら月10万ぐらいはもらえるだろうと思うので、そうしたらかなり助かる。職業訓練も興味がある。在宅で何かPCで作る系は特に興味があるんだけど、何作るかは未定。Webサイト?プログラム?動画編集?うーん。でも、今みたいな感じで家で音楽かけながら働けるのって、普通にすごくいいと思うんだよな。夜もできれば働きたくない。ずっと家にいるのは、体にはよくなさそうだけど。あ、だから畑もやればいいのか。じゃあ、朝畑、朝~夕方が在宅的な仕事?フリーランス的なのがいいのかもしれないが、伝手はない。できるのか??まぁゆっくり考えよう。


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