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教採対策コツコツ1問 Q#01 教育心理

 教員採用試験対策記事連載スタート。(我々教員も日々勉強♪)
   毎週月・水・金曜日に問題を1問更新、火・木・土曜日にまとめ図解付き解説したいと思います。

今日は教育心理の問題です。

 発達に関する心理学の研究に携わった人物に関する記述として適切なものは、次の 1〜5のうちのどれか。

1  スキャモンは、全ての個人を動機付ける欲求の階層の概念を発案し、人間の最高の目標は 自己実現であるとした。最初にあるのが欠乏欲求を構成する生理的欲求、安全の欲求、愛情 欲求、自尊欲求の四段階で、高次のレベルには成長欲求があるとした。

2  ハヴィガーストは、表象能力を、動作的表象、映像的表象、言語的・象徴的表象の三つの 段階にまとめ、これらは文化要因によって異なる発達の様相を示すことを実証し、学校など の制度的要因やコミュニケーション活動の道具の獲得などの吟味の必要性を唱えた。

3  マズローは、幼児期から老年期までを六つの発達段階に分け、各段階の発達課題を体系的 にまとめ、老年期の発達課題として、退職や収入の減少に適応することや、柔軟な方法で社 会的役割に適応することを挙げた。

4  コールバーグは、道徳性は、幼児期から思春期、青年期の全体を通じて、前慣習的水準、 慣習的水準、後慣習的水準の三つの水準に分けられ、さらに、それぞれの水準が二つの段階 を持つ構造の、三水準六段階説を唱えた。

5  ブルーナーは、発達に関する数量的なデータについて、年齢や時間経過の関数として発達 曲線をグラフに表し、身体器官の発達のパターンを、リンパ型、神経型、一般型、生殖型の 四つのタイプに分類した。
令和4年度東京都公立学校教員採用候補者選考(5年度採用)より

 人物名と主な研究内容を結び付けて覚えられているかが問われている問題です。
 適切でない4つは、提唱した正しい人物名を思い出せるか、確認してみて下さい。

 明日、ポイントと共に解答を発表します! 

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