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片づけの基本3原則②「初速最大化」の原則  ③「ローコスト管理」の原則

 前回に引き続き、メンタリストDaigoさん「人生を思い通りに操る 片づけの心理原則」から。昨日は、片づけの本来の目的と、基本3原則として挙げられている①「3択」の原則について紹介しました。

 心理学の観点で論理づけされている片づけの考え方、とても参考になります。
 今日は、残り2つの片付けの原則

②「初速最大化」の原則
③「ローコスト管理」の原則

 をまとめてみたいと思います。

②「初速最大化」の原則

 Daigoさんの言う片付けの目的は、「人生の最大化」です。
 やるべきことにとりかかりやすい環境を作り、時間を有効に使う。それを目指すことが、「初速最大化」の原則です。

 やるべきことにとりかかりやすい環境は、

・ 必要なモノが手に取りやすい
・ 手順が少ない

 ことでできます。

 1つ目の「必要なモノが手に取りやすい」これは、行動するために必要なモノが手に取りやすい場所に置いてあることです。
 そして、2つ目の「手順が少ない」は、ある行動に取り掛かるための手順を減らすと、効率的な行動ができ時間が短縮され、効果的に時間が使えるようになるということです。

 そのために、モノを減らすことも必要になってくるのです。

 ここで説明されている「アフォーダンスデザイン」「20秒ルール」についての考え方も、すごく参考になります。

・アフォーダンスと初速最大化

 アフォーダンスとは、「環境が行動を規定している状態」。つまり、その環境に置かれた瞬間に、何の行動を取ればいいかわかるようにしておくことで、さらに初速が上がる、と言うことです。
 読書したい本があれば、前日のうちに机上に本を置いておく(本を選ぶという手間をなくす)ソファーに何も置かず、座った瞬間に昼寝、と決めておく。場所と行動が一発でつながるようにしておくと良いのです。

・20秒ルール

 そして、「20秒ルール」です。
 これは、人間は、とりかかるときに必要な時間を20秒短縮するだけで、それを習慣化できる。逆に、20秒余計に時間がかかるようにするだけで、習慣をやめられるということです。
 あるモノを近くに置いておき、アフォーダンスの考えで配置しておけば物事の習慣化につなげられる。逆に、断ち切りたいものは遠くに置くんですね。(ダイエットの際、手が伸びてしまうお菓子を遠くの棚の高いところにしまっておくなど。)

③「ローコスト管理」の原則

 3原則の最後は、「ローコスト管理」の原則です。
 人生の最大化の観点から言うと、なるべくたくさん捨てる、みたいなミニマリスト的な考えではなく、「管理に手間がかかったり、メンテナンスが面倒なモノを減らすことで、時間を生むことができる」という考え方です。

 Daigoさんがあげる管理コストの高いモノ、それは…「衣類」。
 衣替えの時にいちいち多くの衣類を出し入れする手間。クリーニングに出したり引き取ったり。それにコストもかかる。大事に着ようと思ったらメンテナンスも必要。片づけをするときに、常に「どれだけ管理コストが増えるだろうか」と考えていきましょう。ということです。

 また、管理コストの1つに「固定費」も考えましょうとも述べています。
 例えば、衣類の洗濯のために、我々は

・洗濯機の代金、メンテナンス費用
・洗剤や水道の料金
・洗濯に使う時間

 洗濯代行のサービスを使えば、洗濯して綺麗に畳んで返してくれる、と考えます。時間をお金で買うことで幸福を得るのです。
 身の回りの色々な行動をこんな観点で見直すのも必要なのかもしれません。

 「初速最大化」の原則。自分の身の回りの環境が、もしかしたら自分の普段の行動を決めているのかもしれない。大事な気づき。片付けの大切さが見えてきました。
 「ローコスト管理の原則」。片づけでモノを整理するときの新たな視点を持てました。

 今回もご覧頂き、ありがとうございました🧹

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