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おススメ教育漫画『花もて語れ』【国語・朗読の魅力と奥深さ】

 こんにちは。今日は、自分の部活動の初めての企画への投稿

 です。満を持しての私のおススメ教育書(、というか漫画ですね)の「花もて語れ(BIG SPIRITS COMICS)を紹介したいと思います。

 教員が読むと教育実践の参考になり、子ども達とっては学習の支えになる、圧倒的な良書だと思います。(私は学級文庫用に全巻持っています♪)

・どんなマンガ?

 両親を亡くし地方に住む叔母に引き取られた、小学1年生の佐倉ハナ。引っ込み思案な性格で周囲と打ち解けられなかったが、ある日、ハナは「朗読」をやっていると言う教育実習生と出会う。やがて22歳になったハナが繰り広げる「癒やし系熱血『朗読』ストーリー!!
Amazon 紹介より

 熱血『朗読』ストーリー。なかなかインパクトのある設定です(笑)
 この漫画の監修をされているのが、東百道(ひがしももじ)先生。朗読指導者として活躍されている方です。
 作中では実在の文学作品が登場し、「声に出して文学作品を読むためには、その意味を正確に把握しておく必要がある」という観点から、登場人物が文学作品の意味を読み解いて行き、朗読シーンでその解釈が明かされるという手法を取っています。

全13巻で出てくる作品を挙げてみます。

・ブレーメンの音楽隊(グリム童話)(第0話)
・やまなし(宮沢賢治)(第2 - 6話)
・春と修羅(宮沢賢治)(第7話)
・ぼろぼろな駝鳥(高村光太郎)(第8話)
・花咲き山(斉藤隆介)(第9 - 15話)
・トロッコ(芥川龍之介) (第16話 - 第19話)
・ごん狐(新美南吉) (第20話)
・麦藁編む子の唄(金子みすゞ) (第21話)
・黄金風景(太宰治)(第22話 - 第28話)
・野ばら(小川未明) (第29話 - 第32話)
・おきなぐさ(宮沢賢治) (第33話 - 第48話)
・注文の多い料理店(宮沢賢治) (第38話 - 第60話)
・皿(火野葦平) (第64話 - 第70話)
・ぽっぽのお手帳(鈴木三重吉) (第73話 - 第78話)
・風博士(坂口安吾) (第83話 - 第90話)
・瓶詰地獄(夢野久作) (第91話 - 第100話)
・蜜柑(芥川龍之介) (第103話 - 第109話)
・小さき者へ(有島武郎) (最終話)

・小学校の先生、活用できますよ♪

 小学校教科書での定番、「やまなし」と「ごんぎつね」が入っているのが嬉しくて、知った時に即購入でした。「やまなし」はとにかくイメージさせるのが難しく、訳わからないまま終わってしまう子も『先生も』多いので...。(私も小学校時代そうでした)

 この話で出てくるカニは、兄弟のカニというのは、学習された方は覚えていると思うのですが、2・3歳の小さなカニと、少し大きな5歳くらいのお兄さんガニだろう。というのがこの作品での解釈でした。しっかりこの2匹のこともセリフでかき分けている。気になった方、先生方は必読です。(1巻・2巻です)

 かなりマニアックな本・漫画の紹介でしたが、刺さる方が多いと思います。
 ぜひ読んだ方は感想聞かせてくださいね。
 私はAmazonで一括購入でした。普通の本屋で売っているのはみたことないので、別ルートで探した方が早いかもしれません^^;

 最後に宣伝。
 本日、note大学内に誕生した “note大学 教育・子育て部”についてです。

・note大学教育・子育て部紹介

「子どもが笑顔でみんなも笑顔」

 をキャッチコピーとし、note大学内で、子育てや教育についてみんなで考える活動を行なっています。上の記事を読んで共感頂けたnote大学の皆様は、ぜひコメント下さい。よろしくお願いします!

 本日も、ご覧いただきありがとうございました♪

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