今、もう一度、日航123便はなぜ墜落したのか。

どのメディアもまともに仕事せず。

1985年8月12日の群馬・御巣鷹に墜落した日航123便墜落事故から今年で36年になる。去年は35年の節目の年であり、特集番組なども組まれるかと期待したが、私の知る限りなかった。今年も特に大きな扱いはなかった。コロナコロナ、、五輪五輪、、、。メディアの体たらくが目に余る。こんなバカメディアなら自滅すればいい。

素人目にも明らか。公式説はおかしい。

航空力学なぞ理解できなくても、公式説による事故原因はおかしいといえる。まず、公式説を確認する。公式説は、飛行機後部にある圧力隔壁に何らかの原因で亀裂が入り、それにより起きた急減圧で、垂直尾翼が飛行機内部から破壊されたとしている。もう少し詳しく記載する。飛行機が飛行するような高い高度の空は、地上と異なり気圧が低くなっている。そのため機内は与圧されており、それによって地上と同じ程度の気圧が保たれている。つまり、飛行機は飛行中、機内と機外に大きな気圧差があり、それを圧力隔壁が隔てているというわけだ。圧力隔壁は先述の通り機内後部にあり、そのさらに後ろには垂直尾翼がある。垂直尾翼とはJALでいうなら鶴丸が塗装されている部分のことであり、飛行機の操舵を司る重要なパーツだ。公式説では、123便の後部圧力隔壁に何らかの原因で亀裂が入ったとされる。亀裂が入り、空気の通り道ができるとどうなるか。空気は気圧が高い側から低い側へと流れる性質を持つので、与圧された機内の高い気圧の空気が、低い気圧の機外へ向けて一気に噴き出す現象が起こる。このことを急減圧という。急減圧により一気に吹き出した空気は、圧力隔壁よりさらに後ろにある垂直尾翼を内側から破壊し、それにより飛行機は制御不能になり墜落。これが、公式説により墜落原因とされている内容だ。しかし、これはおかしい。

素人目にもおかしな箇所

しかし、公式説には不可解な点がある。公式説を取るためには、与圧された機内の空気が機外へ一気に噴き出す現象「急減圧」が起きたことを証明しなければならないが、それがほぼできていないのだ。

逆に急減圧が起きるとどんなことが起こるか、そして日航123便ではどうであったかをまとめる。

1、機内の空気が一気に機外に吹き出すのだから、機内は風が吹き荒ぶはず

→123便ではそのようなことは起きていない。生存者の証言もそうだし、遺書を書いて残した人の存在からも、機内が風で吹き荒んでいたとは思えない。

2、機内の空気が一気に吹き出すと、機内には機外の空気が入り込んでくる。123便でいうなら、当時およそ24000FTを飛行中であったので、24000FT付近の機外の空気であれば、猛烈に冷たい空気となるはず。また、機内に真っ白な霧も発生するはず。

→寒かったというような証言は得られていない。霧は少し出たようだがすぐ消えたとの生存者証言あり。

3、高度24000FTならば、地上よりも相当酸素濃度は薄いはず。そんな状況で酸素マスクをしなければ意識が朦朧とするはず。

→機長ら操縦士たちが酸素マスクをしていない。していない上に意識朦朧としていない。

以上からして「急減圧」は起きていないと言わざるを得ないし、急減圧が否定されるなら、とりもなおさず公式説も否定されることとなる。公式説は、急減圧を肯定できてこそ成り立つものであるからだ。

では、真の原因は何か。

123便が御巣鷹に墜落する少し前、機体は東京都奥多摩町上空を通過している。その機体を偶然にも地上から撮影した警察官がいる。有名な写真なのでネットで調べて欲しい。その写真により、墜落直前の機体が垂直尾翼の大半を失っていることが証明された。よって、墜落の原因(厳密にいうと操舵不能になった原因)は、垂直尾翼を失ったことにあることは間違いない。では、なぜ失ったか。公式説は先述の通り、「内部から破壊された」とする。私は逆だと思う。「外部から破壊された」と考えている。内部から破壊されたことを肯定するには、急減圧発生を肯定しなければならないがそれができないことはすでに述べた。理屈として、あるものが壊れ、それが内側から壊れていないのなら、外側から壊れたと言わざるを得ないのは自明の理である。

では次に、外側からどのように壊れたのかということである。

これは確たる証拠がないので断定できない。しかし、いくつかの書籍やネット情報などを総合すると、自衛隊もしくは米軍による外部力と推定される。高度24000FTとは、地上から7000mほどの高さになる。子どもが飛ばしたラジコンが飛ぶような高さではない。その遥かに上だ。そんな上空で、飛行機の部品を外側から破壊するとなれば、軍事的な外部力としか言えないだろう。ミサイルもしくは訓練で使用される無人標的機が推定される。

自衛隊にせよ米軍にせよ、そしてミサイルにせよ無人標的機にせよ、私は故意でぶつけたのではないと思っている。一部にはアメリカが日本を恫喝するためにわざとやった、という説もあるようだが、それは違うと思う。それならもっと別のやり方があるはずだ。

自衛隊や米軍が原因であるとする説に対しては、事故当時、日航機の飛行ルートあたりで訓練などは行われていないので不可能、といった反論もある。私もそれらを精査していないのではっきりとしたことはいえない。しかし、一般人には伏せた訓練もあるだろうし、その反論の論拠がどれほど十分なのかと考えると、疑わしい余地はある。

メディアはもっと仕事しろ。

もちろん、私の主張が絶対的に正しい保証もない。しかし、明らかに言えるのは、公式説は根拠不足であり疑わしいこと。そして、多くの事故関係者が公式説に疑義を唱えていること。つまり、123便事故の原因は事故から36年経った今も未確定だということだ。メディアは今年も「遺族が事故後どう歩んできたか」などのヒューマンストーリーにスポットライトを当てていたが、それはもういい。事故において一番取り上げるべきは事故原因の真相だ。その真相の部分でこれほど疑義が唱えられているのに、わざとそれを無視するような報道は間違っている。それでなくても、テレビ離れと言われ、新聞社に至っては一部弱小新聞は廃刊も現実味を帯びている今である。それが悔しいなら、今こそ仕事しろ。

森永卓郎氏が、私と似た考えをとっており、毎日新聞にも氏の考えが記載されていた。https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20210812/pol/00m/010/003000c


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