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(hichki) (2018)

原題:हिचकी(hichki)
英題:Hichki / Hiccup
監督:シッダールト・P・マルホートラ(マルホートラ・P・シッダールト) 
製作国:インド🇮🇳
言語:ヒンディー語

ざっくり概要
◯「Hichki」(2018)は、トゥレット症候群を抱える女性ナイナが教師の夢を諦めることなく採用され、任された落ちこぼれクラスの生徒たちと奮闘する物語で、ピーター・ワーナー監督のTV映画「Front of the Class」(2008)のリメイク作品。
◯第20回国際インド映画アカデミー賞(2019)主演女優賞のラーニー・ムカルジー(ベンガル語・ヒンディー語・英語の話者)が主演。
◯ハンディキャップを持つ主人公の成長物語と、熱血教師の奮闘物語という二つの要素から物語が成り立ち、ナイナのトゥレット症候群と生徒たちの問題行動が、物語の終盤にほっこりとまとまっている。
◯社会背景にあるインド教育権利法の制定も取り入れ、ナイナが教師として採用される経緯や、落ちこぼれクラスを担当になった理由も理解しやすい。

参考になるサイトを見つけたので興味があればこちらで

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さておき、ここから投稿した目的の部分。
国内では未ソフトの作品でボリウッド映画が大好きな友だちに薦められた後に数年前に自作DVDで円いカタチにした(日本語字幕)。

メニューが面倒で字幕のON/OFFはリモコンで操作。でも予告映像は挿入した。
タイトル画面です。

かんたんに言うと緊張すると顕著に現れる「ひゃっくり/しゃっくり」を抱え、小学校に行くも、ひゃっくり/しゃっくり=トゥレット症候群を理解する教師など皆無。
からかわれ、笑われ、授業中に止めようと力んで奇声を発したり……本人は悪くないのにね。母親が呼び出され、学校から授業が中断するからと退校証明書を渡され転校を余儀なくされた学生時代。
それでも本人は教師になる夢を叶えるために優秀な成績を収めた後、様々な学校の採用面談に行くが「ひゃっくり/しゃっくり=トゥレット症候群」が出ては面接時に怪訝な顔をされてしまう。
ある学校では授業中に笑い飛ばしたりふざけている落ちこぼれ組があると言われ、面接でこんな場面がある。

62 (面接に対応した教師)
00:05:49,445 --> 00:05:52,657
生徒たちはシャックリで
笑いを止められないわ

<略>

64 (ナイナ)
00:05:55,326 --> 00:05:57,953
私を 笑うのではなく

65 (ナイナ)
00:05:58,162 --> 00:06:01,331
私から 学ぶのです

おおお! 熱血教師爆誕の予感!
……そんなことを思い浮かべながら円いカタチになりました。

余談だがPrime Videoにあるボリウッド映画は日本語字幕のない作品が多く、また字幕があってもちょっとへんてこりんな作品が多いのが残念。
それらがNetflixで配信されたら良いのにと思う日々です。

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