人の役に立つという報酬

人の役に立つ仕事ほど儲からないのは何故なんだろう?

コロナ禍の中、現場で頑張っている看護士や清掃員の人たちよりも、何の役にたっているのか分からないコンサルタント事業者や金融事業者が儲けているのは何でなんだろう?

よく分からない胡散臭い情報商材屋はそれらしい言葉を並べて人からお金を巻き上げる。なんじゃその商売は。

そんなことが許されていいのか?

結果のでないコンサルなんて詐欺と同じだろう?

看護士よりも医者の方がはるかに儲かるのはなんでなんだろう。

人の寿命が伸びたのは医療技術の発達よりも衛生面の改善による部分が大きいとされている。

そう考えると医者よりも看護士や清掃員の方が人類全体にもたらしている利益は大きいといえるかもしれない。

医者になるには特別な知識や技術が必要だから、その分報酬が多いのは分かる。

でも看護士さんだって日々を懸命に働いているのは変わらないだろう。

また、学校の先生は「お金のために教育の道を志すべきではない」という考え方から賃金があまり高く設定されないらしい。

朝早くから夜遅くまで真面目に働いているのに豊かになれない、なんて事がまかり通っているのは何故なんだ。

生活基盤を整えるべく働く人々こそが私たちの生活において必需な存在であるのに、そういった仕事は何故低賃金であるケースが多いのか。

特別なスキルや個性がなければ豊かになってはいけないのか。

特別なスキルや個性がある人たちと、そうでない人にそこまでの格差を置く必要があるのか。

真面目な職業は高い報酬を得るべきでないと誰が決めたのか。

その考え方は正しいのだろうか?
皆が納得しているのか?

私には社会全ての仕事が正当な評価=報酬を得られているとは到底思えない。

今の世の中は中身のない事業が儲けすぎているし、
人にとって本当に必要な仕事をしている人たちへの報酬が低すぎる。

そんな風に感じている。

改めて世の中の仕事と報酬について考えてみると、仕事への対価を決めるとき、そこに絶対的な基準があるわけではなく、人の勝手な感情に左右されている感が否めない。

結論。
人の役に立つ仕事ほど大して儲からないが、
恣意的(しいてき=自分勝手)に捉えるなら儲からない仕事にこそ、人の役に立つということに直結したやりがいや喜びがあるとも言い換えられるかもしれない。

人の役に立つという報酬。

本来はそこに比例してお金が与えられるべきだと私は思うのだけれど、この考え方は正しくないのだろうか。

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