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貴族の館でのサロンコンサート

12月に入りました。
初冬の日曜日、いかがお過ごしでしたか?

東大駒場キャンパスの銀杏並木

世界的バイオリニストの鷲見恵理子さんの演奏会に行ってきました。
旧前田家本邸という元侯爵の館でのサロンコンサートでした。
重厚な音の世界に引き込まれる力強さと繊細さで、その世界に引き込まれました。

鷲見恵理子さんは、著名なバイオリン指導者の鷲見三郎さんを祖父に持ち、ご両親ともバイオリニストで、生まれる前からバイオリンの音色と共に在られて、錚々たる経歴の方です。

鷲見さんにとって、バイオリンを奏でることは息をするのと同じくらい自然なのでしょう。

鷲見さんがバイオリンを奏でているのか、
バイオリンが鷲見さんを通して表現しているのか。

バイオリンと鷲見さんが一体となって、一つの宇宙を作り出して
私たちは、その宇宙にお邪魔して、くつろいだり、躍動したり。
エンターテイメントのように楽しませていただきました。

アンコールで演奏されたアヴェマリアは、完全な祈りでした。
迎える2025年が幸せであるように、演奏に込められた想いが微細な波動となって浸透し、私たちを愛の波動で包み込む祈りでした。

その音色と響きには、お祖父様から代々受け継がれた歴史や、諸外国の音楽院で学ばれ演奏をしてきた文化的な要素も加味されて、縦横無尽の広がりを感じさせていただきました。

しかも会場が貴族の館の一室だったのです。
まるで自分も貴族の一人としてお招きをいただいて、演奏を聴かせていただいているような気持ちになり、なんとも不思議な感じでした。
とても豊かな時間でした。

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そして、鷲見恵理子さんといえば、「焼き鳥チェーン店の鳥貴族でバイトをしていた」という有名なエピソードをお持ちです。

なんとなんと、「鳥貴族」に貴族とあるので、貴族の館だと思われて、バイトに応募したとか! そして1年半くらい働かれていたそうです。
貴族の前で演奏ができると思われていたとのことでした・・

テレ朝の番組「激レアさんがやってきた」で放映されて有名になった大爆笑のエピソードです。

もちろん私たちは、貴族の館でのサロン・コンサートの余韻に浸りながら、お約束通り鳥貴族で釜飯をいただいてきました。美味しかったです・笑

実は鷲見さんはご近所さんで、演奏会もご案内をくださっています。
ご縁というのは本当にありがたく、とっても楽しいです。
鳥貴族からの帰り道でも鷲見さんにバッタリお会いしたのでした。

12月の初日、とっても豊かな1日でした♪


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