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DISCHARGE

当時組んでいたバンドのギターの家に行った時の話だ。

演っているバンドは「ベタベタな日本のパンク」だったが、そいつは日本のハードコアやUKのハードコアを好んで聴いていた。

「DISCHARGEとGBH聴かせてくれよ。」

「あぁ。」と特に返事も無く、WHYとGBHの1stを聴かせてもらった。

WHYは1曲目の途中で止めてもらった。

当時はGBHの方がしっくりきて、「貸してくれよ。」と言ったが断られたのを覚えている。

そのバンドは上京を期に脱退。

ギターも脱退し、ノイズコアのバンドに加入した。

そのバンドはどんどん有名になり、上京後も月1ぐらいでライブハウスに足を運んだ。

渋谷・ギグアンティック、西荻・ワッツ、国分寺・モルガーナ、吉祥寺・ワープ、三茶・ヘブンズドアなど。

そして、そいつを通じ国内のバンドを色々知った。

GLOOM、LIFE、DISCLOSE、EXPOSE・・・上げたらキリが無い。

GLOOMが都内に来た時はそいつのバンドも一緒に演った。

客にはラフィンのポンさんの姿もあった。

まだ携帯メールも無い時代。

バイト先の近所のレコード屋で、ワープにDISCLOSEが来ることを当日知ったこともあった。

バイトを早上がりし、ワープへ駆け込む。

初めて観たDISCLOSEは恐ろしくカッコよかった。

その後、横浜のライブハウスでカワカミさんと色々と話をしたのは今でも覚えている。

DISCHARGEが再結成した時だった。

カワカミさんは本当に素晴らしい方だよ。

と、話がだいぶズレたな。

「DISCHARGEと言えばWHY!」と皆言うだろう。

否定をする気は無い。

けど、この言葉が当時は妙に響いた。

「立ち上がれ!自分自身の自由の為に!立ち上がれ!自分自身の権利の為に!腐ったシステムに反撃だ!」

DISCHARGEなくしてハードコアはありえない!

DISCHARGEなくしてハードコアを語るな!

DISCHARGEはハードコアにおいて絶対である!