第113回看護師国家試験解説(一般午前75問目)
それぞれの選択肢について
三叉神経
三叉神経は、感覚・運動神経で、顔面のほか鼻口腔粘膜・角膜の触覚と温痛覚、咀嚼運動などに関与する。
顔面神経
顔面神経は,運動神経線維,知覚神経線維,副交感神経線維からなる混合性神経である。
表情筋の支配などがある。声帯の運動には関与していない。
舌咽神経
舌と咽頭に分布する脳神経。
舌の後部3分の1の味覚・知覚をつかさどり、舌骨筋・咽頭筋の運動、耳下腺の分泌などに関与する。
迷走神経
感覚神経・運動神経の一つである。
迷走神経は頸部・胸部・腹部内臓に分布するが、反回神経はその枝の1つで喉頭筋(声帯筋など)を支配し発声を行う。
刺激すると徐脈、咳、嘔吐などを生じる。
舌下神経
舌下神経は舌筋(内舌筋・外舌筋)を支配し、舌の運動を行う。
答え
答えは④の迷走神経です。
この記事が参加している募集
よろしければサポートをお願いします!いただいたサポートは今後の活動費や医療の最新情報収集のための教材購入のために使用させていただきます!