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第113回看護師国家試験解説(必修午前11問目)

厚生労働省

解剖生理の問題ですね!
この中でもし迷うとすれば3か4か?というところでしょうか。
それぞれについて見て見ましょう!

三角筋

肩甲骨の前後と外側を覆う筋肉のこと。
上肢をさまざまな方向に動かす筋肉。
以下の3つからなる。

◉三角筋前部
→上腕を前方に挙げる「屈曲」
→上腕を前方向に水平に動かす「水平内転」
→肩関節を内側にひねる「内旋」

◉三角筋中部
→腕を上げたり外側に開いたりする「外転」
→三角筋後部は上腕を外側に回す「伸展」
→上腕を後ろに引く「水平伸展(水平外転)」

◉三角筋後部
→肩関節の腕を後ろに上げる「伸展」
→腕を閉じる「内転」
→腕を外にひねる「外旋」

大胸筋

胸部前面の扇形の筋肉。
→腕をあげて身体の前に動かす「水平屈曲」
→腕を内側に捻る「内旋」
→腕を横に開いた状態から閉じる「内転」
→腕を前に上げる「屈曲」
→腕を後ろに上げる「伸展」
→腕を横に上げる「外転」

上腕三頭筋

腕の後ろ側の筋肉。
長頭、内側頭、外側頭からなり
肘関節を「伸展」させる作用がある
上腕三頭筋長頭は肩の「伸展」と「内転」にも作用する

上腕二頭筋

腕の前側の筋肉(力こぶの部分)
長頭と短頭からなり
肘関節を「屈曲」する作用と
前腕を回して手のひらを上に向ける「回外」の動作がある

答え

答えは3の上腕三頭筋になります。

解剖は覚えにくいですよねー。

余談ですが看護学生のとき
上腕二頭筋はボディビルダーのポーズ!
上腕三頭筋はその逆で伸ばしたポーズ!
という変わった覚え方をしていました…。

最近はドジャースの山本選手が上腕三頭筋の張りを訴えて降板していましたね。
心配です。


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