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清水森ナンバ

津軽藩の初代藩主・津軽為信公が京都の伏見稲荷から持ち帰り広めたと言われ、弘前城の南下にある清水森地区に栽培したことからこの名が付きました。岩木川近くにあるこの土壌から育てられる清水森ナンバは、糖分およびビタミンA、Cの含有量が高く、栄養価が高いのが特徴。

栽培農家でもあり、行政書士の資格を持つ佐藤さんの畑にお邪魔しました。畑にある清水森ナンバを、佐藤さんは「甘味があるから食べてみて!」と言われ、「さすがに生は辛いだろう、、」と半信半疑でしたが、佐藤さんの屈託のない笑顔に、言われるまま採れたてを生でかじると、ジューシーで最初は甘みを感じ、美味しい!と思ったのもつかの間、あとから爽やかな辛みがこみ上げてくる。自然と涙が落ちる。。。当の佐藤さんは満面の笑み。

唐辛子は、気温が25℃を超えると、カプサイシンが活発になり、辛さが増すので、熟す赤になる直前が一番辛いというが、火を通すと甘さが増して、食べやすくなる。大きいもので20センチを超えるものもある清水森ナンバは、収穫時期も長く、11月末まで採れる。

一緒に収穫を手伝ってるお母さんたちに誘われ、きゅうりとトマトも頂いた。まるで、夏休みに実家に帰ってるような温かさを感じるひとときでした。唐辛子は伏見だけにあらず!

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