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雪かきをしたくない話

今年と来年はスーパーエルニーニョなので暖冬で雪は少ない、
そんな長期予報を酷暑のなか半信半疑で聞きつつ多少暖冬を期待していた夏。
冬になり、しっかり寒くなり、しっかり平年並み以上に降り積もっていく雪に、そんなうまい話はやっぱりないよな、と思う日々。

北国に住んでいる以上、雪や寒さは切っても切り離せないものです。
前はその分夏が涼しいからいいやと思っていたのですが、近年は夏は関東バリに暑い日も多くなり、冬の寒さも厳しく雪も多い。
魅力度ランキングが不動の1位なのに、もはや住みにくい土地なのでは?とすら思えてくるしまつです。

夫が長らく単身赴任していたので、冬の雪かきは私の仕事でした。
どんなに埋もれるほど降ろうが自分がやるしかなかったんですけどね。
どの家も男性がやるような大雪も、屋根の雪おろしも私一人で頑張ってきたので、毎冬自分で自分を褒めて頑張ってきました。

それが、2年前に夫が帰宅し、冬の除雪は俺がやるから大丈夫だよ、と嬉しいお言葉。
去年は冬の雪ストレスが激減し、夫を激励して見守るだけの冬を過ごせました。

がしかし、帰宅した頃から夫の腰の調子がすこぶる悪い。
元々あまり良くないうえに、ギックリ腰なども数回やり、コルセットや湿布でまやかして生きてきていたのだが、どうやら職業柄もあるが限界が近づいてきているようで。

先日、湿って重めの雪かきで悪化したようで痛みが引かなくなり病院に行った夫。
MRIの結果は、

●椎間板ヘルニア(2、3、4番あたりが飛び出している)
●腰椎すべり症(こっちのほうが重め)

そりゃ痛いよな、という診断結果。
痛み止めと薬でしばらく様子見となったのですが、日常的に痛そうなのであまり無理をさせることはできないわけで。

私の心の中は「あぁ今年からまた雪かきは私がやるのか…」なんですが、「私がやるから大丈夫だよ」と言わざるを得ない状況。
夫は無理してやってくれるのだが、さすがにこれでは悪化の一途となりそうなので極力止めています。

というわけで、やっと手に入れたはずのNO雪かき生活は、あっさりと幕を閉じてしまいました。
雪が降るたびに小刻みに外へ出る作戦でなんとか頑張っています。
基本的にやりたくないので、文句は多め。
あぁ、関東みたいにサラッと雪が降っただけで大騒ぎになるような街で余裕をかまして住みたいものです。
(北国の人はみんな関東大雪のニュースをこう思いながら冷ややかに見ています笑)


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