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9/15(金)大阪公演 感想①

a new musical『ヴァグラント』。
大阪公演。新歌舞伎座にて。

大阪公演の観劇は
自分の仕事の進捗次第。という状況で。
チケット🎫の確保をしていた以上、何としても
仕事上の資料原稿を仕上げなくては‥。
中々、上司のOKが出ない‥💦
大阪公演に行ける‼️と確信できたのは
12日の夕方だったと思います。

いいんです、どんなにバタバタしても、観に行けたので結果オーライ。
そして、我ながら、質の高い仕事ができたなと。
背水の陣の局面で、力を出せるのが強み。

鍛えられてきたんだな‥と、周囲の人々に感謝。
晴れ晴れと
身も心も、プライベートモードで新幹線に🚅。

余談でした。
本題に。
新歌舞伎座を訪れるのは3回目。久しぶり。

🍀大好きな大阪🍀


初日は、主要な箇所を撮影して、お目当てのグッズを購入して‥。が自分のルーティンですが、この日は舞台セットを撮り忘れました‥💦

🍀大阪公演 初日🍀
🍀キャストボード🍀

まだその後の日程で撮影のチャンスはあるからと、すぐに気持ちを切り替えて。

初日の朝、ヴァグラント公式様のポスト。

さすが、とても優秀な公式アンバサダー。
佐之助味🍵は いち早く売れていました。
終演後に売り場を通りがかると、他の味も残りわずかのようでした。
やはり、開演前に購入しておくのがベストだなと
思いました。

開演して、二週間ぶりに目の前に現れた
『ヴァグラント』の世界。
「観れた」‥というよりも
「ヤマの人々」に、また「会えた」‥。
という感覚。
東京公演よりも、役者の皆さんが、登場人物そのものになっていて。細かいアクションや、台詞の
息の合い方が、格段に、鮮やかに、一体感を増していました。そして、関西の劇場ならではの、ノリの良さと敏感な反応。
その日の劇場や観客の顔ぶれで、全体の色合いも、それぞれに彩られていく。本番の舞台とは、やはり観客と織りなしていくものなのだな‥。
と、改めて実感。

廣野さんの佐之助に、お会いするのは三週間ぶり。東京公演では8/23に、御自身の千穐楽を迎えていらしたので。
やはり、躍動的でエネルギッシュな佐之助は
惚れ惚れするほど魅力的。

開幕前の数々のインタビュー。
必要とされなくなれば、いつでも今の諸々のお仕事から退くつもり、と覚悟を語っておられました。それくらいの緊張感と気概を持って、臨んでいらっしゃるという事だと思います。ひとつひとつのお仕事が、まさに真剣勝負。

廣野さんが身を置いている世界は、きっと椅子取りゲーム。常にその椅子を狙っている人はいるし、また、他の人が座る事も充分にあり得る世界。だからこそ、受けた仕事は全力で。後悔しないように。それが全面に現れていました。

🍀Wキャストで楽しめた場面🍀

🌟平間さんと廣野さん🌟
チサちゃんに人形をあげるシーン。廣野さんと平間さんでは、少女に向き合う戸惑いの表現が違っていて。照れ臭さと戸惑いからか、少し威圧的な態度にでてしまう廣野さんの佐之助。
平間さんは、戸惑いながらも、恐る恐る、少しずつ近づいていくニュアンスが感じられて。
Wキャストということで、廣野さんと平間さんが
同時に頭の中で躍動する感覚を楽しめました。

🌟小南さんと山口さん🌟
小南さんは、復讐に燃える感情が激しく全面に
出ていながらも、揺らぐ気持ちと本来の優しさを
垣間見る事ができるトキ子だった、と感じています。
山口さんは、以前も述べたのですが、とてもキュート。復讐する道を選ばざるを得なかった女性の苦悩を、身悶えるような熱い演技で体現していらっしゃったと思います。
小南さんと山口さんもWキャストの配役で、御二人が同時に、脳内でトキ子として生きている感覚を楽しませて頂きました。

御二人とも、「月の裏側」のリプライズが
素晴らしく、希望と絶望の相反する感情を
鮮明に表現していらっしゃいました。

🍀他のキャストの方々で印象に残った場面🍀

🌸お花🌸
お腹の底から響かせるような、パワーのある歌声。炭鉱で逞しく生きる女性を見事に演じていらっしゃいました。
カフェイン11にゲスト出演なさった時に、とても
思慮深い、聡明な方で、言葉選びが素敵だなと思いました。

🌟弓削政則🌟
うまくいかなくてボロボロになっても頑張ろうとする姿。カッコ悪い姿のようで、実はカッコいい。パンフレットに書かれている水田さんの発言です。誠実な態度と思考が何よりもカッコいいと
いう人物像を、はっきりと示してくれたキャラクターだと思います。
カッコ悪さとは。カッコ良さとは。
平間さんも言及なさっていた時があり、役者さんは、演じる人物の奥深い所まで意識していらっしゃるのだな、と改めて感じました。
観客の目にどう映るのかも、綿密に組み立てて舞台に臨んでいらっしゃる事がうかがえました。

🌟山﨑譲治🌟
上口耕平さん。もう次の作品で、本番に臨んでいらっしゃいます。凄いですね。
並大抵の精神力では務まらないと思います。
でも、柔らかい部分もお有りのようで。
アフタートークでの彼は、ユーモアとセンスのある会話で盛り上げてくださいました。
譲治の歌声には、いつも痺れました。これぞミュージカル俳優、という、あらゆる要素を兼ね備えた役者さん。正義感に満ち溢れている、熱い譲治に魅了され続けました。
上口さんは、これからも個人的に注目していきたい役者さんです。

🌟アケミ🌟
僭越ながら、とても思い入れのある役者さんなのです。玉置成美さん。
絶大なる信頼感と安心感を持って、演技を拝見できます。カーテンコールでのご挨拶も、いつも主要な部分を全て盛り込んだ、聡明な文言が印象的。
政則を叱咤激励する場面。
カウント無しで歌い出す、あの難しい入り方を
サラッと成し遂げる瞬間に、いつも胸を熱くしていました。バンドの方々の力量にも、改めて舌を巻くシーンでした。まさに凄腕ミュージシャンの方々。

🌟健三郎🌟
晴一さんが、最も身内的な愛情を持って見守っていらっしゃる平岡祐太さん。
テレビドラマなどのイメージで、演技力があって
容姿端麗。‥別の一面がお有りな事は、今回初めて‥。でも、それも役者としての奥行きかと。
健三郎の「薄気味悪さ」「不気味さ」。
とても良く、強く打ち出されていたと思います。
台詞も、言葉の緩急や息遣い、感情の込め方‥。

「怪演」とは、まさにこのような演技なのだなと
改めて感じました。

🌟桃風🌟
やはり 煌びやかな風貌から発せられるオーラ‥という表現では言い尽くせない、別格の存在感。
桃風役は、美弥さましか演じる事はできなかったと思います。
別世界からやってきた感が満ち溢れています。
マレビトの鉄則を守ろうとする桃風。
言わば、定点の位置付けに桃風が立っている事で
佐之助のはみ出し具合が際立つ。
晴一さんが発言なさっていた内容に、深く頷きたい気持ちです。

🌟弓削升次郎🌟
やはり貫禄を感じる演技と存在感。
ベテランの方が、グッと舞台を引き締め、作品の厚みも出してくださっていたなと感じます。
歌唱力も、重厚感と威厳を兼ね備えた、素晴らしいものでした。

大堀さん、広大さん‥と続けたいのですが
bayfmのオリジナルポッドキャストを最初から聴き直していまして。
7月スタートの最初の配信から、順を追って拝聴すると、出演者の方々の言葉が、舞台のシーンを回想しながら楽しめました。
作品を観劇後の今、拝聴すると、より深く、演者さんの想いが響いてきます。

9/30(土)いっぱいまでの配信。
それも
『ヴァグラント』という作品が
ひとつの区切りを迎えたのだな、という実感に
繋がっていくような気がします。
とはいえ、来年にはTBSチャンネル1での
放送があります😊‼️
あのシーン、もう少しここを観ておくべきだったな‥。という、気になる部分も、個人的にはありますので。
来年の放送を楽しみにしております🍀🍀🍀

9/28(木)から少しずつ書き進め、更新を続けてきたこの記事。
長文になりましたので、続きは、新規の投稿記事としてアップします。
晴一さんも、10/1(日)に、ヴァグラントに関する「締め」の文章を綴っていらしたので、私も、締めくくっていきたいと思います。

























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