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お互いに…勉強になりました。口腔ケア広めてね。

役所関係の手続きがほぼ終わり…
(たぶん、イケてるはず)
あとは、
お世話になったところへの挨拶や残金の支払いとお寺関係…

お寺関係が今悩ましい…
本当のひとりぼっちでやっているため、近くのイトコに相談するも、あっちのイトコとこっちのイトコの感じがちょっと違う…
仏様を祀るルールは家々でちょいちょい違うんだなぁと知り…正解がわからず泣きそうになります。毎夜、父にクレームを入れています。
で、この話は書き出すと長くなるのでまた今度。


もう一つの残務、
お世話になったところへ連絡をするコトは明解!

「いつ引き取りに行くとといいですか?」
「いつこられますか?」
「◯◯円になります。伺いますよ。」

なんて感じで、一つ一つがクリアに片付いていきます。


父は、割と在宅介護が寝たきりで長くなっていたため、お世話になったスタッフさんは、一定の方が長く通ってくださいまして、次第に私とのつながりも濃くなっていきました。


今日は、口腔ケアをお願いしていた歯医者の歯科衛生士さんが来てくれました。

亡くなる日の3日前に、普通に口腔ケアに来ていただいていて…
いつものようにサングラス🕶️をはめて、ウトウトしながらも口腔ケアを受けれていました。

父が週末にふいっと他界してしまい、
翌週明け一番の次回ケアのキャンセルをメールでご連絡していましたら…
たまたまメールを見られてなくて…
通夜の日がケア日で

🦷「少し遅れていますが、すぐ行きまーす」
とお電話をいただいて、

「いやいや、他界しましたー」となってしまい、

🦷「ぇえ〜!」と、ショックを与えてしまいました🙀


私自身は、その歯医者さんにこれからもお世話になるつもりで、ただ次の予約は数ヶ月先。お支払いだけはしっかりしとかないと!と電話をしたんですけど…

🦷「あの。今から伺ってもいいですか。Fさんにご挨拶をしたいんです」
とお線香をあげに来てくださいました。


口腔ケアは、介護においては費用的に最後尾につけられてしまう分野です。
介護保険が使えないので、余力がなくなってしまうとやめてしまうご家族が多いのです。
でも、口腔ケアを続けることで、食べることを諦めることなく、認知力をガタガタと下げることなく父はいられました。
歯医者さんの中では、もう当たり前にわかっていることなんですけれど…
介護保険が使えないため、高齢者の実例が驚くほど少なく、なかなか普及しないんです。

口腔ケアは、月一検診でいいやみたいなイメージあるかもですが、本当のところは毎日の小さな積み重ねの方がよくて。ご家族がちゃんとできなくても、週1プロが入ると口内はかなりいい状態を保てるのです。もちろん、家族が毎日でも良いのです。プロからコツを伝授されていれば。

歯医者嫌いの父は、寝込む前、85歳くらいからこのクリニックに行きはじめました。
寝たきりになる前の2年間は通い、ぼろぼろの虫歯治療をしていただき、新しい入れ歯を作っていただきました。
通えなくなったら往診ケアにすぐ変更し、積極的なケアを続けていきました。


おかげで、最後の日まで、「食べて」と言わずとも食べたいだけ食べ、飲みたいだけ飲み、肺炎になることなく。
自分の前歯を5本ほど残せました。
入れ歯は85歳で作っていただいたものを調整しながら最後まで使えまして、歯茎が痩せ衰えることはありませんでした。


歯医者さんとしても、父でいろんな試みができたそうで、

🦷「すごくFさんには、勉強させていただきました!」

「いやいや、こちらこそですよ。最後までたべれたのはFクリニックの先生やIさんがいてくださったからで。あの虫歯の時に、Fクリニックに行ってなかったら、父はもう食べれなくなってしまってたと思います」

🦷「Fさん、本当に一度たべれなくなりましたもんねぇ。」

「あーあんときねぇ。急にね。でも嚥下のリハと口腔ケアでね、また普通に食べれるようになりましたねぇ」


🦷「本当に、こんな風になれるんだ!というのをFさんに見せていただいて、すごい経験をさせていただきました」

「父も皆さんの経験の一端になれたら、マジで本望ですよ。もう本気で、口腔ケア広めてくださいよ。お願いします。絶対ハッピーな介護される老人が増えるはずですから。」

🦷「がんばります。ではまたご連絡しますね」

と帰っていかれました。


実のところ、他にも
ご家族の話とか、数年前に亡くされた親御さんのこと、人を亡くした後の忙しさとか、50代のこれからとか、いっぱいいっぱい話をしました。


そう。
仕事があったり。
家庭があったり。
それぞれいろいろ暮らしがある中で、突然だったり、ヒタヒタと介護はやってきて、終わりがわからない…そして突然終わる…

介護は、やらされ仕事の間はなかなかうまくことが運ばないけれど…

あの人も頑張っているんだ!という同志がいたり、こんな考え方もあるんだ!と気付けたりすると、スッと乗り切れることもかなりあって。

もう学びだよね、修行だよねー、
なんて話で弾みました☺️

Fさんのおかげで…
娘さんのおかげで…
とあちこちで労りの言葉をいただきますが、
本当に、父の介護環境は最高に素晴らしかったですし、関わってくださった方々全てに感謝しかありません。
父は持ってますねぇ。ホントに…


だからかな…
残された私は1人、正解のわからないお寺関係に悩まされている?😭

これでバランスとれてんのかしらね?
あっち良ければコッチがなんとか…みたいなね。


長くなりました。スミマセン🙇‍♀️

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