ふと思う事

少し時間が経っているが、ふと思ってしまった事を書いてみようかと思う。
上島竜兵さんの事だ。
そのニュースには驚いたが、50代、60代ならではの推測で書いてみようと思う。
芸能界、お笑いには携わっている訳ではないが、
ダチョウ倶楽部は、吉本の芸人ではない。
お笑いも近年は話術の上手さが番組となっている。
8時だよ全員集合やお笑いウルトラクイズに代表される大掛かりな番組セットとリアクションによって笑いが起こる番組は、今は見られない。
正直なところダチョウ倶楽部の面々が、話術により人を笑わす場面はあまり見られなかった。
本人達もわかっている。
その同じ話術の才能や努力では若手や周りに勝てない事を。

2020年からコロナ禍となり、働き方もテレワークが加わり、狭まれた活動の中でzoomを駆使して営業活動をする。
50代ともなると、今までの経験を活かして仕事するのだが、新しい事を取り入れる努力を排除しがちである。
何故なら何となく定年という、ゴールが見えている事、あと10年という固定観念から抜けれないのである。
頭も固い。30年もやってきた事のやり方から、一から勉強しても若者には勝てない事をわかっているからである。
お金のために働いているのだが、労働時間を浪費しているだけに過ぎない。
テレワークは元来あった仕事の楽しさは失われている。
こういう時代の移り変わりと、自分自身の年代に於いて先々を悲観する事だけを考えてしまうのは珍しくはないのだ。

仮にコロナの影響で50代60代の方々が、今の勤め先、役職、立場を捨てて、一から違う業界の会社に転職すれば、ほとんどは脱落してしまうのと一緒である。

新しい事を取り入れる、また苦手な事をやってみる、50代以降には中々酷な事である。
芸能の世界も変わりゆく時代の中で、波に乗り変化を遂げた人しか残れないのである。

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