皆に 等しく 今夜は 雪が降っている
人には、言えないことがある。
取りあえずは、 語ってはならない話がある。
ささ
ささ
さささ
人には、言えないことがある。
取りあえずは、語ってはならない話がある。
暗い罪を犯した人を 想うとき、
何を思うだろう?
雪が降っている。
皆に等しく、今夜は雪が降っている。
私は、先ほど目を覚まし、真っ暗な空間をしばらく見つめていた。
「あたたかい布団で、眠れているのか?」
「食事は?」
「体調に合った薬は、服用できているのか?」
誰にでも、過去がある。
私にも、聞いた話や 伝え聞いた物語がある。
あの日、
私は
どうすれば、よかったのか?
パトカーに乗せられていく、友人に向かって、
「また、帰って来い」と、大きく叫ぶべきだったのか?
もしくは、
「オマエなんて、 オマエなんて どっか イッチまえ!!」と、吐き出すように うめけば良かったのか?
警官の苦しそうな顔も 覚えてる。
友人を 「ヤッコさん」と 呼んだ 警官を、、
私は、、
生まれてはじめて、 思いきり殴り倒したい 衝動に駆られたことも。
孤独の中で、目を覚まし、
孤独の中で 目を覚ましたことに、
気づくまでの しばしの時を、
雪の日に 迎えるのは
つらい。
静かすぎる 雪の 仙台
わたしたちの かなしい 宮城県
白い 夜の 同じ 雪よ
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