見出し画像

「米大統領就任なら麻薬対策でメキシコに特殊部隊派遣、フロリダ州知事」CNN 2023/9/2

【記事の要約】
2024年の米大統領選への出馬を表明したデサンティス・フロリダ州知事は、当選すれば隣国メキシコに米軍特殊部隊を送り込み、麻薬密輸組織(カルテル)の掃討作戦を進めさせるとの公約を改めて表明した。デサンティス陣営の報道担当者は、大統領就任の当日に非常事態を宣言して全ての軍事的な資源を動員し、カルテルを麻薬テロの根源とすると主張。国境付近の交戦規定も変えるとした。しかし、専門家はメキシコとの間の外交摩擦への懸念にも注意を促している。

【私の考え】
メキシコに対する特殊部隊派遣に対する効果について考える。現在、南米、ミャンマーの国境地帯や中国を起点として、麻薬の流通網が作られている。そして、この流通は主に国境沿いの陸路を介して組織立って行われる。メキシコは中南米から米国への主要な麻薬密輸ルートにあたるため、流通をさせる元締めの組織が不安定になり、米軍の作戦通りアメリカに流入する麻薬量は減少するだろう。しかし、生産拠点では従来通り生産が可能なため、今後、新たな物流ルートが確立されてしまう。将来的に、貿易摩擦による関税の増大と新たな密輸ルートによる薬物の流入対策を目的とした検査の強化など、負担が増える可能性があるだろう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?