「中国センスタイム、IPOを延期 米国での制裁リスト入り受け」 人民網 2021/12/15
【記事の要約】
米財務省は、香港証券取引所に上場予定の、AI 技術を手掛ける中国の新興企業である商湯集団(センスタイム)の技術が、中国新疆ウイグル自治区における人権侵害に利用されているとして、同社に対する米国民の投資を禁止した。同社は、株式上場を延期し、すでに香港でIPOへの参加を申請していた投資家らに対しては払い戻しを行う予定だ。
【私の考え】
今回の事例は、世界中の株式市場がつながっていることを示す良い例である。今月、中国配車サービス大手の滴滴出行は、中国政府の許可を得られず、ニューヨーク証券取引所の代わりに香港株式市場に上場すると発表した。この事例を見て、中国から投資が集まると思っていたが、センスタイムの事例を見ると、香港において、米国投資家の影響も大きいことが分かる。世界の株式市場の主たる違いは、取引されている時間と、規模だと考えた。
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