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「サルに残虐行為、映像を売買 BBC調査で国際ネットワークが判明」BBC 2023/6/21

【記事の要約】
BBCワールド・サービスによる潜入取材によると、テレグラムにある主要な加虐グループの一つで、アメリカ人などからなる数百人が過激な虐待のアイデアを出し合い、インドネシア人に金を払ってオナガザルの赤ちゃんを虐待の末に殺害させ、その様子を動画に収めさせていることを確認した。サルに対する加虐動画は、以前は隠された存在だったが、今ではフェイスブックでも簡単にアクセスできる。フェイスブックの広報担当者は、動物虐待の助長は許されず、そのようなコンテンツは見つけ次第削除すると述べた。一方、テレグラムは、ユーザーのプライバシーと言論の自由など人権の保護を大事にしていると説明した。

【私の考え】
組織的に大規模なビジネスが行われていることから、加虐動画作成に暴力団が関わっている可能性がある。暴力団の資金源とされやすい違法薬物の密輸や販売はリスクが大きい。しかし、SNSで販売できるものはリスクが低く利益性も高い。高級ブランドのコピー商品製造や加虐動画制作のような形で、不透明な組織にお金が流れることは大きな問題だ。また、児童ポルノ禁止法で規制されている児童ポルノとは異なり、動物の加虐動画は所持や輸出に伴う規制はない。今後、規制の範囲が見直される時期が来るだろう。


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