BL(主に小説)が楽しくて仕方がないから話をしたい!! ②BL小説を手にしたきっかけ
BL小説との出会ったときの話をしていいですか?
このnoteは、BLトークをする友人がいない私がイマジナリーな友人と喋ってるつもりで書いてるので、この「していいですか?」の問いかけはファミレスで「きっかけの話していい?興味ないかもだけどさ…」って言ってる感じです。
きっかけは本屋大賞の「流浪の月」(著:凪良ゆう)でした。
一般文芸小説ってカテゴライズなのかな、地に足がついてないふわふわした雰囲気でコーヒーとウイスキーが飲みたくなる小説です。その雰囲気がすごくよかったので同じ作家の本を読みたくなって手にしたのが「美しい彼」でした。
「初めてBL小説を読む人にオススメの1冊ランキング」でも「一番好きなBL小説ランキング」でも必ず上位に入る「美しい彼」です。
二人の関係性や揺れまくる心理状態が丁寧に、でも読みやすい重くない文章で描かれていてそりゃもう夢中で一気読みしました。そして「この本おもしろかった!」の感想がそのまま「BL小説おもしろい!!」に変換されて、そのままハマるきっかけとなりました。そして「BL小説祭り」が始まりました。
BL「小説」の祭りはそれが始まりですが、それ以前もpixivではBL漫画を読んでましたし、新撰組が題材の映画「御法度」も映画館で観ましたし内容はさっぱり覚えてませんが「モーリス」も観てますし、そうだよ「絶愛」持ってたわ! 「BRONZE」も持ってたわワタシ!!
南條晃司の誕生日は12月って最近ツイッターで見かけて懐かしさと不意打ちに「ホォウ」と変な声出してたわ。
前回「BLがいい理由」とかって御託を並べてましたが、実はただの癖なのかもしれません。紅茶好きな人がどれだけ「コーヒーより紅茶が好きな理由」を探してもつまりは「好きだから」以外にないのと同じなのかもです。
喋ることで頭の中が整理されて自分のことがわかったりするもんですね、なるほどな。
そうであっても、BL小説を購入して読むのは初めてでした。
初めて覚えた蜜の味です。でもどんな種類の「蜜」が存在して、どの味が自分の好みかもわからない状態でした。それが自分の好みかどうかは食べてみなきゃわかりません。
「なんでもいいから味見させてくれよぉお」と目を血走らせていたんですが、本屋大賞受賞作家の本でも、BLは図書館には置いてないんですね。 クジラが口を開けて海水ごと全ての魚をゴミと一緒に食らおうとするように、質より量ひたすら量を求めていました。この頃ブックオフまで何度自転車を走せたことか!
「BL小説 おすすめ」でググって出てきたタイトルや作家名を参考に読んでいきました。30冊を超えたあたりで隠し場所に困り始めました。それにしてもBLは(ひょっとしたらBL以外のラノベなどもかもしれませんが)小説・ノベルよりも漫画・コミックスの方が多いんですね。
キレイな絵の漫画も大好きですが、小説の醍醐味は「こと細かに描かれる揺れ動く心模様」です。例えば、コーヒーを飲みながら前に座る人物に問いかけをするシーンです。
どうしても確認したいことがある、今まで勇気がなくて口にできなかった。これ以上もう何も知らないふりはできない。カップを持つ手に力が入る。もう一口、この一口を飲んだら逃げずに向き合うのだ。カップをテーブルに置く手が震えてしまう、相手に気づかれないよう素早く置いたつもりが焦ったせいで大きな音を立ててしまった。
というような「カップをテーブルに置く」その間の心理状態をぜんぶ説明できる、これは小説の強みだと思いますし好きなところです。
pixivに、更新を毎日心待ちにしている作品「売れっ子漫画家×うつ病漫画家」があるんですが、第10話 https://www.pixiv.net/artworks/91402064 に
「言葉で説明してもらわないと理解できない人は多くいます」というセリフがありました。
読みながら「ワタシだわー、私コレだわー」と思いましたね。「そこに優劣はない」と続くんですが、私は、今は言葉で説明されてる方が好きなタイプなんだなと思いました。
そして「人の想像力は宇宙より大きい」とも思ってました。
BL小説「美しい彼」がドラマ化されると聞いたとき、どんなイケメンが演じたって私が想像している【清居】に敵うわけないと思ってました。でもドラマの清居はめちゃくちゃ美しい彼で、私の想像より5万倍カッコいいんです! 世の中の広さと、自分の想像宇宙の狭小さに驚愕しました。
BL小説との出会い=ハマったきっかけと、マンガより小説にハマってる理由でした。
これファミレスなら話が面白くなくてドリンクバーに行ってるぐらいの話ですね。聞いてるだけじゃ面白くないと思うので、グラスに入れてきたジンジャーエールを飲みながら「アタシがハマったきっかけはぁ〜」って喋ってくださいよう!
聞かせてください、そのきっかけを!!
次からはもう少し短く話します。
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