COSMOSツアーを終えて



COSMOS〜THE ORIGIN〜



2022.02.02 この日を迎えるまで実は少しだけ不安だった気がする。




それは感染が広がる情勢への憂いから始まり、無事に開催されるかどうかという危惧であり、事務所からの独立後初ライブという懸念であり、新しいサポートメンバーとの相性であり、そして何より「2年ぶりの音楽ツアー」という"不安"だったような気がする。

ここ数年のツアーは多分、自分なりに参加してきたと思う。特にPUFからPNPに掛けてのパフォーマンスの向上と安定感は目を見張ったし、公演毎に(本当に分かりやすいくらいに)クオリティが上がるライブは見ていてとても楽しかった。同じツアー内で何度も何度も足を運びたくなるライブが見られるのはMSSPが初めてだった。

そして迎えた初日。スタンディングがない(後に解禁されるが)声出し出来ない音楽ライブという客としてもなんだか不思議な環境で、殆どド・センターの席に腰掛けて待った。見上げた天井が白く霞む独特の空気に心臓が高鳴ったのを覚えている。ライブの雰囲気というものには魔力があって、席に着いた途端に沢山の不安は期待へと向かっていったような気がする。

消えたライト。静まり返る私達。

初めて聞く音が会場を支配した。しっとりとした地に足着いた始まりで、少しずつボルテージが上がるのを感じる。皆が皆ペンライトの振り方をまだ知らない、初演という、一度きりの特別な時間。

宇宙を思わせる深い深い青に染まった世界と共にスポットライトの下はためく2本の旗。大理石のようなギターと真っ黒なキーボード。順番に降りてくる彼らを祝福するみたいな弾けた音が気持ち良くて、多分、この瞬間のために生きていたんだと実感する。これがライブだ、と思い出した。



1.新曲(Kインスト?)

静かな立ち上がりとサビ部分の色彩の爆発って感じの音が好き。Gt.サポメンのソナーさんとKey.SIONさんのソロがあるのもめちゃくちゃ良い。きっくんのギターと掛け合うような構成、やり取りが好きです。

相変わらず切なさを孕んだギターフレーズも素晴らしい。シンセと重なる高音に震えます。

イントロ部分の期待を持たせるような作りと、終盤もう一度静かにイントロを聴かせながらも始まりを思わせる重厚な生音が堪らない一曲ですね。

千秋楽で上からちゃんと初めてみれたけど、四人を迎え入れるようなカラー照明めちゃくちゃ美しかった。最高。


2.アスヘノBRAVE

Zeppツアーと言えばこれ、と私のイメージになっている一曲。2年前のperiodでもこの曲は本当に本当に楽しかった。全力でコールして騒いだ日が忘れられない。だから少しコールできないのが寂しいけど、その分ペンライト振り回してます。とにかく気合が入る。

今回の一曲目が爆発系というよりはどちらかというと静かなのでこの曲でいつもエンジンが掛かります。

ダンスも個人的にかなり好き。特にえおえおさんのギアが振り切れてることが多いイメージ。激しい動きが多いから体を大きく使うえおえおさんによく合う。あろまさんはイントロの「ドンドンドン」に合わせた手振りが指先までめちゃくちゃ丁寧で感心した。

この曲特に「この生きてきた証 その誇りだけ 空高く 掲げてゆけ」っていう歌詞ときっくんの叫びと思い切りあげられた腕が本当に本当に好きで、毎回これを待ち侘びている。本当に眩しい。早くコールしたいですね。


3.Metal Slasher Slayers Players

これやってくれるんですかー!!!?!?と初日ひっくり返った曲。あの西部劇を思わせるイントロの時点でアガる。早口だし難しいんだけどめちゃくちゃ聴いてて楽しい。サビのゆっくりタイトルをコールする部分とか超超歌いたくなるから声出しできないの本当に勿体無い。出したい。

ネタタイトルなのにかっこいいこの曲は個人的にperiodアルバムで1、2を争うくらいには好きかもしれないので聴けて(しかも固定で!)嬉しかったです。

サポ面にも容赦なくガスをかけに行くEと客にしっかりじっくりかけていくAの差も面白い。


4.Bullet Impulse

地味にこの曲で嬉しかったのが、過去ライブの開幕インストをまたやってくれたことですね。この曲の拳振り上げタイミングの難しさに懐かしさを覚えました。サビ前のメロディからの疾走感がありひたすらかっこいいインストはきっくんインストではオバロと似た立ち位置の印象。いつかStatic Flareもまた聴きたい。


5.Egoist Unfair or 幾四音-Ixion-

セトリ変更曲ひとつめ。これはどちらもライブ常連の安定した曲ですね。

初日エゴアンあたりできっくんの歌い方が変わったな〜と意識した気がします。個人的に今回のツアーの歌い方無理してなさそうだし、中音域高音域めちゃくちゃ伸びる!凄くいい。Zeppで頭を揺らすの楽しいです。


幾四音は何より振り付け!!!めちゃくちゃ変わりましたよね!?!?と思ってたらツアーの振り付け担当RYOさんが動画あげてくれました。感謝【https://youtu.be/-4RK3rutIcs】相変わらずいい振り付けですね。ギターを弾くあの振りがちゃんと残ってるのも嬉しい。この曲は特にあろまさんのダンスが映えるなぁと思う。結構繊細な指遣いも多いし、イイ。

あと歌も以前より加工少なめになった気がします。生声感があってこっちもいいですね。


6.ENMA DANCE

もう一つ振り付けが変わると言えばこの曲。ツアー定番のパフォーマンス組が映える曲。この曲の時はやっぱり2人とも他の曲より気合い入ってみえます。初めの「ハイ!」煽りを今ツアー内ですら何度も間違えるFBさん。大阪初日の大笑いしながら入ったグダグダ閻魔はいい思い出です。

はい!煽りとかちゃんとサポメンも参加してくれててニコニコする。

今回は指差しとか増えてましたよね。あとソロ部分A→Eになったよね!?これもかなり驚きました。何で何だろう。何か違うことがしたかったのか意図があるのかめちゃくちゃ気になってる。

真ん中2人が操られる時にFBさんは俯いてガクン、となるのに対し、きっくんはギターを弾きつつじっと両サイドの動きを見て立ち上がるのも好き。


7.M.S.S.Planet

この曲はやると思ってました。オリジンを関するライブなのだからコレとあれはやるだろうと予想し、あのイントロが流れた時は「そうそうこれだよ」と思ったものです。結果的にその数秒後驚愕しました。ミクの声とは似つかない低い声が聞こえてきた瞬間、会場がざわついたのが分かりました。まさか、本当に、歌うなんて!

いつか歌って欲しいとオタクが妄想したのも今は昔。絶対ないだろうなと思っていたことが実現するなんて、本当に考えても見ませんでした。今回のライブはこういう仕掛けやファンへのサプライズがたくさん、本当にたくさん詰まっていて、4人が再度Zeppツアーに踏み切ったこと、2年越しの感謝であるように思いました。

特に「二度と戻れない十四の銀河閉じていく」の歌詞をきっくんが歌ったのがなんとも!好きだ!と思います。


後半のラグナロク→エクリプス→ビッグバンでFB、きっくん、えおえおあろまと変わっていくのもとても良い。きっくんのエクリプスの歌い方が好き。


8.orbit

やると思ってたけど良すぎたね。この曲の拍の取り方がFBさんの生歌に映えるだろうなぁと想像していたので嬉しかった。伸びやかで彼の歌の安定感を実感する一曲。orbitはある種愛するモノへのラブソング的な側面があると思っているので「そっと手を取る」で祈るように手を握って交信する姿が印象的。

そして嬉しい誤算といいますか、この曲のパフォーマンスが見事や見事!コレは気合入ってますね!間違いない。FBさんの青を基調とした宇宙関連ソロ曲はメッセージ性よりも物語性が高いことが多いので、今回みたいなグラフィックポイでの空間作りにめちゃくちゃ合う!

モールス信号的な点滅と小さな光が棒から棒へと渡っていく姿が何とも幻想的で儚くて、すごくいい。ポイが見えない座席からだと尚更光だけが動いているようで凄くよかってです。個人的今回の演出での最高で賞授与したい。


9.Bio GORIllA

この曲まず文字に起こした時の大文字小文字の遊び方が好きだなって思いました(感想)

というのはさておいて、最高です。この言葉以上の何かが見つからない。ツアーの中でもトップクラスに盛り上がってると思ってます。元々人気楽曲だし本人たちもお気に入り。夏ツアーでちょっとだけGODの振り付けが見れて期待してたけど嬉しい〜!!わかりやすくて楽しい振り付けサイコー。

サポメン紹介からの技術力大爆発サポメンソロナンバーもう本当によすぎるんです。今回サポメン一新ということでどうなるのか気になってたファンも多いと思うけど、毎公演きっくんが楽しく愛らしく(?)メンバーを紹介してくれて凄く親近感が湧くし、ミツルさんと馬場さんの髪の毛芸も楽しくて一気に好きになってしまったんです。Twitterの使い方も上手で(おそらく4人よりもよっぽど!)毎公演の裏話でファンも嬉しく、サポメン自体にも好感が集まり、そして何より4人とも仲良しですごく癒されます。めちゃくちゃ大好きです。ほんとよにんともすてきすぎる。

勿論演奏も本当に素晴らしい。この曲の時の俺らの時間だ!って空気感がたまらない。4人顔合わせて反対サイドに手を振ったり、隣同士でグータッチしたり、何だこの和やかな空気!からのゴリゴリのサウンド!好きにならないはずがない。生音でこの曲が聴ける幸せも相まってノリノリになってしまいますね。


地味に日替わり要素もあるこのパート。大騒ぎしてやりたい放題の4人の意外と細かい地方ネタ、日付ネタも楽しかったです。振り付けに合わせてペンライトを振る楽しさたるや。ライブバージョンの音源が欲しいと強く思う一曲ですね。


10.eoheohのテーマ

これこそやると思ってました曲だと思います。アルバム出てからコレが歌われる日を待ってましたきっと。本当なら全力でコールしたいのがちょっぴり悔しい!

元々カラオケとかも嫌いじゃないえおえおさんのソロフル歌唱はめちゃくちゃ安定してますよね。個人的に身振りが少なく丁寧に、間違えないように歌を歌うことに専念しているのが好きです。

きっくんの跳ねるようなギターもすごく好き。ゴリラの後でふわふわした空気感が伝わってくるのも面白い。

風を切って〜あたりが生で聴けてすごく嬉しかったです。


11.新曲 Universe Days(Eプロデュース) あろまソロ曲(Aプロデュース)

ここも衝撃オブ衝撃でした。それしか言えない。


・「Universe Days」

まさかの新曲、まさかのタイミング!多幸感のある10番目を終え、息をついた全ての人間がペンライトを振る手を止めたに違いない。私は初めの2人の歌唱の後の圧倒的にシティ感とジャズ感に叫びそうになりました。これは私の自分語りなのですがMSSPのジャズ曲を聴きたいというのが夢でした。週刊とかできっくんがジャズギターやってくれた時ですら本当に嬉しくて、でも4人の楽曲傾向的に一生無いと思ってたんだけど、人生やっぱわからないものですね。そして4人の可能性を舐めてた自分を恥じました。

この曲兎に角耳馴染みがいい。バンドメンバーの実力のおかげでもあるし、メロディ自体もそう。歌自体も歌いやすそうなキーに落ち着いてるのも凄くいい。かなり大衆ウケすると思うんです。コレは本当にMV化してほしい。本当に。バー的な雰囲気で。ぜひ。そのためのクラファンとかあるなら超協力する。

えおえおさんプロデュースということでえおえおさんが歌詞を書いたと思ってるんですけど彼らしさ溢れまくってますよね。eoheohのテーマでも「だらんだらんな世界」「いけりゃいいさ」というらしい言葉遣いがきっくんとFBには出せない味があってすごく良かったけど今回もそれがめちゃくちゃいい方向に出てる。

宇宙を旅しつつ略奪しつつ冒険しつつ…そんな風景が浮かぶ、そう、MSSPの実況動画的な曲なんだよね。この曲を聴いた時にきっとファンはみんな4人が何か宇宙探索サバイバルゲームをしているイメージを持ったと思います。少なくとも私はそうでした。

話し言葉混じりの「最近見てない」「わかりゃしない」がとてもテンポいいし、メロディにもいろんな要素がある。ラップぽさがあるパートもあるし、ほんと盛りだくさんでお腹いっぱいになる。だけど綺麗な印象で纏まってる!凄くいい、よすぎる。個人的にMSSP楽曲で1番の称号を与えたいくらいに好みでした。

何よりサビが「二度と戻れない片道切符」と実は少し退廃的な雰囲気も感じさせる所がめちゃくちゃイイ。明るくて楽しいのに、刹那的でもあるえおえおさんの感性が凄くイイ。

えおラップできっくんが「こいつが歌うよ」と言わんばかりに指差すのも好き。



・「あろまソロ曲」

えおえおプロデュース多いからあろまさん曲ほしいなぁでも今回のツアーはここまでファンのこと思って構成してくれたライブだったからきっと次のツアーではあるだろうなぁ……って、エッ!? 


まさにそんな感じ。かなり終盤のしかも区切りが良いわけでもない日程でまさか、まだ!追加される曲があるなんて!!!!!

本当にサプライズでした。



すっごくキラキラしていて海の中って感じかな。あろまさんの書く文章を読んでるみたいな気持ちにさせられる素直な歌詞なんですよね。綺麗で、整っていて、細やかで、写真家的な感性を強く感じます。

照明も本当に綺麗で、海の深くに沈んで揺蕩うかと思ったら水の中から水面を見つめるようなミラーボールのキラキラした眩さもある。自分の見たものを綴って、感じたことを込めて、そんな曲だと思いました。


振り付けもちゃんとあるのがまた良くて、しかもその振りが明らかにあろまさんのための振り付けなのも素晴らしい。手振りとか細かくてあろまさんが踊るのが一番映えるように出来ているそんな感覚になりました。ありがとうGOD



12.Drive a Go! Go!

毎回2人が下手と上手を見てニヤニヤしてるのに釣られる一曲。これもライブ映えしますね!!めちゃくちゃコレもやっぱコールしたいです!!! そんな気持ちを抑えて、うぉうぉうぉうぉうぉうぉ〜でペンラをゆらゆらさせてます。

ちょろちょろと視界の端の方を運転してる2人が目立つのは過去ツアーのghost的現象でニヤニヤ。

実はセンター2人の歌もいい感じで心地いいのよね。


切り返しがうまいあろまさんと下手くそなえおえおさん。客席にぎりぎりを真顔で攻めるあろまさんと、メンバーとかサポメンにも絡みにいくえおえおさん。楽しい。

きっくんがいつ乗ってやろうかと企み顔してる公演も多くて最高。丁寧にえおえおさんがセンターに誘導してくれるのも好きです。



13.THE WORLDS or M.S.S Phantom

この曲もオリジンなのでやると思ってましたシリーズ。SIONさんの超絶技巧ピアノから始まるあの空気本当に綺麗でしっとりする。あれから入ると一気に気持ちがリセットされる感じが好き。

そして後者!!!ファントム!!!めちゃくちゃ嬉しかった ここ数年だと割と毎ツアーで一回やればラッキーくらいだったけど今回は結構やってくれてめちゃくちゃ嬉しかった。ライブ映えするよね 重たくて入れる場面は限られてくるかもしれないけど重厚な生音にピッタリで最高に大好きな表題曲です。ペンライトを上げるので拍を取るのが楽しい



14.ALL IN MY HEART or BLACK and FIRE

この二曲も熱いですね 割と満遍なくいろんなツアーでしてるけどやっぱコレもロックテイストなバンドアレンジが沁みる。

AIMはライブで聴くと疾走感がクセになるなぁと思います。きっくんのギターとFBのショルキの音が溶け合い叫ぶのが凄く気持ちいい。入りのメロディをしっかり聴けせてくれるのも良い。ポイのテンポも見てて凄くイイ。


B&Fは真っ赤に染まる視界とペンライト常にブンブンする感じが最高。頭も振りたくなるしきっくんのギターのタッピングがめちゃくち好き 速弾きとテンポ落とすところの行き来が素敵だし、ぎゅーんと歪ませながら体をのけぞらせるきっくんは必見ですね


15.Colors

恐らく一番歌うのに苦戦してたのはコレでは?と思います。合唱曲的な空気感がある構成なのでリードメロディが無い!すごくテンポ撮るの難しそうだった。FBは基本リズム外すこと他の曲だとあんまりない気がするけどこの曲は入り任されてるのもあって結構大変そうだった。あろまさんも苦戦してたイメージ。個人的にえおえおさんパートの包み込むような新緑のような空気が、春の芽吹きがすごく好き。

夕日を超えて〜 の後の紫っぽく?白っぽく?なる証明ときっくんのギターも美しい。


「そろそろお別れの時間だ 色鮮やかに過ぎ去った」のFBさんの静かで少し寂しげな歌声と、その後に「それは新しい始まり」できっくんの声が支えに入ってくるのもすごく素敵で、卒業して、また出会うそんなMSSPの出会いを少し想起してしまうこともありました。


16.COSMOS

もう、ゴリゴリにFBサウンド。

コレに尽きる。超スルメ系の重厚マイナー調。


ここ数年の表題曲の流れを断ち切るような、FBさんの趣味溢れた一曲に仕上がってませんか?基本的にファンタジア以降は「君」を第一に据えた優しい表題曲が多かったのが今回「オリジン」でFBさん自身の音楽に原点回帰したように思いました。万人受けしないけど、聴いたら忘れられないような印象的なフレーズ。初めて聴いた時も覚えられなかったけど、あの、ポイを上下に振るあの印象的な繰り返されるフレーズだけは耳に残って離れませんでした。


そしてライブ配信で何度も聴いて咀嚼して、すっかりツアーラストではあの重さが癖になり、重いけれどゆっくりと扉が開くような何処とない歩みを感じて好きになっていましたね。いつの間にか。


歌詞も基本的に結構暗いイメージを持つような単語が多いんですよね。そして今回は君に寄り添うというよりは問いかけている。

カオスの日、と表現されている避けることができない何かに対して君はコスモスはどう応えるの?と聴けれているようなきもちになりました。

今回のライブのテーマと示し合わせてもこの曲の根幹は「調和」なのかもしれません。オリジンに立ち返りつつも新しい挑戦が多かった今ツアー。昔も今も全て調和して、超えていく、そんな意味合いで受け取りました。


17.花

MVまんま!!白衣装も相まってすごくいいですね。MV流れてるのも華やかだし、歌も音源との被せ方と生歌が綺麗に混じっててすごく聴きやすい。聴きやすすぎて一瞬で毎回終わってしまう気がします。相変わらずあの可愛い振り付けは残っているし、ファンも振り付けをしっかり覚えてパフォーマンス組に合わせて花を咲かせてて微笑ましいです。


18.We are MSSP! or M.S.S Party

最後の裏切りポイントの布石。もう語り尽くされてきた名曲である「We are MSSP!」が久しぶりに聴ける多幸感とこの曲特有の終わりを告げる感覚。コールできないのが悔やまれるけどそんな思いをしっかり受け止めてくれてるのが分かります。

M.S.S Partyとスイッチさせてたのは中々面白い試みでしたね。後半はパーティ回が少し減ってたけどたしかにエンディング感はやっぱり後の裏切りを考えるとWeareの方があるかな?と思いました。でもそれとは別にきっくんの愛してるぜ!が聴けるのでヨシ!!



19.Stay Dream


「きっと今日この日のためにこの曲があったんだ」


2/2 本気でそう思いました。あのイントロが流れた瞬間の衝撃としてやったりのきっくんの笑顔と霞んだ視界はもう一生の思い出です。無観客ライブの後に出来たきっくんからファンへの愛と俺たちはここにいるよ、そんな気持ちが伝わってくる爽やかな楽曲。私の中でそういう認識が強かったのですが、この曲は、今回のツアーで演奏されることでこの曲自体の持つパワーを惜しみなく発揮したと思います。


noteでも書いたけど、stay dreamという単語は一つずつ見れば「stay(留まる、止まる、滞在する)」「dream(夢、理想)」という意味でもありますが、stayには継続する、〜し続けるという意味もあります。

「夢を見続ける」ための曲なんです。


どこまでも明るくて希望溢れる眩しくて、真っ白な曲。ずっときっくんは笑顔なんです。客に向ける顔はずっとずっと、最高の笑顔。何公演やってもずっとそうでした。

繰り返し聴かせる走り出すようなギターフレーズ。選ばれたパフォーマンスは観客にただ手を振ること。 だからこそ、いい。今ツアーでこの曲が大好きになった人、きっと多いのではないでしょうか。あのイントロを聴いた瞬間ステージから見守ってくれる四人の姿が浮かぶようになった人がきっといるはず。


定番の締めとされてきた「We are MSSP!」で終わるのではなく、その一歩先で、夢のその先へ連れて行ってくれる構成は本当に、ずるい。

夢のその先で会える 「君」に会える。私は、夢のその先で今きっと、彼らに出会った。



君に届ける機会をありがとう。これからも、宜しくね。


・終わりに


M.S.S Project-COSMOS- StarLight Tour 2022 ~THE ORIGIN~

改めて、スタッフの皆様、サポートメンバーの皆様、そしてMSSPの四人。全13公演お疲れ様でした。無事に走り抜けてくれて、本当にありがとうございます。おめでとうございます。このご時世、全部出来ることが当たり前ではないと痛感する事が多く、だから尚更本当に嬉しい。

沢山の驚きと感動といつもの空気をありがとう。これからもずっと大好きです。

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