JR大阪環状線「鶴橋」駅の読みは「つるはし」、では「源ヶ橋」は 

 鶴橋から南へ二駅 寺田町という駅があります。この駅から徒歩数分のところに商店会とその前にバス停があります。商店会の名は「源ヶ橋商店会」ローマ字表記は Gengahashi shoutenkai 。バス停もローマ字表記は商店会と同じく -hashi-  になっています。交差点名はというと、漢字表記は同じですが、ローマ字表記は  -bashi-  になっています。
なぜこうなっているのかわかりません。

 多くの場合というより、普通、橋の名前の読みは「バシ」になります。濁音です。日本橋・京橋・戻り橋など、それぞれニホンまたはニッポンバシ・キョウバシ・モドリバシです。
 この例外として「鶴橋(ツルハシ)駅」が言語学、日本語教育関係の本で取り上げられています。なぜ濁音にならないのか、その理由は未だわかっていません。 

 橋の名は、通常、濁音になります。天満橋は天満橋はテンマバシ、淀屋橋はヨドヤバシ、などなど。
 大橋とつく場合は濁音になりません。瀬戸大橋はセトオオハシ、三条大橋はサンジョウオオハシです。瀬田の唐橋はセタノカラハシです。

 鶴橋だけと思っていたところに源ヶ橋のローマ字表記をみて驚きました。自分が知らないだけで、他にも濁音にならない橋があるかもしれません。これからは、橋の名前、読みにも注意して街歩きをしていこうと思います。

 ちょっと不思議なのは、今使っているこのパソコンは「ゲンガハシ」と入力すると「源ヶ橋温泉」と変換されて出てきます。ゲンガバシでは「原画バシ」などとなります。
 
 バス停から少し離れたところに、営業を止めた源ヶ橋温泉という風呂屋(銭湯)の建物が残っています。
 大阪市文化財の紹介やウィキペディアに載っています。前者の読みはバシ、後者の読みはハシ。
 ネット上でも読みは揺れているようです。
 


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