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広場に何百と集まる人間たち

 今日は僕のやっているソシャゲのポケモンGOのイベントの日でした。イベント内容はメガレックウザのレイドです。分からない人に簡単に言うなら、ポケモンGO内で1番火力の高いヤツが手に入るイベントです。レイドはレックウザなり、伝説のポケモンが出てくるイベントですね。

 通常のレイドなら、対象のポケモンが出てくる1時間程度前から出てくる場所にタマゴとして出てきて、それが1時間後に割れてポケモンが出てくる、という感じなのです。が、レックウザは違い、24時間前にタマゴが現れます。若干仕様が違うのですね。しかも出る場所も時間も限定されているので、通常のレイドよりも時間的に出来る回数が減ります。通常なら無作為に出てくるので下手したら乱獲も出来るのですがね。

 説明したように、時間と場所が限定されて、尚且つポケモンGO界最強、つまり自然と人は集まります。とはいえ、僕の地域は東京や大阪などの都会と違って田舎なので、若干街の場所とはいえ、集まりは弱いと思っていました。
 しかーしこれが恐ろしいように集まるんですね。下手したら100人、いやそれ以上いるんじゃないか、ってくらい。ちょっとした広場みたいなところにスマホ片手に集まっている光景は異質でした。まあ、その異質な光景の一部に僕も含まれるのですがね。

 僕が待機している場所のすぐ前に、中高生くらいの3人組がいたのです。その子らも『人数ヤバイなw300人くらいいるんじゃねw』とか『別に色違いはいらねー』とか、色々喋っていました。同年代とはいえ、流石に喋りかける勇気なんて無いので黙って待機していたのです。
 そしてレイドが始まって少しして、その3人組に中年のおじさんが話しかけます。『これって何の集まり?』って。3人組はゲームのイベントっすね、とかそうゆう回答をしていたと思う。おじさんも何のゲームと聞いて、ポケモンGOです、って答えられて納得した様子で、あー!なるほどねぇ、と言っていました。

 ポケモンGOをやっていない人からすれば、広場にスマホ片手に何百人が集まっている光景なんて異様でしか無いのです。やっている僕ですら異様と感じるのですから、もっと感じているのかもしれない。それは分からないが異質な光景なのは確実。
 だとしても、ド田舎のちょっとした街ですら何百人と集まるのですから東京大阪辺りは凄かったのでないでしょうか。人々がレックウザの為に一箇所に集まるんですよ、凄いですよね。

 以前、政治家の麻生氏がポケモンGOで引きこもりが家から出たんだから精神科もっと頑張れよ、みたいな事を言っていた動画を見たことがあります。精神科さんは患者さん含め頑張っていると僕は思っているのですが、ポケモンGOで家から出る、っていうのは良い事だな、とは思う。引きこもりですら出てくるくらいの影響があるのです。一応レイドは家から参加出来る方法もあるとはいえ、今回は現地でしか出来ないのでその影響は大きいです。
 引きこもりを脱するきっかけに、ポケモンGOがなっているのかな、と思うと良いゲームだなと思います。歩きスマホ助長ゲームとはいえね。

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