見出し画像

映像配信と上映配信は違うという話/場の環境そのものを送れればいいすね

先日配信した「銀河自転車の夜2019最終章公開記念平野勝之×柳下毅一郎トーク配信」、映像のレアさに加えて平野勝之監督の良き理解者・柳下さんのお話がグンバツだったのもあり、見ていただいた方にはなかなか好評なようです! ありがてえ。初回配信では大汗な事件もあり、再配信では修正したものを流すことになり申し訳ない。とはいえそれでも2時間40分近くのアーカイブは2/13まで配信中です。

特にBar浮かぶのお客さんからの評判よかったようで、配信会場の雰囲気と2人がいちばんマッチしてたのもあるんでしょうね。この日は、平野監督の8ミリ作品をお店の壁に映して、それをふたりが見ながらトークするという構成。普段から配信はカメラ2台で撮影してるんですが、いつもが「全景」+「アップ」でやるところを、今回は2人の「全景」と「スクリーン」を切り替えて配信しました。

■ふたりを映すカメラその1

スクリーンショット 2021-02-02 213849

■壁に映した8ミリ映像を流すカメラその2

スクリーンショット 2021-02-02 2143083

ホームシアターからの上映というか、8ミリ作品をさらにカメラで撮ってるわけなので、途中ぼやけたり音も聞こえづらい(でもそもそもセリフなしか絶叫ばかりだった)ものだったとは思いますが、とにかく絵から伝わるパワーがすげえ!平野作品の「とにかく人心を乱してくる」感じはビシビシ伝わったんじゃないかと! それにふたりが当時の思い出や作品の背景、かと思えば脱線したりのコメントを入れていく。

合間に平野監督が8ミリ映写機をいじるのがまたいいんですよね。

スクリーンショット 2021-02-02 2139462

途中で平野監督がおっしゃってたんですがDVDやYouTubeで映像見るのと、こういう機材からいじって見せる「上映」ってまた別の体験なんだなってのを感じさせるし、映像越しにも思えたんじゃないでしょうか。

それでBar浮かぶのママ・シブメグさんとも終わってから「今日みたいな上映会スタイルはいいねー!」という話になって。今回は8ミリでしたが、それ以外も写せるプロジェクターはあるので映画監督やイラストレーター・デザイナーが自作を写しながら解説してくのを、そのまま配信するのはなかなか面白いんじゃないかと。柳下さんみたいなばっちりな解説者がいればなおよしです。

PCから直で映像を流せばもっときれいなものを映し出すことは可能なんだけど、見てる映像も含めてその場の環境そのものを配信する、というのに意味がある。そういうのやりたいですね、という話してたら「そういう感じになるかも? うおお、それは絶対楽しいやつ……」という話が入ってきた。

配信やるようになって思うのは、ライブのみの場所だと権利的にグレーゾーンのもちらっと出したり見せたりも出来なくもないんだけど(別にOKなわけではない)、配信は確実にそうもいかない。その分コアな見せ方を楽しむ作り方でやってけばいいすな。


*個人での配信はじめました。機材担いで都内近辺ならどこにでも行きます!(要有線LAN、ない場合は収録して配信も可能)こちらの後半で条件など書いてますので、興味ある方はお気軽にご連絡ください~。







この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?