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【詩作】名無し草

光を知らない陰がある
花の咲かない花もある

誰の目に入ることなく
散るべき時を待ち続け

踏まれても踏まれても
名もなき葦はペンでありたい

ここに生きた証として
コトバだけを遺します

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