【推し短歌入門】 ひなあい短歌#1 『味方』
本当か?
はじめに
『推し短歌入門』という本との出会いをきっかけに短歌熱が再燃してきたので、これを機にnoteで企画を始めたいと思います。
その名も"ひなあい短歌"
毎週日曜の深夜に放送されている番組『日向坂で会いましょう』から特に印象に残った場面をピックアップ。そこから着想を得て短歌を詠んでみようという企画です。
更新は『日向坂で会いましょう』の企画が1つ終わるごとに。放送翌週の日曜日を予定。
1つの企画で大体3首前後。1年間で100首詠むことを目指します。
私が短歌に興味を持ったのは昨年の春のこと。宮田愛萌さん(推し)がきっかけでした。
まだまだ短歌歴の浅い自分にとって短歌を詠むことへのハードルはかなり高いですが、推しが出発点ならなんとかなるかもしれません。
短歌初心者が"推し短歌"を通して短歌の世界にのめり込んでいく様を見守っていただけると幸いです。
ひなあい短歌
【つかもうぜ!!軍団対抗ドラゴンガールバトル!!】より。
今回は2首。
憧憬の眼差しの先高く飛ぶ背には正義のマントがなびく
しょうけいの
まなざしのさき
たかくとぶ
せにはせいぎの
まんとがなびく
5・7・5・7・7の定型の歌です。
竜巻旋風脚選手権にて、見事なドロップキックを見せた加藤史帆さん。
当然本当にマントがなびいている訳ではないのですが、かとし軍団を率いるその勇猛果敢な姿から"ヒーロー"を連想し、その様をなんとか表現しようと試みました。
「背には正義のマントがなびく」と口にしたときのリズム感が心地良くて気に入っています。
「憧憬の眼差し」というフレーズはかとしさんを見守る軍団員、とりわけ小西夏菜実さんのことを想って歌の頭に据えました。
瞳の奥の空は希望で虚は夢で 「もし」と「きっと」が隙間を埋めた
めのおくの
くうはきぼうで
きょはゆめで
もしときっとが
すきまをうめた
こちらも5・7・5・7・7の定型の歌です。
新春恒例LOVE先生の占いコーナーにて、「大河ドラマなどのオファーがくるかも」と告げられた齊藤京子さん。その際のなんとも言えない絶妙な表情から歌を詠みました。
空虚。つまりからっぽ。でも"から"は決して"無"ではなくて、"から"だからこそ感じ取ることができる希望や夢もある。
心の隙間は「もし」と「きっと」、これからやって来るであろう明るい未来が埋めてくれるはず。
卒業発表直後でナーバスな気持ちになりがちな今だからこそ詠めた短歌かなと思います。
おわりに
ひとまず第1回。なんとか形にすることが出来ました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コメント欄にて、短歌の感想、推敲案、ダメ出し、なんでもお待ちしております。
ではまた。【本当は28歳だけど久美さんの三十路を早めにお祝いしましょう】放送後にお会いしましょう。
P.S.
この企画を始めるきっかけとなった本『推し短歌入門』の冒頭がnoteで無料公開されています。以下にリンクを貼っておくので、興味のある方はぜひ。
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