今話題のChatGPTを少し遅れてではあるが試してみたくなった。
他の方の記事を見ると、AIはズレたことをそれっぽく返してくることもあるようだ。
なのでAIの間違いをイジれるように、話題は僕の詳しい分野にしたい。
ということで、AIに「HUNTER×HUNTER」のネタバレ考察をさせてみようと思う。
まずは小手調べ。
HUNTER×HUNTERのあらすじを教えて
ほとんど間違っていて笑った。
空知英秋は「銀魂」の作者であるし、HUNTER×HUNTERの連載は1998年に始まり、2022年12月現在まだ連載は続いている。
とはいえ、HUNTER×HUNTERといえば休載期間が異常に長いことで有名であるため、実質の連載期間は「2011年から2014年」の4年間程度ですよという皮肉かもしれない。
それと、特殊な探偵漫画になっていることも気になる。
HUNTER×HUNTERの世界におけるハンターとは資格の必要な職業だ。
職務内容は多岐に渡っており、「目的達成のために命を懸けて行動する」ことくらいの抽象度でしか括れない。
ハンターの中にはクライムハンターという事件を解決するハンターも存在するため、「特殊な探偵」も存在はしているのだが、ゴンは別に目指していないので間違いだ。
この「評判の悪い神秘的な探偵ナルト」はおそらくキルアのことだろう。
たしかにキルアはゾルディック家という伝説の殺し屋一家のエリートであり、評判はあまりよくないし少し神秘的だ。
しかし、ハンターとして最も強大な力を持つ人物ではないし、ナルトではない。
どうやらHUNTER×HUNTERは探偵漫画だったようだ。
念能力を使った探偵漫画は少しおもしろそうなので、誰かがChatGPTからインスピレーションをもらって描き始めてくれることを願う。
あらすじからこの調子だと、この先が思いやられるが、他にも聞いてみる。
ゴンはなぜHUNTER試験を受けたのですか?
うん、それっぽいことは言っている。
が、ゴンの父であるジンは死んでいない。
生きていて今もどこかで冒険を続けている。
ゴンは物心ついてから父に会ったことはないが、命の恩人であるカイトからジンは最高のハンターだと聞いて、ジンに会うためにハンターになるというのがHUNTER×HUNTERのあらすじである。
その他も厳密には全然違うが、まあいいだろう。
あと、仁王峰ってなんだ?
ゴンは父親に会えましたか?
間違いだらけだが内容がちゃんと一貫していて面白い。
もしかすると、これは全く別の物語としてみた方が楽しめるのかもしれない。
ということで、この世界のゴンをもっと深掘りしてみる。
ゴンの能力はなんですか?
どうやらこの世界のゴンも強化系のようだ。
能力は単純に自らの身体能力を高めるという効果なので、純粋な強化系である。
しかし「ナルト・リップ」というネーミングは謎だ。
「評判の悪い神秘的な探偵ナルト」と唇を合わせると発動するような能力なのだろうか。
まさかのBL路線。これはこれで人気が出そう。
ゴンはナルト・リップを使って誰と戦いましたか?
新たな登場人物が2名追加だ。
「クロ」はいかにも謎の男といった感じの名前である。
幻影旅団とか率いてそう。
あらすじで出て来た真の探偵会を率いる謎の男とは「ニャンハ」のことだった。
かわいらしい名前なのでイマイチしっくりこないが、どうやらこいつがラスボス的な立ち位置なのだろう。
もっと「ウヴォーギン」とか「ハギャ」みたいな今にも襲ってきそうな名前か、「メルエム」とか「ネフェルピトー」みたいな神々しい名前にすればよかったのに。ニャンハはなんか3段階進化の1段階目といったような名前である。
とりあえず、ニャンハ立つな。
ここからはクロについて深掘りしてみる。
クロとはどんな人物ですか?
どうやらクロは純粋悪ではなさそうだ。
しかも序盤で戦ってそうである。
立ち位置的にはヒソカに近い?
クロの能力は何ですか?
でた!「クロ・リップ」!
応用のめちゃくちゃ効く、くそ強い能力じゃないか。
単純な強化系の「ナルト・リップ」じゃ勝てないんじゃないか、これ。
それはそうと、能力名には必ず「リップ」が付くようだ。
おそらく「能力者名+リップ」が能力名になるのだろう。
仮にそうすると、「ナルト・リップ」はゴンとナルトが合体している説が濃厚になってしまう。あらやだ。
では次はニャンハ、および真の探偵会について深掘りする。
真の探偵会とはどんな集団ですか?
真の探偵会は敵というわけではなさそうですね。ではゴンはなぜニャンハと戦ったのですか?
なんか歯切れの悪い回答が増えてきた。
はっきりと言い切らないし、理由も抽象的であいまいだ。
ちょっと詰めてみよう。
ゴンの思い描いていた冒険とはどんな冒険ですか?
こいつ、困ったら「具体的な内容は記述されていません」で逃げよるな。
でもとりあえずゴンは自分の持つ力を最大限発揮したいというバトルマニアな面と、多くの人を助けたいという主人公的な属性も持ち合わせているようだ。
かなり主人公の人物像ははっきりしてきたし、話の流れも見えてきた。
では次は、ニャンハだ。
ニャンハの能力はなんですか?
ここで急に止まってしまった。
エラーが発生したようだ。
回答を使いまわしていることがバレてフリーズしているのかもしれない。
しょうがないので今回はここまでにしよう。
しかし、この回答で能力名の命名規則は確定できた。
この規則に則ると、やはりゴンはナルトの能力を使っていることになる。
リップという接尾句から察するに、おそらく唇が能力の発動に関与している。
クロやニャンハのように一人で能力を使えるものは唇に指をあてる程度で発動できるが、おそらくゴンは自力では能力を発動できない、もしくは能力を持っていない。(ブラッククローバーのアスタみたいな感じ)
なのでゴンはナルトから力を借りて能力を発動するのだが、その借りる方法が唇を交わすこと。十中八九これである。
つまり、この世界のHUNTER×HUNTERはBL漫画であるという帰結が導ける。
よく分からないオチになったが、このチャットAI、実によくできている。
会話の内容に一貫性があるので、物語も作れてしまった。
他にも面白い質問がないかいろいろ試してみたい。