明るく生きるって罪じゃない

久しぶりに聞いて「やっぱ強いな」と感じた。

「サバイバー」はfemme fatale というアイドルの楽曲。

以前も、femme fatale については語った。
戦慄かなのと頓知気さきな二人の(まじで)姉妹セルフプロデュースユニット。
この曲は、サブスクくらいでしか聞けない。ゆえに私は、サブスクに手を出すまで一ミリも知らなかった。

この曲は歌詞が衝撃的というか、なんというか。
希死念慮がどこかで見え隠れするけれど、それを許すわけでもなく、いい言葉で包み隠すわけでもない。
「とにかく生き残れ 何がなんでも」とはいうものの、「ダルくて 頑張れなくても ギブしても 全然いいよ むしろ褒められちゃう」ともいう。
清潔に生きるよりも、泥臭く生にしがみつく感覚。
学校の先生が言うような「辛くても生きたもん勝ちだよ」みたいな綺麗事じゃない。
私の解釈では、同じ言葉だけど、中にある言葉が全く違うものに感じた。歌っている本人の過去が透けて見えるから余計にそうなのかもしれないが。

「一般世間からは外れてしまった。死にたい気持ちはあるけれど、ここで止まるのはなんだか癪。でも、外れたら外れたなりに生きていく方法も意外とある。ちょっと面倒臭いけど」
という雰囲気がつかみ取れた。
それを歌詞に書き起こせるのすごいな……と個人的な感想もある。私は歌詞にしようとすると心がこもってなさそうな言葉を選ぶので。
そこは置いておいて、私的に刺さった言葉は結構ある。

「ダルくて 頑張れなくても ギブしても 全然いいよ むしろ 褒められちゃう」

「それぞれ 色々 あるんだって 自分だけが 不幸だなんて 嘆くなよ 自分だけが 不運だなんて 泣いてないで」

「ちょっと頑張れば そこではサバイバル生き延び もうそれで勝ちだから とにかく生き残れ 何がなんでも」

「優等生なんて なんだか怪しいし」

「明るく生きるって 罪じゃないんだね」

あたりは特に刺さった。
ひっくり返った優しさに、苦しめられていた自分がなんだかそうでもなく見えてきた。生きれればどうにでもなりそう。と少しだけ安心感を持てた。

これは自己解釈だし、正しい歌詞を知らない(ほぼ耳コピ)なので、どこかが間違えている可能性が大きいです。そこは、大目に見て欲しいかな……

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?