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匿名性

「匿名で日記を書いて投稿しているんだけど君もやりなよ」と言われたから一件だけ記事を書いてみた。

現代のボトルメール

昔、インターネットが普及するよりずっと昔。
人々は海の向こうの誰かに想いを馳せて、はたまた誰にも言えないことを誰かに言いたくて。様々な気持ちをボトルメールに乗せて流したのだろう。

そんなことを考えながら文字を打っていた。人間誰しも誰にも話せない話が、思いがあるだろう。それを文章にして流す。誰かに読まれるものとして。それによって幾らか気分が楽になる人もいるだろう。

匿名性がたびたび問題として取り上げられるSNSであるが、その匿名性によって救われる人も多いのかもしれない。

今、インターネットがリアルと溶け合う今。
無限に広がるインターネットの海に一瓶のボトルメールを僕も流した。
誰にも言えない話を、この世界の誰かに向けて。


書き足し

この世界の誰かに向けて。といったけれど、やはりこの人に届いて欲しいなというのがあると思う。その意味を強めるとTwitterの空リプが該当するだろう。

本当は、好きなあの子に向けたラブレターなんだろうけど、それを海に流してた時代があったと考えると、良い。良いよね。想いの重さで沈まぬことを願うばかり。

この文があなたの元に流れ着いたことも何かの縁でありますよう。2020/8/11


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