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『ELDEN RING』を15時間遊んだ男の手記

『ELDEN RINGのNetwork Test Ver.』のプレイレビューです。
当然な顔して主観と偏見により成り立っているのでご注意ください。

また、フロムの規約がよくわからんというか、よくある質問と矛盾してね?ってとこがあるのでとりあえず書いちゃいましたが、ヤバそうならご一報ください。あるいは報告してください。


結論(雑)
 たのしい!!!!!!!!!!!!!!!
詳細(雑)
デモンズとダクソ123とブラボと隻狼を足して割らない感じ
(でもちょっと差し引きはある)


などと、ふざけるのは大概にして。
以下、比較的まともな文章になります。きっと。


ダクソとか知らん方向けの紹介

このnoteがどういった層の方に見てもらっているのかよくわからないので、ソウルシリーズ知らん! フロムソフトウェアとか名前も聞いたことねぇ! って方向けに、どういったゲームだったのかをざっくりとお伝えしたいと思います。

ソウル慣れしている方は上の目次から次のセクションへ飛んでください。

ELDEN RINGは一言で表すなら「ファンタジーオープンワールドアクションRPG」です。美しく広大なフィールドで、霊馬「トレント」を駆り、水平・垂直方向に広がるマップを探索し尽くしましょう。

大まかなストーリーラインは用意されていますが、それは強要されている訳ではない(どうせ主人公がなにかしたところで世界の行く先は変わらない)ので、気の赴くまま、自分のペースで歩みを進めたり、止めたり、戻ったりできます。

行く先々では、人間関係を極力廃した商人や、それなりに話の出来る商人、なんかムカつくヤツ、こちらの命を狙ってくる敵対キャラクターや、それから守ってくれるサムライなど、特徴的な面々と出会うことがあります。あなたは彼らと関わってもいいし、誰とも会話しないコミュニケーション障害プレイをしても構いません。主人公の性質はあなた次第です。

どうやら、どこかでは『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』と同列に語られているそうです。しかし、あれは明確に「英傑リンク」の物語であるのに対して、こちらは名も知らぬ「褪せ人」の物語です。これは大きな違いです。

また、出会うのは言葉を交わすことが出来る存在とは限りません。言語を解さず、剣や弓、魔法を使って血を流すことでしか分かり合えない連中もいます。ダッシュやジャンプで翻弄し、戦技と呼ばれる特殊攻撃を繰り出して、緊迫した命のやり取りを楽しみましょう。

戦闘が嫌いだというあなたも大丈夫。しゃがむことで発見されにくくなるため、背後から大ダメージを与えられる「致命の一撃」が可能です。

攻略の仕方は無限大。ちょっと足りない印象を拭えないコントローラのボタンを通して、きっとあなたは「狭間の地」を制してエルデの王になることができるでしょう。




……。
こんなもんでいいかな。


ソウルシリーズ経験者向けレビュー

概観 

全体:大体ダクソ3。まぁまぁ隻狼も入ってる。
操作:大体ダクソ3。でもダクソ3よりはちょっと重い。かといってダクソ2ほどでもない。
世界:ソウル系よりは明るそう。空気感が違う。これがなんとかマーティンって人の味なのかな。こっそりブラボが入ってる。気がする。
マルチ:回線にもよると思うけど、可もなく不可もない。
対人:まだまともにできてない。バクスタが入りにくい。

非常に身も蓋もない意見だが、おおむねダクソ3である。よってこれからはダクソ3との大きな相違点について書いていく。
少しエルデンの情報を集めている人だったら既に知っていることがほとんどかも。


ゲームシステムにかかわること

・ジャンプ

ソウル経験者が最初に気づける相違点がこれ。ぴょんぴょん。ただ直近で隻狼やってた人にとってはあまり目新しくないかも。でもね、ジャンプする奴がローリングもしてる様は、珍しくて面白いよ。
ボタン押してからジャンプするまでのレスポンスはほとんど隻狼と同じ。少し溜めて、ぐんって飛ぶ。隻狼もそうだったけど、マリオ64みたいな感覚でアクションしようとすると奈落に落ちる。

・落下ダメージ

ゲーム開始直後、地下墓地から始まるんだけど、チュートリアル用の洞窟につながっている。そこに入るためには穴から落ちる必要があって、落ちるとダメージを食らう。「うわ、ダクソ2くらい足腰弱いな……」と思ってしまうが、これは罠。HPを減らして緋雫の聖杯瓶(エスト)と祝福での休息による瓶回復を覚えさせるため。
足腰の強さは狼と同等くらい。ダクソ基準で言えばほぼ食らわないし、即死級の高さからでも生還する。ただし重力加速度に対して無敵な訳ではなく、あまりに高いと落下ダメージは入る。狼みたいにビターン!!とはならないけど。
これは馬に乗ってても同じ。着地する寸前で馬から飛び降りればセーフ、なんてでっていう理論は通用しない。二人(一人一頭)仲良く死ぬ

・霊薬の聖杯瓶

新しい試み。篝ると回復するエスト的なアイテムなんだけど、その効果を自分で変更することができる。
HP回復+FP回復とか、スタミナの最大値を増やしたり、爆発もできる。爆発ってなに? しっかりと自分にダメージが入る。なにこれ?

・マリカの楔

一文字違うだけで大騒ぎになる名前。
祝福以外からのリスポーン地点。大体ちょっと長めのダンジョンのボス戦前に設置してある。
ボスに負けたら基本即再戦するので、これは割と盲点だった良機能。でもこれの真価が発揮されるのはPS5の爆速あってこそだろう。私にはない。

・霊馬「トレント」

馬だ! 馬に乗れるぞ! 2段ジャンプもできる!?
開けた土地(ダンジョン外)ならいつでもどこでも馬に乗れる。巫女もどき(火防女)と合わなきゃ使えないけど。
巫女と出会うためには特定の祝福で休息しなければならず、探索を一歩間違えると一生レベル上げと馬が解放されずに辺りをうろつくことになる。
探索はしっかりしよう!(1敗)
なお、騎乗したままの攻撃も可能。これで君もギョウブマサタカオニワだ。弓も魔法も使えるよ。

・霊気流

本作の立体的なマップに際し、あまりに高低差がある場所にある竜巻のようなもの。馬に乗ってここからジャンプすると、ちょっと引くくらい飛べる。

【バグショトカの予感…】

ありえん死ぬ高所からでも、この霊気流に向かって飛び降りれば無傷だぞ。馬に乗ってたらな!

・河童

泳げません。泳げるフロム主人公、マジで狼しかいないのでは……?
エターナルリングとかどうなんだろう。エコーナイトって確か船の話だから泳げる……? 逆に泳げると話が広がらなかったりする……?

・武器の派生

鍛冶場でやるんじゃなくて、戦技をつける時に戦技に応じた派生に「することも」できる。
魔法系の戦技を付与する際には「魔力」派生であったり、無属性であっても「上質」やら「鋭利(? ちょっとうろおぼえ)」やらがある。
ソウルシリーズは代を経るごとに武器強化が簡単になっていった経緯があるが、今作ではさらに簡単になったといえる。派生用鉱石がいらないのだから。

・戦技の付け替え

やった~! これで戦技のせいで産廃になっていったあんな武器やこんな武器が報われる……。
ジッサイ大事。むしろダクソ3の時点でこうすべきだった。
え? 戦技そのものが産廃システム? やだなぁお客さん……。





帰(けぇ)ってくれ。





戦闘にかかわること

・ガードカウンター

これ、いい。後出しパリィみたいなもの。
コンボの終わりを盾受けして、そのままR2で強力な一撃を叩き込める。このシステムを活かすためか、今作の盾は受け能力がかなり優秀。バックラーとかでもそれなりに盾として使えるレベル。
今作では強力な攻撃を与えていると致命のチャンスが生まれるという、隻狼ライクな仕様があるから、これを使うことでガン盾勢にも爽快感あるプレイが可能に。
ただし何も考えずカウンターを打っていると普通にチェインで死ぬので、そこら辺のバランスはしっかりある。
そしてこのシステムによって、直剣ブンブンが不可能になっていた。
これまではR1ってのはスタミナが続く限りいくらでも振れたけど、今作には区切りができている。例で言うと
片手直剣→5発
両手大剣→4発

といった具合。この回数まで振ると少なくない隙が生まれるので、脳死ブンブンには厳しい世界かも?

・二刀流

弱い。少なくとも素性戦士が最初から二刀曲剣だったが、気づいたら左手に盾を握っていた。
システムとしてはダクソ3より2に近い。右手と左手の武器種が同じなら二刀流になる。左手両手持ちにしなくても二刀流。
しかし弱かった。スペルがエグい強いし、ガン盾に優しい世界であることも相まって、二刀流には風当たり強いかも。(これも全部傭兵の双刀ってやつの仕業なんだ)

・溜め

今作ではR2に限らず、ほぼ全般のスペルが溜め可能になっている。溜めても消費FPは変わらず、効果だけが上昇する。
戦技も溜められるものが多く、ディレイパラダイス。敵AIの意表を突け!

・遺灰

特定の場所で、好きなタイミングでNPCの味方を召喚できる。
FP消費は大きいが、相手に数で勝る体験はソウルシリーズでは珍しいもの。これまでフロムにやられていた数の暴力を味合わせることができる。
祈祷(奇跡)や戦技の回復効果も適用されるので、うまく長いこと付き合っていこう。

・無敵時間

相違点とは少し違うかもしれないが、ここが心配な経験者も少なくないだろう。
致命時、切り抜け時、祝福発見(BONFIRE LIT)時……。
全部無敵!!! やったやったやった!!!

それ見ろ谷村! 渋谷! これが相違にして総意だ!!!!!!


大きな違いはこれくらい。これからは細かい仕様について。


・スライディング

出来ません。走りながらしゃがんでもしっかり制動できます。

・ローリングの境目

軽量は分からん。30%っぽい。
中量は70%まで。重量はそこから。
ステータス画面に表示してくれるよ。やさしい。

・バックステップ

ダクソ無印以上に反転バクステを出しやすい。リバロリとかバレロリはやってないからわかんない。

・バックスタブ

ダクソ3より少し入りやすい印象。ガードしながらでも入る。これはもともとだっけ?
対人はかなり入りにくい印象。ケツ堀りよりチャンバラだ。

・能力値不足

筋力不足でも振ることはできた。弾かれもしない。威力がめっちゃ弱いだけ。

・スタミナ無限

戦闘時でなければスタミナが無限。走り続けられるし武器振りまくれる。ただしFPは消費される。

・エストの回復

敵の群れを一掃すると回復する。この仕様のお陰で休息しなくてもそれなりにもつ。そこら辺にいるフンコロガシ倒しても回復するしね。

・霧の壁

オレンジの霧がボス戦を示している。白い霧はただのエリア制限用。青い霧もあって、それは馬禁止ゾーン。霧に入るスピードはデモンズと同じくらい。つまり最速。やったぜ!

・主人公ムダ毛ゼロ

主人公にはムダ毛がなかった。ツルツル。




こんな感じ。
ここからは僕の個人的な感想です。というかプレイ日記みたいなものです。
得られるものはそう多くはないでしょう。



感想

たっっっっっっっのしっっっっっっい!!!!

世界ひっっっっっろっっっっっっっ!!!!!

明っっっっっるっっっっ!!!!!!!!!!

黄金樹神っっっっっ々っっっっしっっい!!!

ゲーム開始地点が地下でさ、しかも墓場とかさ。陰鬱の塊かっての。チュートリアルも全部地下だしさ、なんかモーションもちょっともっさり気味だし、ジャンプとローリング両方あるの慣れねぇ~~とか思いながらエレベーターで上に上がってさ、扉開いたらもう

バーーーーーーーーーーーンッッッッッッッッ

って明るい未来が待ってんのよ。
空、明るい。緑、鮮やか。見晴らし最高の景色がさ、え、これ全部僕が好きにしていいんですか?


おい!!!!!!!


半分犯罪だぞ。(もう半分は進行禁止エリア)


しかもさ、空をちょっと眺めてたらクソデカ黄金樹(シースルー仕様)が嫌でも目に入る訳。嫌な訳ないんだけどね。
「この世界、この樹で成り立ってんだ……。この樹に守ってもらってんだな……」感が半端ない。マジでやばい。樹の癖に慈悲深さが聖女アストラエア並みにある。
木漏れ日がよ、天使の梯子になってるしよ。薄明光線ってやつ。
この美しい樹が(多分)オープンワールドのあらゆる地点から見れるって、もうそれだけで楽しい。

そんで目線をちょっと下げると最初の篝火……じゃねえや、祝福があって、その近くに訳知り顔のむかつく奴がいた。ペトルスだなお前!!!!
これが初見プレイだったから生かしてやるものの、次のプロファイルでのうのうと生を享受できるものと思うなよ!!!!!!
このNPCの名前は思い出せん。ペトルスとしか認識してなかった。
でも殺すとね、「私を誰だと……」みたいなこと言い残して死ぬから、もしかすると重要人物かもしれない。重要人物がこんな簡単に殺されるわけねぇだろ!!!!!!

しかもさ、ここから見るからに今戦うべきじゃない黄金ジャラジャラのゴージャス騎馬兵が見えるのよ。こんなんもう戦わざるを得んて。
ということで素のままツリーガードと殴り合い、勝利を収めた。30分くらいかかったかな。1時間はかかってなかったはず。
色々かっこよく戦おうと思ったけど、無理。まともな盾もないし。突進に合わせて確定の反撃を入れることしかできなかった。今はこれが精いっぱい。
でもこのおかげでエルデンリングの操作感に慣れることができて、以降のプレイはサクサク……なんてことは一切なく。
これからも来るボス行くボス尽く苦戦していくんだけど、またそれは別のお話。

そしてツリーガードと戦った時の既視感。これ、鬼刑部だよ。鬼庭刑部雅孝だよ。
なるほどね~。初手ダクソだと思わせといて、いきなり隻狼感あふれるボスと戦わせて、ジャンプ回避の大切さを思い出させるってことね~。
ツリーガードのお陰で、ジャンプを使って攻撃を避けるという概念を思い出すことができました。ありがとう。

まあまたすぐ忘れるんだけど。


そんなこんなでツリーガードの奥にある廃教会へIN。ツリガと戦ってるときに、あいつの攻撃の余波で崩壊しかけてる壁がさらにぶっ壊れちゃったけど、ここを根城としている商人は一切気にしていなかったのでOK。こんな世界で商いを続けるには、ある種の図太さも肝要であるからして。
まあ金(ルーン)はたっぷりあるし、豪遊してやろう。

遠眼鏡と松明は必需品だし、おい盾あるじゃん! しかもレザーシールドとかいう名前の癖に物理カット95あるのすご。でも中盾だからラジレザと同類ってことか。なら別に……。
棍棒もソウルプレイヤーの嗜みだわな。どうせ骸骨出てくるだろうし。
んでこれがアイテム作成BOXに、遺灰。遺灰がやっぱり楽しみだな。基本ソロプレイだから仲間という概念に飢えている。

商人の近くに鍛冶場もある。アンドレイがカンカンしていないのが寂しいけど、どっかの段階でちゃんとした鍛冶職人が出るっぽい雰囲気を存分に醸し出していたから、多分アンドレイっぽいのが出てくる。
体が緑色で、手首くらいまで鉱石っぽくなってる隻腕のアンドレイとか出てくるかな。楽しみ。

こっからどこ行ったらいいんだろう。どうやら祝福から出てる光に沿って行けばいいらしいけど、なんかふわふわし過ぎててよく分からん。
馬にも早く乗りたいし、というか移動が地味に距離あって大変だから割とひっ迫しているんだけど、まあいないもんは仕方ない。
そこら辺適当に散策してみるか(敗因1)

新しいダンジョン! 地下墓地! 照明が白い!
スタート地点の墓地もそうだったけど、純粋な白の光源って今までなかったよね。
このせいで世界がめちゃくちゃ奇麗に見える。いやロードランとかロスリックが汚いわけじゃないけど、なんというか清潔感というか。少しデモンズっぽさもあるけど、あれほど淡くもない。不思議な感じ。鮮やか且つ清潔。すなわち奇麗。

そんで敵が動く石像。絶対棍棒が効くぞ、ほら。ほら! だから言ったじゃん……!
この雑魚MOBのモーションなんか見覚えあんな……と思ったらダクソ3の奴隷だった。しかもさらに厄介になってる。気を付けよう。
ただ一つのダンジョン自体はかなり短め。どっかで公式が「聖杯ダンジョンに近い」みたいなことを言ってたらしいけど、正にそんな感じ。初見でもギミックがあっても、ボス戦に行こうと思えば、ザコと一切戦わなくても済むくらいの難易度・ボリューム。正直薄味っちゃあ薄味だけど、まあメインダンジョンに期待。こんなのおやつですからね。

おいおいおい、ボスも石像かよ。犬の像らしいけど、しっぽの先燃えてる剣持った猫にしか見えん。剣持った猫ってなんだよ。絶対招き猫がモチーフ。
うわ、動きキモ! キモ過ぎる。腕と首がグルングルンする。そういう無生物的な、無機物的な動きしかしないかと思いきや、モーションの隅っこに少し生物的な余韻が残ってる。キモ過ぎる! キモくて面白い。
あと単純に火力が高い。一撃でHP半分以上削られるんだけど。

ま、勝つんですけどね。

地下墓地方面はこれしかないようなので、ひとまず戻る。
海が見えてて、砂浜も見えてるんだけど、なんかキモイ敵いるし、そもそもどこから降りるのか分からん。
ってかなんだよあの敵。さまよう悪夢レベル99みたいなんだけど。悪夢の辺境にいた強化版よりデカい。海の近くだからやっぱり、宇宙的恐怖と隣り合わせなんすかね。Deracineでも水場からクリーチャー這い上がってくるし。

という事で森に入ってみる。敵兵士がちょこちょこいるが、バックスタブとか、見つかってもガードカウンターがあるからそう苦戦はしない。タイマンであれば。これはソウルシリーズから脈々と受け継がれる伝統だね。

お、森の山肌に穴が開いている。またダンジョンだ。

入ってみると、真っ暗。松明の出番。もう、ショップでの先見の明が冴え過ぎててやばい。これがエルデの王足りうるものの証なんだよなぁ……。
中には狼がいっぱい。狼と言っても九郎の忍びではない。動物の方。
狼もね、ガードカウンターでイチコロですわ。
正直負ける気がしない。盾さえあれば。
そしてなんとこんなところにツインブレード。ツインブレード!
久しぶりだなぁ! お前、ダクソ2以来、どこ行ってたんだよ。おい、モーションも洗練されてるなぁ! 山に籠って修行でもしてたのか?
ダクソシリーズの中でも最クソと呼ばれることの多いクソ2だけど、やっぱりいい面も多いわ。これがそう。ロマンの塊だもん。
まあ、同じくらい悪い面も多いんだけどね。

ほんでボスは……なんか犬っぽい人。人っぽい犬かもしれん。獣人らしい。
ノコギリ鉈の取っ手部分をとって、かつノコギリ要素をなくしたような武器を両手持ちにしている。
そしてなんと、バックスタブ可能。
あー、もう。終わったわ、こいつ。
ケツ掘れるボスに負けるへなちょこなんて、どこにもいないんすわ。
などと宣いつつ、HP回復に全振りした聖杯瓶を使い切って辛勝。コンボが終わったと思って差し込みに行ったらまだ終わってなかった、ってのが500回くらいあった。それは盛りすぎ。
そんな感じで初見撃破。倒したらメダリオンとかいうのゲット。これが今作における指輪らしく、スタミナの最大値が増える効果あり。やったね。
そして宝箱も! これ結局ボスドロップの数を増やしても同じことじゃない? って思ったそこのお前!!!
分かってねえな。ボス倒したらアイテムゲットした……しなんか宝箱あった!!!!! って喜びに何が勝るってんだよ。

穴倉から出てきまして、どこに行けばいいんすかね。
なんか砦みたいのあるし、そっち行くか。

祝福発見! こっちがなんとなく正規ルートっぽいな。馬にはまだ出会ってないけど、最初のボス倒したらとかなのか? ダクソ無印も王の器手に入るまで転送できないしな。
やべー巨人が降ってくる地獄のクロスボウ・ロードを駆け抜けると、そこは嵐の丘でした。でっけえエイとかいそう。

なんかボス戦のにおいするし、道中ガン無視して進めるとこまで進んでみるか!

道中のバリスタに殺されかけつつ、如何にもボス戦前の祝福に到達しました。
ルーンを可能な限り消費して、いざ!
《忌み鬼、マルギット》
初見でクリアしてどや顔するんだ!!!!!!






YOU DIED






ムリムリ。あんなん初見でやれるやつなんていないよ。
攻撃力アホでディレイもアホ。杖ついてるヨボヨボのジジイの癖によ!!!!



YOU DIED



これね、あれです。ツリーガードとおんなじ。距離とって、突進攻撃してきたら回避してR2。それしかない。
そんなこんなで必勝法を編み出し、めっちゃ時間かけて討伐。二度とやりたくない……訳ないよなぁ! 次はもっと効率的に倒してやるからな。要介護レベル99にしてやるからなぁ!(不謹慎)



マル爺を倒すと、ストームヴィル城というラストダンジョン感あふれるステージへ。え、こんなん遊ばしてもらってええんですか?
でも考えてみればデモンズもボーレタリア王城だし、ダクソ2もドラングレイグ城行こうと思えばサクッと(腐れマラソンで)行けるし、まあこんなもんなんかな。

さて、ストームヴィル城には二通りの攻略ルートがある。
ひとつは横穴。ストームヴィル城の管理はもう杜撰極めているので、城壁に空いた穴とか誰も直そうとしない。そこからこそこそ入城するルート。
もうひとつは正面突破。幸い、ストームヴィル城正門付近にはもう忠誠心を失った兵士がいる。彼はこちらと商いをしてくれたり、正門を開けさせる号令が可能だ。彼に頼めば防衛の厚い正門からの侵入が可能になる。
簡単なのは、横穴。
答えは決まっているね。正門に決まってるね!!!!!




YOU DIED




バリスタが5台くらいあって、盾受けしようにもどうにもこうにも。ハチの巣になれるほど矢に耐えることもできず、2、3発食らって蒸発。おとなしく脇道からこそこそと侵入してゆきましたとさ。

横穴からは、城の外壁を上ったり下りたりして進む必要がある。やっぱりフロムは城というものについて根本的な勘違いをしているらしい。屋根だの梁だの、彼らの辞書には「城」という単語がアスレチックの類義語として載っているのだろう。

というお約束の文言を黙らせるべく城内の構造が始まる。といっても大したボリュームではない。ボーレタリア王城1を思わせる内部構造の先にはリカール蟹がいて……。
リカール蟹というのは、人を継ぎ接ぎして出来たような蟹っぽい生命体のこと。刺剣っぽい武器を持っているのでリカール蟹と呼ばれている。
とにかく、その蟹を倒して手に入れる鍵を使うと梯子につながるんだが、そこから先は「製品版でお楽しみ」するしかないようなのだ。

困っちまったな。
正門から行けばまた違った景色が見られるんだろうけど。

まあ、とりあえず最終地点まで辿りつけたっぽいし。

これにて、了!


というのが、僕の初見プレイだった。こんな怪文書のなりそこないを何のために生み出したのか、僕にも分からない。ただ、これを書いているうちにダークソウル他過去作品とどこが似ていてどこが違うかが分かった面も少なくないから、それがアイデンティティだと思ってやることにする。

本当は僕のプレイの全てを文字にしてやろうと思っていたが、そんなことをする時間も需要もないので、個人的に気になった、どうでもいいところだけ書いていく。


・ダッシュモーション
これ、完全にブラボ。腕を振らずに肩ごと揺らして走るやつ。小学生のころやったよね。腕振らずに走ってみるの。でもやっぱり腕は振ったほうがいいなって、気付くんだよね。

・トレントとの交流
トレント、降りると霧散して消えちゃうんだよな。ツシマ的な馬との交流を期待していた身としては少し寂しい。
寂しいので、ロアレーズンをトレントに食べさせます。ほら、食え。食って大きくなるんだぞ。
これが多分、褪せ人と霊馬にできる唯一のコミュニケーション。

・飛竜
馬に乗って竜と戦うは、騎士の誉れよな。
攻撃が当たりにくいにも程があるけど、慣れたらかなりかっこよく戦えそう。僕は泥臭く10分以上使って討伐しました。ゴーを呼べ。

・飛竜のブレス
今作は火炎放射のディティールがすごい。火が舐めた後はちらちらと燻ぶりが残る。これはダクソ3の技術の応用なのかな。
そして飛竜も例に漏れずブレスを吐くんだが、これがフィールドの岩にぶつかった時がめちゃくちゃいい。ちゃんと方向が逸れてく。
これだよこれ、見たかったブレスはさ!

・アルテリアの葉
こういう名前の素材が落ちてる。おい!! アルテリアって、クレイドルにコジマエネルギーを供給してる地上施設だよな!!!
まあ原義として手の骨みたいな意味があるから、そっちからとってるんだろうけど。個人的には見過ごせないポイントだった。

・かぼちゃ兜
ダクソは玉ねぎ、エルデンはかぼちゃ。
ただダクソでは「玉ねぎ」というのが蔑称だったのに対し、今作では堂々と「かぼちゃ兜」である。
ダクソで言うジーク一族がエルデンで言う壺男だろうという事が予想されるので、野菜防具の系譜は敵に移り変わってしまったという事なのか。本編でどういうストーリーが巻き起こるのか、期待で胸が高鳴ります。

・プリセットの女キャラ
屈強すぎる!!!!! 説明だと「体型の異なるA、Bのどちらかを選択できます」みたいなノリでさ、顔もあんまり映ってないから「はーん体型だけ違うんだ、マイナーチェンジ過ぎないか」とか思ってたけどよ、これ性別じゃねえか!
いや性別にしても違いなさすぎるだろ!!!!! 肩幅!!!!!!!!
確かにこんな世界では華奢な女は生き残ってないかもしれないけどね?
あの巫女もどきしか残ってないのかもしれないけどね?
けれど、けれどね、別にいいと思うんだよ。現実そのものを再現してるわけじゃないんだから。
美少女が作りたい方には悲報。ダクソ2と同じ轍です。かぁ~っ!

・巫女もどき
可愛い。けどフード取ったのは許さない。
英語だと巫女ってメイデンなんだね。メイデンっつったらさあ、デモンズの黒衣の火防女だよなぁ!!
しかもレベルアップするときに呪文唱えんの!! 黒衣の火防女だよなぁ!!!!! まあ巫女の方は最初にちょろっと唱えて終わりだけど。
完全に黒衣の火防女オマージュで、デモンズ原理主義者としては歓喜に打ち震えたね。
でもフードは取るな。
因みにメレナとの初邂逅の時、僕は全裸にターバンという恰好でした。
そんな不審者の前で、フードを取るな!!!!!!!


書いてる最中に脱線して、脱線しながら書くものだから到着したのは見知らぬ地。
もうどうやってこの記事を締めようか、そんなことすらもはや思い浮かばないから、この問いを投げかけて終わりにしようと思う。








アーマードコアの新作、いつですか。

ここはどこだ