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pixivの歩き方

pixiv歴4年(ROM専)によるありがた~いご高説です。よく考えてお読みください。

※この記事の情報源はスマートフォン版アプリが主となっております。

これから無課金ユーザーの不平不満をつらつらと述べていきますが、手っ取り早く小技を調べたいという方は目次からお好みのセクションへ飛ぶことをおすすめします。

pixivプレミアムは高すぎる!

pixivにはニコニコ動画のようにプレミアム会員というものが存在しています。定期的にピクシブ株式会社へ貢ぐことによって、ブラウジングを快適にするという、至極単純なサービスです。

そしてプレミアム会員になることで使えるようになる機能は、「人気順検索」、「閲覧履歴」、「実用的なミュート機能」、「広告非表示」となっております。

この内、閲覧履歴と実用的なミュート機能は、PCでウェブサイトにアクセスすれば対応可能です。閲覧履歴はブラウザの履歴から、ミュート機能はマイナス検索をすることで似たような効果を得られます。

広告非表示についても、推奨はしませんが、広告ブロッカーを導入することで非表示にできます。(広告用の枠は用意されるが、そこには何も表示されない)

しかし人気順検索が不可であったり、スマホでのミュート設定が不自由だったりするなど、pixivは無料会員に対して当たりが強いです。しかも最重要機能である検索面で。

これらの解決策としては、プレミアム会員になるというのが全く以て正道ですが、我々貧困層、最底辺のどん底を這いずり回っている下の下の下にとって、月額550円はとても手が届きません。

よってこれらの難点に対して、我々がとり得る対抗策とは、小手先のテクニックにほかならないわけです。ということで、ここからみみっちい貧民の浅知恵を書き連ねていきます。

あと楽天モバイルの広告はうんこのついたパフェの次に嫌いです。

基本技能

検索する対象を特定できていないなら、検索する際は、検索画面右上の設定アイコンから検索対象を「タグ 部分一致」にしておくことをおすすめします。(基本的にはそうなっているはずですが)

(ちなみにpixivはOR検索ではなくAND検索です。分かりやすく言うと入力した内容が全て含まれている作品のみがヒットするということです)

タイトル・キャプション検索だと「らくがきまとめ」などと題されている場合お手上げです。

また、pixivの個人がタグ付けするという仕様上、タグの完全一致では表記ゆれに対応できません。(表記ゆれに関しては後述)

pixiv大百科では関連するタグをまとめている場合もあるので、それも参考にするといいでしょう。原則として腐向け作品は一般的な作品名検索ではヒットしないようになっている事が多いです。

他にも作者の意向で検索にヒットしないようにされた二次創作作品もありますが、それはめちゃくちゃ頑張って見つけてください。

作品下部の「関連作品」では、ただ似通ったタグがつけられている作品だけでなく、その作品をブックマーク(すき!)した人が他にどういった作品をブックマークしているかが影響しているように感じます。よって自分が沢山ブックマークすることで、好きな作品に出会える可能性が上がっていくということです。フィルターバブルに包まれましょう。

疑似人気順検索

検索結果でpixivがチラ見せしてくる人気作品にめちゃくちゃ好みの絵がある……けど誰の絵かもいつ投稿されたかもわからん……そういうとき、ありますよね。

そんなときは、そのコンテンツの規模に合わせて検索タグに「000…」のように半角数字のゼロをいくつか追加してみてください。

これは、人気作品に「〇〇1000users入り」というタグが入っている事が多いためです。もちろんこれがついていない作品もありますが、その界隈の人気作品を見つけて関連作品を見ると、大抵の人気作品が入っていることが少なくありません。

大多数に迎合し、既に価値を承認された作品を漁りたい場合はこの手段が有用です。

ミュート

無料会員はミュートワード、ミュートクリエイターを一つしか設定できません。これは到底実用に足らず、自らに心地よいだけの世界を作りたいあなた方にとっては不愉快極まりない現状です。

ここで使えるのが、許容です。

すべてを受け入れてください。

いくら不快な作品があるとしても、どうせ目に入るのは数センチ角の正方形に過ぎません。

受け入れてください。

R-18とR-18G

pixivのアカウント設定→詳細設定から、R-18作品とR-18G作品の表示を切り替えることができます。

大抵の紳士淑女諸君はR-18を求めてpixivに足を踏み入れていると思いますが、R-18GはR-18のGrotesque(グロテスク)ということで、それなりに好みが分かれるジャンルです。

四肢切断、屍姦、拷問など、グロテスクな表現が苦手な方はこの機能を覚えておいた方が良いでしょう。

しかし個人的にグレーの界隈があります。

それはスカトロです。

小スカ(尿)の場合はグロテスクとまでは行かない、と判断される方も多いでしょうが、大スカ(便)となると、これはかなり微妙な線引きです。

実際、スカトロ作品にもR-18にカテゴライズされているもの、R-18Gにカテゴライズされているもの、様々です。

ご自身の性癖と相談して、場合によっては貴重なミュート枠の一つを使うことさえ視野に入れても良いかもしれません。

表記ゆれ

pixivの仕様上、使用する(激ウマギャグ)タグと作品は厳密な一対一対応ができません。

よって、我々が検索の間口を広げ、すべてを絡め取る必要があります。天網恢恢疎にして漏らさずってやつです。

ここで求められるのは作品の本質を見抜く力です。

と、格好つけてみましたが、平易に言えば「予想される表記ゆれ全てに共通して存在するであろう部分」を想定することです。

たとえば、DEATH NOTEについて考えてみます。pixivのタグはスペースを含むことができないため、まず考えられるタグは「DEATHNOTE」、「DEATH_NOTE」でしょう。もしクソめんどくさいオタクが、タイトルのビジュアルを重視して「DEAtH_NOtE 」とかいうクソキモいタグをつけていたとしても、部分一致検索であればアルファベットの大文字小文字は関係ないのでヒットします。ただし「DEA†H_NO†E」は無理です。諦めましょう。

……少々脱線しましたが、既に二通りの表現が考えられましたね。ここで更にカタカナの「デスノート」、その略称「デスノ」が加わります。注意すべきは、ひらがなとカタカナは部分一致検索でも別として扱われるということです。

つまりpixiv上に存在するデスノートの関連作品を可及的広く掬おうとした場合、アルファベット表記が全て合致するように「DEATH(半角スペース)NOTE」と、全ての日本語表記が含むエッセンスである三文字「デスノ」のように二度に分けて検索する必要があります。

他にも「魔法少女まどか☆マギカ」の関連作品を漁りたければ、星マークを抜かした「魔法少女まどかマギカ」、略称の「まどかマギカ」、「まどマギ」などが考えられます。この場合は「まど(半角スペース)マギ」が適しているように思えます。まどマギの外伝作品をまとめて検索したければ、本編よりも知名度が低いため略称があまり浸透していないと推測されるので、「マギカ」で検索する(☆を加えてもいいかもしれません)など、様々な事を考えられます。

こうしてできるだけ効率的な検索方法を考えるというのも、pixivの楽しみ方の一つです。

より"良質"な作品を

ここでいう“良質”とは、作品に触れる人目が多く、高い評価を意味するタグが付けられ、それが誰にも外されていない状況を示しています。

pixivではしばしば、上位互換のようなタグが存在します。

例えば、「ふともも」→「魅惑のふともも」、「初音ミク」→「これはいい初音」、「男の子」→「なにこれ男の子かわいい」など。

もちろんこれら以外の派生タグは沢山ありますが、こういったタグを覚えておくこともテクニックの一つです。

余談ではありますが、「なにこれ男の子かわいい」が「なにこれかわいい」と干渉しないように設計されている様は面白いですね。

検索のホーム画面の絵見つからん問題

検索画面のホームにはいくつもの画像が表示され、タップするとその作品の下部に表示されているタグで検索することができます。

ところが、そのタグを検索しても、ホームに表示されていた作品はまず見つかりません。

新着順にしろ、古い順にしろ、人気順にしろです。

この問題の対抗策は一つです。

それは、表示されている画像から付いていそうなタグを予想して検索することです。

つまりゴリ押しです。それまでのpixiv経験値がモノを言う、pixivウォーカー検定とも呼べるでしょう。

ただしこれには個々人のスキルのみではなく、万人がまず行うべき定石が存在しています。

それが「検索方法を部分一致にすること」と「フィルターの期間を長くしていくこと」です。具体的に箇条書きにしますと、

1.画像を覚えてタップする
2.検索方法を部分一致にする
3.期間を24時間に設定する
4.人気順の8件に入っているか確認する
 →入っていなければ期間を一段階伸ばし人気順を確認する
(入っていた場合)
 5.新着順で探す(該当しそうなタグがあれば付記する)
(入っていなかった場合)
 5’.該当しそうなタグを絞り出して頑張る

この手法唯一の欠点は、ここまでして見つけたい作品とそもそも出会えないということです。

新天地へ

pixivにおいて新しいコンテンツに巡り合う機会はそう多くありません。新着欄にはフォローしている絵師の作品だけが、コレクション内には既知の作品だけがあります。

その中で、比較的新しいコンテンツに触れやすいのが「ホームのおすすめ欄」と「新着欄のおすすめユーザー」です、

どちらも自分の趣味趣向に沿ってある程度パーソナライズされているので、テレビや新聞を眺めているほどバラエティに富んだものではありませんが、どちらも自分がフォローしていないユーザーの作品が多く表示されるため、代わり映えしない画面に飽き飽きしたら訪れるのも手です。



いかがでしたか?

追記・修正をした方がいい記事とはわかっていますが、その気力があるかどうかはまた別の話です。

願わくば、この記事があなたの生活を少しでもより良くなることがありますように。

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