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マコなり社長が教えてくれたこと。「情報マウンティング」はなぜ起こるのか

こんにちは、おいとま(@not_barikyari)です。

ぼんやりと、Youtubeを見ていてハッとさせられる動画が流れてきました。
そう、日本最大級のプログラミングスクール、テックキャンプを運営する株式会社divのマコなり社長です。

どんな動画か

その名の通り、「ダメな自分」を劇的に変える方法TOP3を教えてくれます。

1位 固定観念を明らかにする
2位 知人・友人にコーチになってもらう
3位 メモ書き

詳しくは、マコなり社長の動画を見て欲しいですw
(大ファン)

刺さったポイント

大好きなマコなり社長。
でもごめんなさい、、、
途中までは「はいはい、1on1の話ねー。ベンチャー企業すぐやりたがるやつね。1on1って、部下のための時間って言うけどさ、ベンチャー企業の上司なんて、我こそはプレイヤーな方が多いよね。上司が部下のタスク管理したり、さらに上司に自分の手柄として私のやったことを報告するために情報を吸い上げるための場にすぎないよね。最後は上司が今いかに自分が忙しいかを披露してきたりして、もやもやしたまま終わる時間の代表例、堂々の第1位よね。マネージャーになったら『ヤフーの1on1』を読んでみんな1on1の勉強するって言うけどさ、本当に読んだの?なんならあの本に基づいて、どこができてないか1on1の時間フルに使ってダメ出しすることも可能なんだけど。そんな時間ももったいないからやらんけど!!!!怒」ぐらいの気持ちで見ていました。

そんなテンションで聞き流していたのですが、10:20あたりで変わりました。
第1位 固定観念を明らかにする
のくだりです。

人が変われないのは「裏の目標」と「固定観念」があるからだ

この動画の中で紹介されていたのは、ハーバード大学 ロバート・キーガン教授の「なぜ人と組織は変われないのか」という本です。

思わずポチりそうになりました。
本当にマコなり社長は物を買わせるのがうまい…。

この本の中で言われているのは、人が変われないのは「裏の目的」と「固定観念」があるからだ、ということ。

その2つをあぶり出すために使うのが免疫マップというものだそうです。

スクリーンショット 2020-07-12 0.06.15

ここでは、部下に仕事を任せずになんでも自分でやってしまうリーダーAさん、の例が挙げられていました。​


感動しすぎて目からうろこでした。うろこなんてないけど。

スクリーンショット 2020-07-12 0.13.10

いる!!!!!!!
こんなマネージャーや部長、めっちゃいるーーーーーーーー!
マネジメントに集中したいと言いつつ、
つい自分でやって手柄をあげてしまう人。

このケースは、「部下に仕事を任せることが不安」なのではなく「目の前の仕事で成果を出すことが自分の存在価値であり、これをやることで評価を得たい」という裏の目標があり、その根底には「目の前の仕事で成果に出すことが評価に繋がる」という固定観念があることがわかった、というもの。

固定観念というか、とらわれという方が正しいのかも知れませんが、会社全体や組織全体が、そのとらわれにがんじがらめになっていること、ありますよね?

メンバーの視点で見ると、腹立たしいことばっかりなんですが。
そういう感情があることはすごく納得感があるし、その人間らしさが逆に愛らしくさえ思える不思議な気持ちになりました。

身近な例を考えると、メンバーに情報を下ろさないマネージャーっていますよね?
あれって「そのままメンバーに伝えるとモチベーション下がっちゃうから…」とかそれっぽいこと言ってるんですけど、たぶん違います。


おそらく、目の前の仕事で成果を出さないといけないと思っていて、その成果の比較対象をメンバーにしちゃっている可能性があるなと思いました。
だから、前提条件や材料となる情報を隠すんじゃないかと。
情報量が10だとして、1の情報しか持っていない人と7の情報を持っている人でアウトプット違いますよね?

私はこれを「情報でマウントをとる」と言っていて、「なぜそんなことをするんだろう?マネージャーになってまで。」ぐらいに思ってたのですが、シンプルに競争相手と見なされていると考えたら妙に納得できました。
もちろんそういうケースばかりではなく、本当に出せない情報もあると思います。ただ、すべてのSlackをオープンチャンネルにしてる会社や、DMを禁止にしている会社だってある中で、そんな情報って一体どれくらいあるんでしょうか?

結局は人に期待しないこと

この動画が私に教えてくれたのは、「結局人に期待してはいけない」ということです。
だいぶ飛躍はしているように聞こえるかもしれないのですが、役職や役割が変わったとて、常に誰かの評価を気にしないといけなくて、そのために私は誰にとっても何をやっても存在自体が邪魔でしかないんだと思います。
文字でみると、卑屈に見えるのですが、一つの真理として冷静に受け止めているので誤解しないでくださいw今、とてもすっきりしていますw

メンバーのパフォーマンスの最大化が自分の喜び、と言っている人がいたとしても、それは「自覚しない嘘」であるケースもあります。
ただ、それが「自覚しない嘘」であると知ってさえいれば、何が起こってもそこまで腹が立たないと思うんですよね。
あーかわいいなって少しは思えるかもしれないし、もっと好きになれるかもしれない。

もしかしたら「私○○と〇〇やるんでフォローしてください。うまくいって私が評価されたら、私に成果をださせたあなたはもっと評価されると思うのでWinWinじゃないですか?」といった相談ができて、ちゃんと一緒に「コト」に向き合えるのかも知れない。
それはちょっと極端かもしれませんが。


誰かと「コト」に向き合っていくための、一つのヒントを得た気がするのと、自分も含めて誰もが持っている「自覚しない嘘」を認識できたから、明日から少しは生きづらくなくなった気がします。


最後まで読んでいただいた方、ありがとうございます。
普段はベンチャー企業で働くマーケターの日常をTwitterに書いているので
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おいとまちゃん@ゆるいマーケター(@not_barikyari

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