以前読んだ本の感想「立花隆の書棚」
小石川にある、通称「ネコビル」にある、10~20万冊の本の紹介からはじまります。書棚の本は、ときどき移動することがあるようで、場所がきまっていないようですが、ものすごい読書量です。各書棚を撮影するのに書棚の前から普通に撮影するのではなく、書棚の位置にカメラをすえて、格段ごとに、画像がひずまないように撮影したあとに、それを合成しているので、上から下まできれいに写っています。1万回はシャッターを切っているそうです。
書棚ごとに、そこにおさめられている本について、立花が語る内容をそのまま本にしたような形となっています。
あまりに多岐にわたるので、理解できない部分がほとんどですが、面白いとおもった部分をちょっとだけ、紹介します。
福島原発は、古い世代の原発で、設計はGE。GEは、東電に対して設計変更をみとめなかったそうです。アメリカで原発への脅威は、竜巻なので、大事な電源は地下に設置されていました。これが、津波に対しては逆に弱点となってしまった。
X線自由電子レーザーの技術は日本が世界一となっている。この技術を利用すると、化学工業や生物科学などに革命的変化をもたらすと考えられている。
ほかに、脳科学、政治、宗教、歴史、絵画など幅広く書かれているのですが、はじめて知る内容がほとんどで、そういうものなのか、としか反応できませんでした。
ちょっと意外だったのは、スタジオジブリ製作の「耳をすませば」の主人公の父親役で声優をしていたことでした。先日、「耳をすませば」をTV放送していたので見てみたのですが、あまり声優にはむいていないようですね。抑揚のないしゃべり口が役柄にあっていなくもないですが。
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