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遠藤さくらという棘


皆さんはよくルールを設けたりするだろうか、自分や相手に対して


例えば

今年は毎日TOEICの勉強をする、とか

必ず毎日寝る前はおやすみってラインしようね、とか

シャンプーが減ってきたことに気づいたほうが買ってくる、とか

そういうやつ


たいてい設けたルールを守れない日がどこかで出てくる


自分に課したルールであれば、「俺はなんて愚か者なんだ」と自分自身を責めるだけでいいが、他者とのルールならそうはいかない


あのときは毎日おやすみってラインするって決めたじゃん

シャンプー減ってるの気づいてるけどめんどくさいから買ってこないんでしょ

みたいな感じで相手に怒られる、ルールを設けたばかりに






まさに遅効性の毒だ




他者との円滑な人間関係を築くうえでルールを設けるという事は必須である一方、自身にとってマイナスともなりうる


だから、俺個人としてはなるべく他人とのルールを設けたいとは思わないし、設けないようにしている


なにより、ずぼらな俺としては非常にしゃらくさい


しゃらくさいなんていったのいつぶりだろうか

多分、犬夜叉にはまってたときぶりだと思う


自分からはルールを設けないようにと心がけていても避けられないものがある



それは相手からルールを課せられた時だ


こればっかりは避けられない

そして、ひとたび課せられたルールの効力はすさまじい


ここでタイトルを回収しよう


皆さんご存じ、乃木坂46の押しも押されぬ次期エース様

遠藤さくらだ


問題は彼女の愛称である


齋藤飛鳥はえんぴーと呼び、生田絵梨花はさくちゃんと呼ぶ。遠藤さくら自身はさくと自称している。

そう、ぜんぜん愛称が定まっていないのだ


しゃこちゃんとも呼ばれていたりもうなんでもありである


だからおれは「えんさく」と呼ぶことにした







呼ぶことにしたというのは撤回、なんか気づいたらそうなっていた


そのため遠藤さくらのことを話すときはえんさくは~、というのが当たり前になっていた


そんなある日の事、ショールームかなんかの配信で遠藤さくら自身がえんさく呼びはやだというのだ


それを聞いた俺は、そんなことある!?、ピンポイントで!?となった


だってしゃこちゃんはありなのだから。まずはしゃこを嫌がるだろだろ、車庫じゃんだって


この日を境に俺の胸には棘が刺さっている


無意識のうちにえんさくと言ってしまい、意識的に罪悪感を感じる棘だ


これの質の悪いところは既にえんさく呼びが俺の中で定着しているという点だ

無意識に、つまり悪気なく口に出してしまい、ようやくそこでルールを破ったことに気づく


直そうと思っても無意識下の事だからどうしようもない

他者に課せられたばかりに俺にはどうしようもできない、えんさくのほうからこの呼び方してもいいよと言われない限り俺は救われない


あぁ、またえんさくと言ってしまった


きっと俺はこれからもこの棘が刺さったまま生きていくんだろうな



これで終わろうと思ったのだが、タイトルと〆は棘なのに途中では毒が出てくる。

ニュアンスとしては伝わると思いたいが、文章としては洗練されていない。

罰ポイント1


                          not

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