素人でもデザインがプロっぽく見えるテクニック

デザインを生業にしてる人たちから、「クリエイティブはそんなに甘くない！」とお叱りを受けてしまいそうなタイトルですね。

とはいえ、素人でもデザインを良く見せるテクニックは存在します！

今はYoutubeやSNSの流行で自身でサムネイルを作ったりするなどデザインに気を使う機会が増えています。

複雑な構成や、イラストの配置、全体のバランスなど検討する要素がとても多いのがデザインの難しいところ。どこか一つ噛み合わなければ、全体のバランスも崩れてしまうこともあります。

もしそんな繊細なモノに、コツがあるなら使ってみたくないですか？

今回はその裏技テクニックのいくつかをお伝えしますね！

1.モチーフをグループ化して余白を決める

デザインにおいて、「空間」はとても重要なファクターです。

レイアウトしているモチーフをそれぞれ大きな括りでグループとして考えるようにします。そのグループ同士の距離感に基準を決めてデザインを作ることで安定した見栄えを作る方法です。

細かい集まりでも、一つのグループという認識を常にもって見るようにしましょう。

今でこそ、単調にならないようにこの形式を敢えて崩すことをしていますが、デザイナーに成り立ての当時はこの方法がとても役に立ちました！

【簡単なサンプルで見てみましょう】

このグループ化したイメージのままレイアウトを検討してみます。

どうでしょうか。この状態でだいぶバランスが見やすくデザインとして整理しやすい状態になりました。

ここから細部のバランスを調整するようにすれば、より早く表現したいデザインに近づけるかと思います。

2.レイヤーを感じるレイアウトで奥行きを出す

綺麗で整頓されたデザインは安心感があって見やすいですよね。しかし、逆に単調に見えてしまうと急に業務的に見えたりクオリティが低く感じてしまいます。私もその度にデザインは難しいと思いしらされます。

この時、見る人に空間を意識させることでデザインはグッと魅力的になります。

【簡単なサンプルで見てみましょう】

まとまりがあって見やすいデザインですね。もう一つ、この要素と同じものでレイヤー感を足したデザインを作ってみます。

少しだけレイヤー感を出すことで、デザインに空間が見えてきます。見る側もより引き込まれる内容に見えます。

とはいえ、あまり手が混みすぎてしまうと見づらくなったり方向性が変わってしまうことも考えられるので、さじ加減には注意しましょう。

【空間の表現の仕方】
・余白を大きめにとり、見せたいところに密度を出す
・レイヤーを作り空間を感じるようにする
・広がりや空間を感じる写真をモチーフに構成する

3.画面の中で、大中小のバランス感に気をつける

これは一つ目の、「グループ化してレイアウトする」ところに関係してきます。グループとして構成した際に、全体のモチーフが大中小の3つのバランスで成り立つように意識するとデザインが綺麗に見えます。

同じようなサイズ感で全体のバランスを取ってしまうと単調になったりします。それぞれの要素が大中小の関係性になっていることがわかるようなサイズ感を掴むことがデザインでは大事になります。

大中小のバランスを決めて、見せたいものをしっかり見せるレイアウトという認識です。

【簡単なサンプルで見てみましょう】

見せたいポイントが写真であればビジュアルを大きくし、作者名であればテキスト部分を大きく配置するなど、要所を明確にできればわかりやすい情報整理になってきます。

グループ化した際に、各グループ（すでに分けた大中小のグループ）を構成するさらに細かい要素の中にもグループ化は当てはまるので、どんどんそのグループ内の重要度の大中小を把握してデザインをまとめて行くといいでしょう。

4.角のあるものは可能であれば丸みを付けてみる

人は角が立っていたり、鋭いものに対して意識を持っていかれがちです。特にデザインにおいては、角が鋭いか丸いかだけで印象は大きく変化します。　

柔らかい印象を与えたり、親しみやすく感じたりさせることができます。シャープなデザインにしたい時などは難しいですが、特に指定がなかったり丸みを与えた方が心地よい際は積極的に角を丸くしたり、滑らかなラインを作ったりするとより印象が上がると思います。

【簡単なサンプルで見てみましょう】

こちらを角を柔らかくしたデザインにしてみます。

丸みをつけるだけで、よりロゴマークっぽさや安心感が出たかと思います。些細なことですが、よりデザインのフォルムを意識してデザインしているような印象を受けます。

【角丸で気をつけること】
・シャープな印象を残したまま、丸みをつける際はできるだけ小さいアールにする
・形態が崩れるような強さは避ける

いかかでしたでしょうか。

デザインを魅力的に見せるコツはまだまどたくさんありますが、素人の人がまずはトライしやすい内容を記載してみました。

デザインが良くなれば印象が一気に変わることもありますので、一度試してみるといいかと思います！