見出し画像

Entôへ

いつもより2時間早く起きた。

昨夜はバイト先で出会った2人とごはんに行き、食べ疲れるほど胃にモノを入れたのでほとんど準備できずに寝てしまった。

起きてさっそく準備をし始めたのだがなかなか進まない。よく旅行に行くのだがもちろん普段とは勝手が違う。服の量も何もかも。当然である。1年分も家を離れたことがなかったから。

家を出る5分前に準備が整い、この日は珍しくおじぃが駅まで送ってくれた。「そのうち帰るから~」って感じで軽い挨拶を済ませ、車を降りた。そこから電車とバスを駆使し、伊丹空港に着いた。

バスを降り、昨夜一緒にご飯を食べた友人1人と合流した。大学の同級生を見送るために空港にいるということで、せっかくなので見送ってもらう約束をしていた。(ご飯行くのも前日に決まったし、空港行くのもご飯中に決まった。どういう奇跡?笑)

そんな偶然が重なり見送られることになったのだが、そんなことより腹が減ったと結構量のある海鮮丼を二人で貪った。これもいつも通り。前の日は〆のラーメン2回頼んだし。とにかく食べる人。見てて気持ちいいぐらい。

おなかいっぱいになったところでいよいよ搭乗口に向かう。電話でこれもまた昨日ご飯行ったもう1人の子と3人で、お互いがんばろなとエールを送り合い、保安検査をくぐった。少し寂しい感情はあったが、それは新生活への高揚感に勝るほどではなかった。

そこから目的地に着くまではあっという間だった。隣の飛行機の半分ほどの機体で隠岐諸島の本島に到着し、西郷港で高速船を待つ間はカフェのおばちゃんに教えてもらった自然館で隠岐の自然、文化、歴史を学ぶ。(ここ、結構良かった)

船の時間になり、本島(島後っていうらしい)を後にする。ここから20キロほど離れた島に目的のホテルがある。船の窓から海岸線に建つその姿を見たときは鳥肌が立った。なんて美しい姿なんだと。

港に着き、ホテルまでの急な坂道。キャリーが重い。息を切らしながらエントランスを通る。ここでもまた鳥肌がたつ。限りなく要素をそぎ落とした空間の奥に海と島が広がる。

と、そんな感動する時間もなく、フロントの方に挨拶し、ホテルと島の基本的な情報を叩き込んだ。事務所に挨拶に行くと、社員の方はみんな気さくな方ばかりでとにかく明るい。期待が膨らむ。

これから住む部屋を案内され、そこでご飯と風呂をパパっと済ませる。
明日からがんばるぞーっと考える余裕もなく、気づいた時には寝てしまっていた。そして今はこんな景色を眺めながらnoteを書いている。いい朝。

と、こんな感じでTOUCA中はこまめに記録していく。
2期生、3期生の参考になればという期待を込めて。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?