攪拌

2023年10月15日

・今日は、母に11月初めから住み込みでバイトを始めたい旨を伝えた。伝え始めて、当然それを否定されたのちに、私は通院先の医者が嫌いであることも伝えてしまった。それが母の怒りを買い、売り言葉に買い言葉で、医者になにを言われようと11月初めから住み込みで働き始める計画は変わらないと伝えた。母、激怒なうです。

・「やりたいことをやりたいときにやりたいです」は、病人認定されていると全く通らなくなる。私は選べる立場にないのだと母に言われた。この家にいること、来週の火曜日に医者の元に母と行くことが改めて本当に嫌になってしまって、家出しようか今考えている。そして、2日前の苦悩を忘れたのかと思い直して、そう思ったのもつかの間、また家出する計画を練っていたりして、なんだかもう、いろいろと散々だなと思う。

・医者は今まであなたのことを支えてくれていた、そのおかげでここまで回復した、なのにどうしてあなたは医者を含めて身近な人の言うことを聞こうとしないのと言われた。知らねえよ。私は私自身のことを、自殺しようとしていたごく初期を除いて、病から回復していったというストーリーで捉えていない。過去と現在を織り交ぜて成長してきたと捉えている。医者はほとんど関係がないと思っている。まあそんなこと母には全く伝わらないんですけれどね。

・伝わるかもしれないと思っていた私が馬鹿だった。思えば、黙って行動せずに母に伝えてしまったから生まれた諍いが過去に何度もあった。もう、母には何も伝えないようにしよう、そう思うのに多分私は1ヶ月もすればまた、もしかしたらわかってくれるかもしれない、分かり合えることがあるのかもしれないと思ってしまう。私が相手の条件を飲まない限り、そんなことあるはずもないのに。

・どうしたらいいだろうか。正直、家にいたいとは到底思えない。今すぐに出たい。でも、外に出ようとしたらまた精神状態が揺らぐことはわかりきっている。あと、お金が十分にあるわけでもない。外で泊まりながら働いて稼いで住み込みで働くまでの日々を過ごすとしたら、それはよりストレスが増すであろうことは分かっている。住み込みで働くこと自体がビックイベントなのだ、その前にもずっと気が張りつめていたらどうしようもない。

・今の自分の体調はあまり良くない。それは自覚している。絶え間なく眠い。いま家を出るべきではない。家に居たらどうなるだろうか。私は家にいることで何を恐れているのだろうか。母との言い合い、父との言い合い、家を出ることの阻止、このぐらいだろうか。言い合っても私の意志は変わらないけれど、意志を変えない限り(少なくとも変えるそぶりを見せない限り)言い合いが終わらないのがめんどくさい。両親は、言い聞かせればわかると思っている。普通、他人同士だったら言い聞かせるなんてコマンドはあるはずもないけれど、親子の関係だったらたとえ成人していても言い聞かせるという概念が成立する。子どもが病的だったらなおさらだ。さっきも書いたけれど、「あなたは選べる立場にないのよ」という言葉が忘れられない。なんだよそれ。

・まあ、家にいても言い合いになるタイミングをうまく避けられるのなら、家でぼんやりしているのはありなのかもしれない。それが現実的だ。今の私の状態だったら病院にぶち込まれることもないし、物理的に家を出ることを阻止されることだって、毎日続くわけではない。日にちを具体的に指定しなければ、家を出ることは容易い。ならば、今は完全に体力を回復させることが先決だと思う。

・もう11月に合法的に家を出ることは絶望的になったので、もし11月に家を出たのならば、12月末に家に帰ることもしないほうがいいのかもしれない。まあそれは後々考えればいいか。もう両親の顔はしばらく見たくないけれど、祖父・祖母には会いたい。こんなことを言ったら不謹慎かもしれないけれど、会える時に会っておかないと、次にいつ会えるのかわからないからだ。ひねくれているうちにもう会えないことになってしまったら、それは本当に悲しい。

・「やりたいことをやりたいときにやる」に固執するのは、凝り固まっているというべきか、それとも信念を貫いているというべきか。私はそのようなメッセージを発して自らもその生き方を体現している人を心から尊敬するが、それが刹那的で、もっというなら病的で愚かであると思われるのならばどうすればいいのだろうか。こんなこと何度も考えてきたのだから、今更言葉にするだけ何の意味もないか。


・私は、「コミュニケーションをとりたい」「本音を話したい」と言っておきながら、身近な人々である両親に対しては正反対の行動をしていることに気がついた。このままだとのちのち後悔すると思って、本当のことを言ったらこのザマだ。もう、彼らのことは一切信用しない。筋は通さない。その決意を固めるための今日だったのだと思う。

・さようなら

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