沈んでいく私からは、周りのものは浮かんでいくように見える

2023年10月20日

・今朝には平熱になった。インフルではなかったらしい。まだ頭が飽和している。色々考えて無理に前に進もうとしていた頃から、頭のなかはぐちゃぐちゃなまま。でも、泥水の泥が徐々に沈殿していくように、少しずつ視界が開けて自分の心の形が見えるようになってきた。

・死にたい。今更何言ってんだ。この心を死にたいと形容するのは正確なのか。空っぽになっていく感じが一番近い。ぬめぬめした魚が、捕まえようとする手をすり抜ける様を想像する。心が、何かの欲で捉えられるものであればいい。外に出たいとか、友達が欲しいとか、健康になりたいとか。なんでもいい。今の死にたいは、半分平常心に近い。だから厄介だ。悟った心地は死に近い。苦しいのに苦しみに浸らずに一歩先に進もうとするとめんどくさいことになる。まだ完全に素面に戻っていないから死の気配が近いのか。

・しばらく透明になりたい。私は死にたいという人たちの中でも、より正確にはいなくなりたいとか、透明になりたいとか言っている人の気持ちがよく分からなかった。でも今はなんとなくわかるような気がする。心を消したい。まだ完全に感度が戻りきっていないからわかるけれど、これ以上しんどくなったら本当に耐えられないと思う。

・私は何を書いてるんだろう。よくわからなくなってきた。今日はベースで相対性理論の曲を弾いて、呪術廻戦の映画とシーズン2の途中までを見た。割と充実している。というか心をごまかしている。さみしい。あ、本音が出たウケる。さみしいとして、私は今まで他の人に誠実に向き合ってきたのか。向き合っていないだろう。7月からほとんどまともに友人と会っていない。ていうかそれよりもっと前からだ。自分に向き合いたいときだけ他の人から距離をとって、それでもって自分がさみしくなったときだけ距離を詰めようとするのはやばすぎるだろ。ていうか、そもそも本当に誰かと話したいのならば、とっくに連絡を取っている。私は、泥沼みたいな虚無感を埋めたいだけだ。誰かを空想上で愛するように、誰かを空想上で求めているに過ぎない。

・この部屋の外側に世界はない。もうまともに空を見ていない。他の人は皆働いている。働いている人は全員すごい。この部屋の外側に世界はない。私に触れないものはみんな関係がない。

・もっと頑張れたらよかった。どうして頑張れなかったんだろう。今までやってきたことはすべて無駄だったのかな。

・自分の本音はどこにあるんだろう。すべて放棄したい。

・さようなら

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