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茹でザリガニと大殺界のわたくし

2024年6月14日

・朝、出勤途中の電車でこれを書いている。ギリギリ間に合わない電車だ。ただ、1人早番なので間に合わなくてもバレない。確信犯です。

・昨日はザリガニを釣った。正午に思い立って、そのままダメ元でシェアハウスの同居人をザリガニ釣りに誘ったところ、なんと着いてきてくれた。そんなことってあるんだ。

・ザリガニ釣りの装備は適当でもいい。割り箸とあたりめを糸で繋げるだけ。1本のあたりめで3時間くらい釣っていた。ソフトさきいかだったらふやけていたと思うので、あたりめにして正解だった。

・でも、ザリガニ釣り自体はそれほど簡単ではなかった。ザリガニって水から上げてもえさにくっついているイメージだったけれど、あれって離れちゃうんですね。かといって網を素早くザリガニの下に差し込もうとすると逃げられる。野生が鍛えられるなと思いました。

・誰かと一緒にザリガニを釣る。あっちの小さな池に池の主みたいなサイズ感のザリガニがいること、あそこにいるのはやけに警戒心が強くてどうにもならないザリガニだから諦めた方がいいこと、網がわりのザルをあらかじめ池の中に設置しておくとザリガニがとれやすいこと、空に虹色の雲がかかっていること、そういうことを共有しながらザリガニを釣る体験ができたことは本当に素晴らしいことだったと思う。ただそばで分かち合ってほしかったのだ。高度な言葉、高度な価値観に救われることはある。でも、最近はそういうことがほぼゼロに近くなった。あらゆる他人の言葉がほぼ全く響かなくなった。むしろ分断を感じるばかりなので、流すようにしか文章を読んでいない。流すように読むぞとは思っていないけれど、気がついたらそうなっている。

・私も文章を書きたいと思わなくなった。自分の言葉は自分にとってもう意味を成さないものであることがわかっているから。

・文章を書いているとどんどん息苦しくなる。

朝日を反射するガードレール

朝日を柔く吸収するコンクリートの道

青々としている街路樹

・手慰みにルービックキューブを買った。パステルカラーのかわいいやつ。

・ストレスの数値を知るためにスマートウォッチを買った。自分で自分の身体のことも分からなくなってしまったお年頃。

・手慰みに黒い紙を削るとカラフルな線が出てくるあれを買った。線をなぞるとたくさんのカラフルな花が完成する。

・手慰みが全てなのではないかと最近思っている。というより、最近の自分は、流れに乗って生きて、その流れに軽い力を何度も加えて徐々に流れを速くしていくことをしたいと思っている。いままで、頑張るとは楽しい時もものすごく辛い時も歯を食いしばって毎日やり続けることだと思っていた。でも、もう学生を卒業して人生が10年単位の長期戦としても捉えられるようになったいま、しがみつくこととは、流れを絶やさないことなのではないかとおもう。辛い時にやりたくないことをやることは、流れに矛盾する。かといって、スマホを触るとより体調が悪化する。

・いや、継続とか習慣の力を否定したい訳じゃない。ただ今は、体調が悪い時に少しづつまた流していく方法を試してみたい。流れに手を突っ込んで望む流れの強さになるように力強く流れを押し出そうとするとものすごく水圧を感じて疲れる。疲労してもう一度押し出せないかもしれない。でも、流れに対して沿うように小刻みにちゃぷちゃぷ流せば、疲れず流れを速めることができる。そういうイメージを持っている。その時の手の動きは、頑張りたい対象に対して積み重ねる行動だけではなく、辛い時には自分を良い方向に持っていくありとあらゆる方策も含まれるのだと思っている。

・占いをしてもらった。今年と来年は大殺界らしい。あと、モテ期なので恋愛をしたほうがいいらしい。マッチングアプリを勧められた。

・もう言葉を使うことに疲れている。とかいたが、何に疲れているのかなんて分からないよなと最近思った。○○だから死にたいと言うときの、○○を解消したら死にたくなくなるわけでも必ずしもない。私の場合は苦しみの原因だと思しきものがあったとして、ほとんどがそれ以外の要素によって気がついたら苦しみから抜け出している。

・本当に誰の言葉も響かない。1ミリも。むしろ断絶を感じて病むまである。だからといってどうということはないけれど。

・ていうかザリガニを食べたって書きましたっけ。ザリガニは食べるために釣りました。ほぼエビでした。捌くのもめちゃくちゃ簡単でした。なんならエビより簡単でした。また釣って食べたいです。シェアハウスの同居人は海鮮が苦手なので、2人で釣った分を全部私が食べました。でも、小さめのが10匹だけで、1個あたり小さいむきエビぐらいのサイズしかなかったので、物足りなかったです。次は夏に釣りに行きます。

・さようなら

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