たすけての種を蒔こう。化け物を育てよう。
2023年6月16日
・京都御所の近くのセブンイレブンに折りたたみ傘を忘れた。傘の袋だけが手元にある。あと、蚊に刺された場所を数えたら、全部で15か所あった。吐くほど泣いても涙が枯れるだけで死なない。セブンイレブンの塩おにぎりはおいしくなっていた。何もする気が起きないから、紅茶マフィンを作った。死んだら、紅茶マフィンを作った実績だけが残る。文章を書いても全部嘘になる。だからもういいんだ。ギターとベースが目に入った。今の自分がギターを弾いても、後ろめたいだけだ。まだパジャマなんて死んだ方がいいよ。死んだ方がいいと言われることがどんなにありがたいか。自分の中の防衛反応としての死んだほうがいいではなくて、客観的に見ても死んだ方がいいことが明らかになってほしい。そうしたら、ちょっとは死ぬためのやる気が出るかもしれない。おかしはおいしいけれど体に悪いらしい。マリーゴールドの種を植えたら芽がでた。枯れかけているまま放置していたミントも、表面にはびこる苔をとって土を変えて、肥料を埋め込んだら伸び始めた。私の命をマリーゴールドとミントに賭けてもいい。私のいないところで両親が、私が猫だったら働かなくて済んだのにね、と話していた。私がそう思うことは何度かあったけれど、家族にそういわせてしまうのは本当に終わっているなと思う。終わっているとか、もういいよ。もう、終わっているという言葉を使わなくても自明なほど、私は終わっているぜ。自虐する必要もない。青空だ。今日は晴れているのだろう。私は外に出ていないからわからない。窓を開けて網戸にしたのは、今日私がしたことの中で唯一の、社会的に見てプラスな行為かもしれない。虫刺されが相当かゆい。パソコンの左下に「まもなく日没です」と表示された。あーあ。眠りがずっと浅い。常に焦っている。でも、それでいい。それがふさわしい。正常な判断ができないから、誰とも一緒に居ないほうがいいよ。夜は怖い。両親に会いたくない。甘ったれんな。死ね。ご飯を食べなければ、ここにいてもいいのだろうか。猫になった方がいい気がする。言葉を話さなくなって、四足歩行をするようになったら、猫と変わらない生命体になれる。嘘です、猫にはかわいげがあるので、人間が言葉と二足歩行を失ったらただの化け物です。残念!ある人を傷つけた。ある人に返信をしなかった。思い付きである人を困惑させた。そうやって順調に人を遠ざけている。ひとりぼっちなんかじゃない、わたしがひとりになったのだ。わかってるよね?落とし前はちゃんとつける必要がある。わたしはかわいそうなんかじゃない。すべて自分がやったことだ。落とし前はちゃんとつけなければならない。「生まれないほうがよかったのだとあなたが思う原因は、かなり私にあると思っている」と母に言わせた罪は大きい。ちなみに、これらの文章はすべて嘘です。ちょっとの刺激で、私は元気になります。大げさに受け取った方が負けです。ごめんなさい。
・なあ、その前に謝れよ。すべてのものに土下座したい。土下座は痛みが伴わないから、もっと痛みが伴うものの方がいい。何もすることが無かったから、ネットカフェで漫画を読んだけれど、最終的には、人の口の中に入れてぐるぐる回すと器具が広がって人のあごを壊すという拷問が生活の中のふとした瞬間に生々しくよぎって竦むだけだった。希望みたいなものが、自分を脅かすものにしか感じられないから、目をそらすしかない。悲観的な言葉を吐き出すしか能のない自分がおぞましくて涙が出る。黙ってろ。ご飯を食べず、言葉も存在も消して、空気になれ。他人に自分の影を残すな。
・こんなことしている場合じゃないですよね?
・怖い。怖い。あーーーー。誰も、なにも私に目を向けないでほしい。隔絶されたい。ならなんでこんな文章を書くんでしょーか?ねえねえねえねえ。
・おけ~、パジャマから着替えて散歩して寝よう。ゴミ!!!
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・またこんど!
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追記:あの後いろいろあり、なんと明日、きぐるみを着る仕事をすることになりました。もはやどの仕事にもわくわくしないと思っていたのですが、きぐるみを着る仕事に対してはわくわくするものですね。こういうことで機嫌がよくなるので、なにがあるかわかりません。化け物はきぐるみをきて娑婆でスキップします。それでは。
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