夢で見た文章

2023年8月21日
(夢で見た文章の感じがなんかよかった気がするので、その感じで書いてみます。文章そのものは覚えていないです。)

Google地図を拡大して拡大してピン止めしたところにいる私がコロナになった。風が青いのか空が青いのかわからない。毛布をかぶっても凍えている夏。海に行きたかったのになあ。きっといま、繁華街ではぐちゃぐちゃと人の想念が渦巻いている。どこにもだれにもつながっていない黒い寝室がその裏側にある。なんてことはない、マットレスが黒いだけなんだよね。現実逃避じゃない。これこそが深く深く現実。ここから飛べば少しは現実味が薄れるのかもよ。赤い夕陽を見れない私の代わりに誰か浴びてきてよね。空はピンク色になるらしい。虹は何色もあるらしい。コメダ珈琲のでっかいカツパンが食べたい。ひたむきに頑張れば先に進めると信じていたあの時は幸せだったのか、徹底討論します。愛しているという言葉よりももっと間口が広くて居心地のいい言葉があるはずなんだ。宿題を忘れる夢を何度も見た。起きるたびに、もう宿題がないことに安心した後、その代わりに為さなければならないことをしていないことに気がつく。後味が悪い。毛布をかぶってもやはり凍える。こころがからっぽなのと、体が凍えるのとでは、どっちもおんなじ。誰かをそばにおきたいわけではないけれど、なんか空洞がある。空洞同士なかよくしよう。奥まで掘り進めていったら真っ赤な肉片を手に入れられる。普通に痛いのでやめてください。その痛みは正当なものなので当然受け入れてください。道を普通に歩けるだけでどれだけ恵まれているか。道を普通に歩けないと思う気持ちがいかにまやかしであるのか。まやかしであるから膨れ上がっていくのか。いつだって4人いれば麻雀ができる。2人でも将棋ができる。小さい世界が、小さい世界さえあればよかったんだ。涙が届かないはずの心の奥底に沁みて痛い。ディズニーチケット2人分を左手に隠して、右手でピンポンを押す。奥から出てきた半分人間の塊を人間に戻してから引きずり出して舞浜まで行く。愛しているという言葉よりももっと、もっと、遠くに行ける言葉を。そんなあなたにスペースマウンテン。だってこれは夢の国。この世界は、文章は、全部夢の国。夢は醒めるように、醒めた後の世界を信じるように、言葉の連なりもきっと途切れる。途切れた先にあるのは心療内科のオンライン診療。電話が鳴るのを待つ時間でこれを書いている。目の前の現状に対する悲観も諦念も楽観も悟りも、今しか意味なくて後に何も残らない時点ですべて同列なんだから、お前ら争うんじゃないよ。コロナの差し入れで母からもらったカップ焼きそば大盛×3で、私は生きていくんだ。早く電話鳴れ~


・さようなら


追記:
ボカコレ2023夏の入賞作品を見ていたのですが、ダントツで原口沙輔さんの「人マニア」がよかったです。「リレイアウター」がいいって以前書いたのですが、あれを書いた翌日に人マニアを知って、マジで毎日10回づつぐらい聴いています。なんか頭で選ぼうとしたら素敵な曲はいくつもあるのですが、直感で選んだら人マニアがダントツでいいなと思いました。人マニアがいいというのは本当にずっと前から思っていたのですが、コロナがあったりして書くのが遅れました。無念。あと全くボカコレには関係ないのですが、wotakuさんの「マンハッタン」も聴きまくっています。以上です。


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