散り際まで美しくなんて言葉は、数十年後まで忘れていよう。
2023年12月3日
・さっき津波注意報が発令された。この地域ではけたたましいサイレンが鳴ることが分かった。あまりの怖さに人生で初めて過呼吸っぽくなった。寮のコミュニケーションが若干しんどい瞬間はいくつかあるのに、こういう時に限ってみんな外に出てこない。しばらく手が震えていたので、震える手ですいとんの生地をこね続けた。
・ひとつなにかを方向付ける言葉が浮かぶと、すぐさま反証が思いついて、それに対しての反証が思いつく。自分がどのような形で構えていても、どこかしらに弱点があるような気がして、そんなことをしていたら、いまよりもっと体を固くして何かに備えなければならない状況に陥って苦しい。身の回りのすべてが自分を侵害して、そのくせ綺麗なものほどあっさりと滅びる。ねえ、どんなに気が合うと思っている人であっても、お互いをとりまく環境が変わっていくと、感じ方が合わなくなっていくらしいよ。どうやら、私はその事実にかなり打ちのめされている。自分が大切に思っているものすら失われるのに、なぜやりたくもない労働をして、過度にご飯を食べないように気を付けて、達成感の直後に抑えようもない虚しさを抱いて生き続けなければならないのか。新たな環境に来て、自分より経験の多い人々に会って、そこから得られた刺激によって再度死にたい気持ちが沸騰した。割と本気で死にたいと思っているけれど、それでも年始までは生きていられたらと思う。祖父母に会うまでは生きていたい。もう家には帰りたくないけれど。
・そんなことを思っているのでいろいろと疲れ切ってしまって、今日は和歌山県に来て初めて、自炊ではなくコンビニでご飯を買って食べた。お好み焼きとたこ焼きと焼きそばが入っていた弁当だった。お好み焼きになけなしのキャベツが入っているのみで、それ以外はすべて小麦粉だった。爆弾みたいな弁当だと思った。自炊をしなかったのは、自炊自体が面倒だからではなく、寮の方とのコミュニケーションを避けるためだった。ご飯を食べて帰ってからはしばらく眠っていて、23時ごろにお風呂に入った。シャワー室と浴槽があるお風呂場があるのだが、今日は湯船に浸かった。睡眠とお風呂により、かなり気持ちが回復した。
・一つの仮説が浮かぶと、反証が浮かび、それに対しての反証が浮かぶということは、そもそも正解がないということなのではないかと思った。正解がないということを思い出すとき、それに絶望するときと安心するときの2種類があるのだが、今回は後者だった。正解がないのならば自分の好きにすればいいじゃんと思った。そしてこれは帰り道で思っていたことなんだけれど、最低限大切にしたいことはそれほど多くないということを思った。
・最低限大切にしたいことについて考えてみたい。
①とりあえず死なない。でも、死んでいるように生きてもいい。理想の人生と自殺の間に、とりあえず生きている状態を置く。
②やりたいことをやり、好きな人に好きだと言う。でも、やりたいことがなくても、好きな人がいなくても、生きていたらチャンスがやってくる可能性がある。
③自力で立ち上がれなくても、世界が自分を救い上げてくれる可能性を信じて、物理的に生きることができなくなるまで生きて待ち続ける。
・意外とこれぐらいかもしれない。3つ書いたけれど、多分1つにまとめられると思う。世界を信じて、生き続けること。これは人生において大切なことの1つなのではなくて、最低限これさえあれば他になにもなくてもいいということだ。それ以外に自分が生きるためにこだわることはたくさんあると思う。客観的に見た絶対的な正解がないとしても、自分の中でのこだわりがないと、人生は味気ないと思う。でも、そのこだわりを、自分が傷つかないために多数装備するようになったり、より傷つかないために社会的に強いこだわりを吟味するようになったら、それは「こだわり」という個人の嗜好を意味する言葉を外れて「強迫観念」になると思う。今の私は、人生における強迫観念があまりに強すぎると思う。人生の大まかな道から外れた結果、細い道を歩む人のこだわりを強迫観念として抱き、強迫観念同士が矛盾したり、強迫観念に自分がついていけずに自滅したりするのはつらい。なにかをしてもいいし、なにもしなくてもいい。好きに生きたらいいっていうのは難しいけれど、それでも肩肘張らずに生きていけたらいい。
・心のどこかで、もし私が自殺したら、あの人は自殺しかねない人だったと思われるんだろうなと思っている。もしかしたら、もっと楽に生きたらよかったのにと言われるかもしれないことに、どこか満足感を抱いている。最期まで私は、自分にストイックに生きることができたのだと思う。でも、そんなのは本当に自己満足でしかない。美しく死ぬとか、馬鹿げた話だ。私は、もっとやれると思う。もっとやれるよ。当たり前じゃないか。
・私も変わるし、人も変わるけれど、変化していくあの人やこの人の人生を見たくてなんとか生きている。数年前、想像もしていなかったことがいろいろと起きた。今の私を取り巻くものは、ほとんど想像していなかったものだと言っていい。変化するということ、正しいものはなにもないことは光でもあるのだよ、と、いつか本心から言えたらいいな。
・Spotifyから、1年のレポートが来た。よく当たる占いみたいで楽しかった。データに基づいたやつなので、当たっているのはあたりまえなんですけれど。
・黒塗り世界宛て書簡が1位マジ!?!?と思ったのですが、よくよく考えたら、一曲リピートをする&曲の時間が少ないボカロが上位を占めるのだろうなと思います。ヨルシカに関しては、都落ちはアルバムの最初にある曲なのでわかるのですが、ブレーメンは意外でした。でもそういえば、ブレーメンから聴くことはあった気がします。幻燈で特に好きな曲は、「老人と海」と「アルジャーノン」です。
・エ!?相対性理論よりヨルシカの方が聴いているってマジ!?!?もう相対性理論好きを名乗れないじゃないか……。
・0.5%って言われるとなんかドキドキしちゃうな。
・1位から9位。KICK BACKをそんなに聴いていた記憶が無くて驚いている。
・10位から18位まで。相対性理論もっと頑張ってくれ。
・19位から27位まで。
・イヤホンをなくして、ダイソーのイヤホンを使っていることがさりげなくバレていて恥ずかしいですね///
・以上です。
・さようなら。
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