見出し画像

「愉快なる地図」(読了)

 この本を手に取ったきっかけは先に読んだ台湾の小説「台湾漫遊鉄道のふたり」。時代背景はどちらも同じく1930年代。もちろんインターネットなどない時代。この本の著者の林芙美子は情報も乏しい中で各地へよく出かけて行ったなと思いました。好奇心と度胸とはここまで人間を動かすのか?と。
 どこに行っても手持ちの残金に振り回されて切なく思うところもありました。そんな中でも飲み食いに買いものを楽しんでいた様子。それから、要所要所でしっかりチップを切っているところが印象的でした。
 しかし、旅行記というのは時代に関わらずいつのものでもつい引き込まれて読んでしまいますね。
 この本の解説と帯は作家の川本三郎さん。
過日新宿の紀伊国屋書店で行われた「台湾漫遊鉄道のふたり」のトークイベントの関係者席にいらっしゃいました。
「旅先でビール」という大好きな旅のエッセイの著者である川本さんにイベント後に思い切って話しかけて少々立ち話をさせていただきました。
しかし、買ったばかりのこの本がカバンに入っていることをお伝えするのを失念しました…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?