【短歌】戦ぎ #さるのうた
べたべたに甘やかされた洋梨でさへしつかりと芯を残せり
*
「そよぐ」って、いくさ、の漢字当てるんだ、しなやかにあらがえますように
数しれずひかり小さくひらいたら秋の蝶舞うまだらのこころ
香箱に星座を描きたくなって 一等星をむっつならべる
見え透いた言い訳ばかり食べる虫 葉脈透けた秋も好き好き
*
きらきらの氾濫してるぷらたなす並木にもじき霜降りますね
押し込まれてゆく満員電車にて、「てきいは、ない」とつぶやく、そっと
べたべたに甘やかされた洋梨でさへしつかりと芯を残せり
*
「そよぐ」って、いくさ、の漢字当てるんだ、しなやかにあらがえますように
数しれずひかり小さくひらいたら秋の蝶舞うまだらのこころ
香箱に星座を描きたくなって 一等星をむっつならべる
見え透いた言い訳ばかり食べる虫 葉脈透けた秋も好き好き
*
きらきらの氾濫してるぷらたなす並木にもじき霜降りますね
押し込まれてゆく満員電車にて、「てきいは、ない」とつぶやく、そっと