見出し画像

【短歌】いつ崩す

やや固い膜が守っている黄身をいつ崩そうか躊躇いもする

吐く息の白さ見せずにやるせなくきみの眼鏡が曇る夕暮れ

です・ますを貫いている怠惰さを生真面目と言い換えるやさしさ

冬が僕らを試してるから強く陰日向踏む履き慣れた靴