見出し画像

【MMO】私の性癖が決まったゲーム ~MU奇蹟の大地~

 まず性癖というタイトルでエッチな内容を想像してきた人はブラウザバックを推奨する。エッチな話はないです。性癖≠性的趣向

 誰しも一つぐらいは本気でハマったゲームや初めてやった時に衝撃を受けたゲームなどがあり、それらが元となってゲーム性癖が形成されていく。ゲームが大好きで30を超えてもなおゲームを続けているが、その中でももっとも私の人生に影響を与え、そして性癖の元となったゲームについて紹介したいと思う。どのくらい影響を与えたかというと、そのゲームが好きすぎて運営会社に新卒で入社するほどであったがそれは数年後のお話。

画像4

http://mu.pmang.jp/member/

今回紹介したいのはこちらMU 奇蹟の大地 である。
いまから15年以上前にサービス開始されているMMOであり、今も尚続いている。当時MMOをやっていた人であれば一度は目にする機会はあったかもしれない。

出会ったのは高校1年生の頃であった。
自宅にあるパソコンがインターネットにつながったのである、そこでインターネットにドはまりしたことがきっかけである。
同年代のネットユーザでは誰しもが聞いたことあるポータルサイト、「ハンゲーム」に入り浸ることになる。

ハンゲームには、ビリヤードや大富豪などカジュアルゲームばかりであったが、その中にチャネリングしてるMMOゲームの中に「MU奇蹟の大地」というゲームがあった。現在では白を基調に爽やかなサイトであるが、当時はワインレッドのようなダークさを感じたことを覚えている。

このゲームにどっぷりとのめりこむことになる。

今回はそのゲームの中でも特徴的だった部分をいくつか紹介したいと思う。

1.整列ルール

いま思えば笑い話になるのかもしれないが、このゲームにはクエストに入る前に整列しなければならないローカルルールがあり、ゲーム内にはいくつかワールドがあったが、いずれも共通のルールであった。

DS4 PT1 IN
DS4 ご一緒してもよろしいでしょうか?

このゲームには経験値を稼ぐためのクエストが2種類存在した。
その中の一つにデビルスクエアというクエストがある。偶数時の00分から20分間、専用のマップに移動して敵を倒しまくるというクエストである。
またそのクエストの入場には10キャラクターまでという制限があり、1つのパーティが5キャラクターまであるので、フルパーティーであれば2組まで入ることができる。

ここが日本独自の文化なのか、所謂日本人らしさが出てしまった部分かもしれないが、デビルスクエアのクエスト開始前に、露店の看板を利用して「DS4 1PT IN」などと整列することになるのである。
DS4 1PT IN・・・デビルスクエア レベル4に1パーティ(5人)入りますの意

画像1

※デビルスクエアの開始前の状況

全体チャットというものがなかったため、1人が場所を取り、もう1人が別のサーバでパーティを募集していた。
また1つのワールドに10サーバほどあったが、特定のサーバは廃人と呼ばれる人達が独占する形になっており、いついっても看板を立てて並んでいた。(複数垢使う場合もあった。)

 ただ当然これに反発するように、このローカルルールを守らない人もおり、韓国産のゲームという事で、韓国人や中国人のユーザも多く、整列のルールが知らない人や、そんなもの守ってられるかというユーザも一定数おり、その都度、2chなどで晒されていた。

そもそもローカルルールであって、それ律儀に守る必要はもちろんないが、ユーザ内でのルールが徹底されており、これが初めてのゲームだったのでこれがスタンダードだと思っていた。

2.装備は光るし、羽が生える

画像2

こちらの画像を見ていただきたい。
中央に色鮮やかな青に光っているのはゲームマスターのキャラクターである。当時ウィザードの最強装備であるオーディン装備だ。
他の地味な色をしているキャラクターはユーザである。

画像3

こちらの画像の中心に白く光るまぶしいキャラクターもパルテナ装備を装着しているゲームマスターである。

このゲームには装備強化システムがあり、+11まで強化でき(現在は+15)、+7から装備が光り、+9で光り方が最大となり、+10、+11ではさらにエフェクトがついていく仕組みだ。

この光り方がなんとも美しいのがこのゲームの一番の良さだと私は感じている。

光ってる=めっちゃ強い

また、180レベルを超えると羽を装備する事ができ、能力アップはもちろん移動方法が歩くから飛ぶに変わり、ユーザから憧れの的であった。
羽に憧れすぎてリアルでもいつからか羽が生えればいいと考えるようになったこともあった。

羽が生える=かっこいい

この装備が光るというシステムは10年以上前のオンラインゲームではよく見かけていたが、最近では光ることがあっても控えめに光ったり、白や薄い黄色でモヤがかっている程度でここまで極端に光るとうゲームは見なくなっており非常に残念である。

3.宝石のドロップ音に脳が焼ける

どんなゲームにもレアなアイテムがドロップした際の音があると思うが、このゲームに関しては宝石がドロップしたときに特別な音がなる。

キーン

このキーンという音が聞きたくて、モンスターを狩りしていた。
また宝石にも3種類があり、その中でも一番高価な祝福の宝石が初めてドロップした高校1年生の夏休みを私は忘れる事はないだろう。

当時発売されたパッケージに祝福の宝石が2つもらえるシリアルコードがつくという事で、近所のヤマダ電機で買ったのもいい思い出だ。


4.形成されてた性癖

なんでモンスターの沸き待ちしているのに横から狩っていくの!
装備を強化したのに光らない!
このゲームは羽装備ないの??
宝石はドロップしないの??

私はMUのあとにいくつものゲームやっていく中で様々な疑問点や不満点があり、どれも比較対象がMUとなっている。これは私の中のMMOの標準(性癖)がMUとなっているためだ。
そういう意味でも最も心に残っているゲームはMUだと考える。

5.最後に

 書き始めると思い出話が止まらなくなるので、この辺にしておこう。
この先、人生においてこれほど影響を与えるゲームはでてこないと思っている。今も尚、MUはサービス中であるため興味を持った・懐かしいと思った方はぜひともプレイして頂きたいと思う。
現在は自動狩りシステムや、最強の装備がガチャから出たりと当時からすれば考えられない事であるが、ピカピカ光る装備やハデなスキルは健在であるので、私は定期的に復帰しては遊んでいる。

 PCオンラインゲーム業界を取り巻く状況を考えると、致し方がないのは理解しているが、PCオンラインゲーム以外にもスマホゲームやサブスクによる動画配信サービスなどのエンタメが充実し、移り変わっていく中でいつまでもサービスを続けて生き残って欲しいのが切な願いである。

6.もしよかったら

また普段はPCオンラインゲームという文化がこれからも、継続していって欲しいと願いも込めて、動画を作成しております。
興味のある方はぜひご覧ください。

PCオンラインゲームが長く続いていけるように、何か協力できることがありましたら、ぜひともお手伝いさせてください。

この記事が参加している募集

#心に残ったゲーム

4,939件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?